猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

切腹

2011-12-26 03:13:49 | 日記
先日「一命」という映画を見たが、そのオリジナルの「切腹」がBSで放送されてたので、
見てみた。
ストーリーは大体同じ。ちょこちょこ変わってる所はあったけど。
「切腹」は1962年の映画で、カンヌ国際映画祭の審査員特別賞?か何かを受賞している。
「一命」もすごく迫力があったけど、「切腹」も相当だった。
どっちがいいかと言われれば、どっちかなあ…レビューでは断然「切腹がいい」という
評価が多い。まあ大体洋画でも邦画でも、リメイクはオリジナルにはかなわない、と
思うけど。でもこの映画に限っては、どっちも良かったと思う。
「切腹」は主演の仲代達矢さんの演技が怖いくらいすごい。私は仲代達矢、丹波哲郎、
三国連太郎の若い時を見たことがないのだが(あ、丹波さんはあるか)、この映画で初めて
見て、あ~こういう演技をする人たちなんだ~、と思った。
やっぱり昔の俳優さんたちの方が演技がうまいんじゃないだろうか。
もちろん現代でもうまい人はいるけれど。
驚いたのは、この時仲代達矢が30歳だったということ。とても30歳には見えなかった。
設定は45~50歳くらいだと思うんだけど、そのくらいに見えた。
逆に岩下志麻さんは、この時21歳?くらいのはずだが、そんなに若く見えなかった…
(岩下志麻さんすみません)
「一命」の満島ひかりさんは25歳くらいなのかな?でも岩下さんよりずっと若く見えた。
でも、海老ちゃんは頑張ってたと思う。仲代さんの迫力には負けるが、相当良かった。
殺陣の時の身のこなし、さすがだと思った。

仲代さんと言えば、今年亡くなった田中実さんを思い出す。仲代さんも大変なショックを
受けたらしい。田中さん、どうして自殺しちゃったのかなあ。生きてて欲しかったなあ。
自殺じゃないけど、今年はピーター・フォークが亡くなったのも、とても残念だった。
コメント
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