たとえば脳脊髄液減少症・・・・・・

ある日、ソレは突然やってきたかにみえました。
30年前の交通事故の記憶がよみがえる・・・・・・

明らめる

2009年01月08日 | 心に残る言葉

「明らめる」……「あきらめる」と読みます。

「明らめるけど諦めない」

鎌田實さん(諏訪中央病院名誉院長)著
『あきらめない』
の中で、妙に心になじむ言葉と出逢いました。

ある知的障害を持つ癌患者さんの治療をめぐって
鎌田先生は、揺れに揺れます。
投げ出したくない。そう簡単に諦めたくない……。

そして。
国語辞典を引っ張り出します。

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あきらめる


「諦める」ーある事柄について望みを捨てる。断念する。

その隣にもう一つの、「あきらめる」があった。

「明らめる」ー物事の真相をはっきりさせる。

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古語の「あきらむ」には、
心を明るくする、心を晴らすという意味があるらしい。

すがすがしい感じがしました。

日頃、うっすら感じていたこととビンゴです
病気快復に対して「諦めない」のは確かに大事ですが
「諦める」事も同様に大事なのではないか……。

今の私はどんなに根性を振り絞っても
1日を通して、身体を起こしているのは不可能です。
家事だって最低限しか出来ません。
友人との飲み会なんてもってのほか
ランチすらかなり辛い
お仕事も当然無理です。
頂いた手紙やメールの返信も滞りがち。
友人知人・親族への不義理も重ねまくっています。

でも今、自分が出来る事と出来ない事を
しっかり見極め、「明きらめる」事は大切です。
この状態を受け入れることで気が楽になるし、救われます。
「出来ないこと」を前向きに「諦める」事が、
病人には必要な「能力」ではないでしょうか。

だって病人なんだも~ん
だって出来ないだも~ん
だって頑張れないんだも~ん

いわば、【病人力】…なのかな。




ところで
もう松の内も明けてしまいました
今年も「明らめる」けど諦めない。

決して「がんばらず」に頑張りたいと思います。

なんだか禅問答のようになりましたが、

平成21年
ぼちぼち いきまひょ~~