たとえば脳脊髄液減少症・・・・・・

ある日、ソレは突然やってきたかにみえました。
30年前の交通事故の記憶がよみがえる・・・・・・

病名を探して~(4)

2007年09月23日 | 病名を探して…

~腰椎穿刺前のドクターショッピング・その2~

私は長い間「ふわふわめまい」に悩まされ、
さまざまな科を渡り歩き、
その都度、今度こそと希望をもって受診してきました。
内科・耳鼻科・眼科・整形外科・婦人科・歯科・脳神経外科・・・・・・

が、

ドクターショッピングを続ける間も
症状は自分でも気がつかないほどビミョーに
ジワジワと、でも確実に悪化してきていたのです。

数多くの医師の診察を受けましたが
あらゆる検査で異常がなければ
「あなた神経質ですね。気にしすぎるタイプでしょ。」
と心因性のものと決め付けられます。
ズボラでがさつ、超ノンキは私が「シンケイシツ?はい~~~?」

当時の症状は
・歩くたびに脳が揺れ動くようなふわふわ感(何時の間にか進化してました)
・聴覚過敏(金属音やお皿がぶつかる音が脳に響いて辛い)
・頻尿(水分を摂らないようにしていたのに)
・常に脳がもやもやする感じ
・食欲不振(空腹感はあるのに胃の入口が開かない感じ)
・手足のしびれ感
・後頭部の詰まった感じ、緊張型頭痛

それに加えて
部屋を片付けられない、外出が億劫、
とにかく身体を動かすのが辛いのです。
だるくてだるくて、時間があると、ついつい横になる時間が増えていました。

運動不足の怠け病・・・まさにその状態です。
やる気も気力もあるのに、身体が動かないのです。

あんなに大好きだった友達との会食や飲み会も
その日体調が悪くなったら・・・・・・と考えるとイマイチ積極的にはなれません。
それでも無理して参加しては、食べられない、を繰り返していました。
これって、ひょっとして「ウツ?」
あまりに「自律神経失調症」だとか「仮面うつ」だとか
「神経過敏」だとか多数の医師に言われ続けていると
自分的には絶対ちゃうで~!と思っていても
「ひょっとしてそうなん?」と思い始めてしまうから不思議なものです。
「うつ病」がメディアにも大々的に取り上げられ
市民権を得はじめた頃でした。

そんなある日いつものように日中からごろごろ横になって
大好きな韓国ドラマを見ていたら
いきなり震度4の地震です。
結構大きいです。
TVをNHKに切り替えてニュース速報を待ちましたが
一向にテロップが出ません。
「変なの~~。」とその時はあまり気に留めなかったのです。
が、それが頻繁に起るようになり、
ようやく、それが自分だけに起る「1人地震現象」だと知りました。

身体が地震のように揺れる・・・。
この症状も何人かの医師に訴えましたが答えはみな同じ。
「三半規管のトラブルで実際には揺れていない」

でも私は確信していました。

いや!ほんとに身体が物理的に揺れている!
震源地は脊髄だ!

(この謎は、後に出逢う1人の治療師さんによって
明らかにされました。
この揺れは、脳から尾骨まで続く「硬膜」の異常な緊張によるものだったのです。
西洋医学的には、こんな概念はないかもしれませんが、
揺れてる私自身の感覚は、まさにコレです。かなり近いと思います。)


この頃には、もうドクターショッピングをする体力もなくなり始めていました。
座っているのも辛い、立っていられない、横になっても辛い。
いつか倒れるかも・・・。

「その時」はひたひたと、音もなく静かに近づいてきていました。


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5 コメント

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ありがとう。 (ゆめ)
2007-09-24 11:22:40
ああ~私が言いたかったこと、そのまま代弁してくださっているようです。

なんだか、こういうこと書いてくださる方がいてくれると、肩の荷がおりる気がします。
ありがとうございます。

症状、同じですね。
医師による診断はまだでも、限りなく私に症状が似ている・・・・。

目に映る画像が揺れるから、
地震のように錯覚してしまうんですよね。
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こちらこそ (nove)
2007-09-24 14:03:06
ありがとうございますぅ。
やっぱり似ているんですね。
経験した方でないと、絶対理解できない症状ですよね。
私もゆめさんのような方の存在が心の大きな支えです。

しかし、この病気に
「自然治癒力」って働かないのでしょうか?
私はある治療師さんに
「硬膜がありえない捻り方や動きをしている。
相当な力が加わったとしか考えられない」
と言われました。

硬膜の治癒は一筋縄ではいかないようですね。
もちろん硬膜だけの問題ではないのでしょうが、
西洋医学では「脳脊髄液」「硬膜」の働きは未知の分野ですものね。
誰か早く研究してくださいよぉ~~~~
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漏れをとめないと (ゆめ)
2007-09-25 09:14:07
自然治癒が難しいようです。

ちょっとたとえは違うんだけど、
ムリにたとえるなら、

出血している皮膚の傷の自然治癒は、
まずは止血して、血をとめてから、
皮膚を縫い、その傷がだんだんくっついて癒えていく・・・

でも、
血がもし血小板もなく固まらず、どうどうと流れ出ている状態で、でも、血はどんどん生産されて、補充されて、失血死はしない状態だと仮定して、

血がドウドウと流れ出ている状態では、
皮膚の傷はなかなか自然にふさがらない。

そういう状態みたいです。

漏れたままでは、
立った時の重力とかで
脳脊髄液が脊髄硬膜の傷を押して漏れ続けている状態では、
傷がふさがりたくても、
ふさがらないのではないでしょうか?


だから、まずは血糊で、傷をふさいで、
それから、だんだんと脳脊髄液の循環量が上がっていくようにして、症状が消えていく。

そういう治癒の仕方みたいです。

怪我した直後に充分に安静にして、
裂けた脊髄硬膜に漏れで圧力がかからなければ自然にふさがることもあるのでしょうが、
漏れが多いとか、複数個所とか(私の場合)
何年も放置された場合には自然治癒は難しいみたいです。


以上、あくまで、想像です・・・。
返信する
詳しいご説明 (nove)
2007-09-25 16:22:18
ありがとうございます。

そうですよね。
自然治癒が難しい感覚、よく分ります。
眼で見える傷ならば
そこを止血して縫合してってできるけど
眼に見えない傷は、どこにあるのかも
本当に傷があるのかも分りませんからね。

私は、この訳のわからない、なかなか治らない
病に倒れてから、
眼に見えない世界も信じられるようになりました。
もちろん、見えないけど、
感覚的にあるのかなぁ~~って。

ゆめさん、
また色々教えてくださいね。
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私も・・・ (ゆめ)
2007-09-26 14:10:11
そう、
目に見えない世界も、
科学的にまだ証明できないことも、
あるかもしれない、と思える人間です。

ありえない、とは思わない。
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