たとえば脳脊髄液減少症・・・・・・

ある日、ソレは突然やってきたかにみえました。
30年前の交通事故の記憶がよみがえる・・・・・・

病名を探して~(10)

2009年11月23日 | 病名を探して…

~脳脊髄液減少症の起立性頭痛~

いきなりですが~
病名を探してシリーズを再開しようと思います。
なんと2008年2月からですから1年9ヶ月ぶりですね~
熱海受診を機に一旦、仮完結してはみたものの、
まだまだ「病名」にはたどりつけてないところで、中断してしまっていました。

再開しようと思った。。。その
きっかけは~~~~~フジテレビ

先週水曜日11月18日に放映された番組でした。

フジテレビ(FNN)スーパーニュース

「大家族の母親が、脳脊髄液減少症になり入院!
さて残された家族は?その奮戦ぶりを密着取材。」
みたいな内容です。

番組内では、残念ながら「脳脊髄液減少症」に関する詳しい説明はありませんでした。
が、そのお母さんの激しい頭痛の症状に、過去の思い出にスイッチが入りました。

そのお母さんが、どんなきっかけで発症したか。。。は不明でしたが
いきなり、激しい頭痛に襲われたらしい
その頭痛は。。。彼女いわく
頭から子供が生まれそうな
脳みそをギュッとつかまれたようないやぁ、ビックリした

そして頭を起こすと激しくなる頭痛は、寝ていると楽になる。。。とか。
入院して、点滴&安静臥床で様子見状態でした。
手術という選択肢もあるが(ブラッドパッチの事かな?)、身体的、治療費負担を考えて、まだしていない。

病院内での移動は車椅子ですが、頭は痛くて上げられない・・・


頭を上げると起る頭痛
立位・座位で悪化する頭痛
これは「起立性頭痛」と呼ばれるものです。

実は私も、まったく同じ症状を体験しています。
「髄液採取」から約一日半ほど経った頃に発症しました。
頭を少しでも上げると、
ズキン、ズキン、グワン、グワン、ムギュ~
首から上が、身体から分離しそうな、ものすごい痛みが。。。
片頭痛とも緊張型頭痛とも群発頭痛とも、
いわゆる普通に「頭痛」と言われているのとは、レベルもラベルも違う痛みです。
鎮静剤では効きそうもない。。。悪魔の激痛。

身体の揺れも激しいし、気分はこの世のものとは思えない悪さだし
な~に~これって。
一体、私の体の中で何が起っているの~
それでも生理現象は容赦なく襲ってきます。
トイレに立つ時も、頭を下げて、ソロリソロリ。
まるで、闘牛士の赤い布に向かっていく、ヨボヨボな牛のような格好で。
しか~~っし
横になると、ふわ~っとその頭痛は消えるのです。

何とも不思議な頭痛です
こんな頭痛があったとは。。。
頭を起こすと、激しい頭痛=ずっと寝たきり
もう二度と頭を起こすことが出来なくなるのでは
これって相当ヤバイ病気なのでは
ひょっとして、このまま寝たきりおばさんになる。。。ぶるぶる。。。ひ~

このまま家で寝ていてもダメなんじゃない?
早く病名を確定してもらわなくては。。。
でも、こんな状態では、病院にも行けやしない。
だって、頭を上げるとものすごい頭痛が。
起きている事ができない。。。
誰か~身体を水平にしたまま、ワタシを病院に連れてって~
誰か~イル-ジョンで横になったままのワタシをちゃんとした医師のいる病院に飛ばしてくれ~

救急車は、前々日にお世話になったばっかりだしな~。
しかも脳外科で「髄液」抜かれてからの劇悪化
次に救急で乗りつけた総合病院でも「異常なし」と帰されたんだった。。。
じゃあ一体何科に行けばいいのでしょう。
どこに行けば、この病気を理解してもらえるのでしょう。

でも、この頭痛はタダモノではありません。
今のうちに手を打っておかないと、取り返しがつかない事になりそうな予感


この時、私は、かなりパニック状態。
だって、生命にかかわるような症状が、てんこ盛りなのに
「異常なし」「気のせい」「ストレス」でしょ。と見捨てられたのですから
これで冷静でいられる人がいたら、ぜひお会いしたいものです。

でも、こんな仕打ちを受けたにも関らず
「病院で分らない事はないはず
とまだ西洋医学信仰の信者だった私は、

その時、一番してはいけない「道」を選択してしまったのです。。。

(つづきます)


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16 コメント

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きゃぁ~!! (銀狐)
2009-11-24 01:00:57
この3連休、いかがお過ごしでしょうか(笑)
何ナンでしょうか?!この午前中のマッタリ感・・・やりたいコトはたんまりあれど、3日とも1日が異常に短かった気がします
おまけに最終日の夕方、首の裏から下に引っ張られるような頭痛??重い頭??に見舞われ。。。かなり焦りましたわ
『ついに来たかぁ』って、ナニがぁ?!
頑張れるよ。アタシ、まだ頑張れる
今週は忙しいンだぁ~~
・・・さて今週はいつ倒れることでしょう 
のぶサンの再開、楽しみにしておりましたワン
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痛み (おせつ)
2009-11-24 08:17:26
のぶさんも、あの大家族のママのような症状が、出ていて、言葉で、表すと、こういう感じだと、痛みもわからない、おせつにも伝わるものがあります。
こういうスレを見ますと、やはり、見た目でわからないだけに、声を上げていかないと、自分だけが、我慢すればいい状態になってしまいますね。
我慢できる範囲なら良いかもしれないけど、
そんなもんじゃないのは、皆さんの症状を聞いてるとわかります。
こんな状態で、どこへ行っても異常なしじゃあ、何を信じて良いのかわからなくなりますよね。 
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私はめまい (ゆり)
2009-11-24 10:25:08
のぶさんは頭痛あったんですね?

私は起立性めまい今もまだまだ続いてますよ

一生横になり生活嫌なんで何とかしないと
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銀狐さん、頑張らないで! (のぶ)
2009-11-24 11:42:19
世は三連休なるものだったのですね~。
私にはあまり関係ありませんがぁ
ただ、ラジオで、どこそこトンネルで渋滞何十キロ
という交通情報を楽しく聞いておりましたふふっ。

銀狐さん、頑張りすぎですよ。
身体が不調になるって事は、休みなさい、っという身体のメッセージなんですから~~
いくら忙しくても、しなくていい事は極力しない主義でいかないと。
さて、今週も怠け者でいきましょう。
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おせつさん、こんにちは♪ (のぶ)
2009-11-24 11:56:08
そうなんですよ。
この病気は、言葉では言い尽くせない症状ばかり。
どなたかが、上手に表現して下さったものに対して
「あっ、そうそう、その通り」って感じ。

我慢できる範囲じゃないですね。
私は、今まで自他共に認める、我慢強い女だと思っていたのですけど。。。
そんなもの、もろくも崩れ、吹っ飛ぶような、ものすごい症状なんですよ。
もう何十年も生きてるおばさんだってそうなんですから、人生経験の少ないお子さん達は、
表現の仕方が分らず苦しんでいるのでしょうね
子どもの脳脊髄液減少症患者さんのためにも、代弁者として、年長さんも頑張って言語化していかなくては
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ゆりさん。こんにちは。 (のぶ)
2009-11-24 12:14:57
私も、今は頭痛はないのですが~~
ゆりさんはめまいですか。。。
私もめまいは毎日ありますよ
でも起立性ではないみたい。
寝てても揺れてますから~~。

先月の検診で、少しづつでも歩くように、と薦められました
なるべく自然の中で、自然が放つエネルギーと触れ合っていると、治癒力が活性化するのだそうです
ふ~む。
なかなか大変ですけど~
一日1分でも、外気にあたるようにしております
焦りは禁物です。頑張りすぎると振り出しに戻っちゃうし。その兼ね合いがね。なかなかね

少~しづつ、少~しづつ、一緒に気長にいきましょう
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おおっ・・・ (ゆめ)
2009-11-24 12:26:54
のぶさんにスイッチが・・・・
ついに、入りましたか?

続きを期待します。

(「一番してはいけない道」が何か、
だいたい予想してしまっている私

これも同病患者ならではのクセ?)
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おぉっ・・・( ´艸`) (のぶ)
2009-11-24 12:46:02
ゆめさん。こんにちは~
期待にそえるかどうか。。。

おそらく。そのゆめさんの予想は当たっている
。。。と予想してしまう私。。。

同病患者のサガですかね~~
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自覚症状 (かーこ)
2009-11-26 08:52:34
自覚症状の表現の難しさ
凄く感じています。
できる限り伝えていかないとと感じてます。

気が狂いそうになるほどの
頭の痛さ・・・
これが病気でないなら何が病気なんでしょう?

ところで
先日強烈なドクハラにあってしまいました。
否定派医師の典型でした。

BP後の波により少し不調で
点滴をしにいってたんですが・・・
ただ、点滴を受けたい患者に対して
自分は脳外科の権威であると自慢したあげく

脳脊髄液減少症に真摯に取り組まれている
お医者様のことを
水物(水痘症や髄液漏れ)しか扱わない
たいしたことない人たちといい
BPは3ヶ月しか効果ないから
やりたければ3ヶ月に1回RI検査し
やればよいと・・・

患者の私も見下すかのように言ったのです。
まだまだ侮辱の言葉は続きました。
この病気に取り組まれている
お医者様への侮辱の言葉は
さすがに頭にきて言い返しましたが・・・。

それをBPで救われた患者に向かって
意図も正論のように自分の意見を述べ
自分の無知をさらけだし

近年脚光を浴びてるお医者様への
嫉妬や妬みが見え隠れし、
人間の汚さをみてしまいました。

こんな医師が脳外科学会で多く存在する以上
この病気に取り組まれているお医者様や
この病気になってしまった患者は
可哀想でなりなりません。

病を経験したものが
どういう形であれ声を上げていかなければ
病気自体が巨大権力によって
なきものにされてしまいます。

だから、症状なり治療効果なり
自分が経験した自覚症状を
人が想像できるような言葉で
表していこうとおもいます!!!

ごめんなさい、変な文になりました。


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そ、それはヒドイ(T_T) (のぶ)
2009-11-26 12:22:25
かーこさん。こんにちは。
それはそれは。強烈なドクハラ酷すぎます。
私も何度も何度もあいましたよ~。
彼らには近い将来、何らかのしっぺ返しがある事でしょう。
月に代わってお仕置きよ
数年前のノーベル賞を受賞なさった小柴昌俊さんが、こんな事を書いてました。
「科学者には一流と二流に分かれる。
二流の方は、自分の経験や学んだ知識で、全ての現象を説明しようとする。
そして自分に理解出来ない事を排除し否定するだけ。
一方、一流の科学者は、自分を常に疑っている。自分の学んだ知識は、あくまでも仮説であり、しかもほんの一部でしかないことを知っている…」

医学の分野も同じですよね。
医学の教科書に書かれているのは、ほんの一部。
解明されてない事の方が圧倒的に多いんですね。
これからの時代は、医師も淘汰されていくのではないでしょうか。
目の前にいる患者さんの声に、耳を傾け、謙虚に受け入れる事ができる、真摯なドクターだけが生き残れると信じたいです。

脳脊髄液減少症の患者は、そのドクハラ体験も声を大にして訴えていきたいですよね本物の医療のために。
かーこさんの、切れ味の鋭い文章、いいですね
これからも期待してま~す。
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