退院してから早くも3ヶ月が経ちました。
今週、熱海初再診に行ってきました。
この3ヶ月… 律儀に「生食パッチ」すること十回。
効果は実感しています。ただ、極めて不安定です。
回を重ねるごとに右肩上がりに、改善していく…
な~んて甘いものではありません。
体調は折れ線グラフ。
良いと思えば、また下降、下降したかと思えば、また下降…下降…。
で、プチ上昇してはまた下降。
生食パッチで、速効効果を感じられる日ばかりとは限らなくなってきました。
ホントまに、こんなん続けていて治るのかいな…。
一抹の不安がよぎります。
揺れる~揺れる~乙女心
今回のテーマはこの「迷い」
私にとって初めての「熱海再診」です。
与えられる持ち時間は、たったの「十分」。
この貴重な「十分」をいかに使うか。生かしきるか。
ポイントは、質問項目を一つに絞り込むこと
S医師にお聞きしたい事は山ほどありますが、
どうしても一つにしぼれと言われれば、コレしかありません!
「生食パッチと今後、どう付き合っていくか!」
S医師のお答えはいたってシンプルでした。
「信じてお続けなさい」
ははぁ~~
この一言で迷いがふっきれました。
「生食パッチ」は硬膜外に生理食塩水を注入し、
硬膜に圧力をかける事で、脳脊髄液圧を上げる効果をねらうもの。
脳脊髄液圧が上がれば、一時的に髄液が増えた状態になり、
下垂している脳が、ブカ~と浮かび、あるべき位置を思い出す。
「脳」が正常な場所を思い出したらしめたもの。
人の身体は不思議なもので、どんな状態に陥っても、
ちゃんと元にもどろう、とケナゲに働きます。
脳が元にもどろうとすると、髄液もそれに伴って、増えよう増えよう、と頑張る。
それは「自己治癒力」ともいいますが。
つまり「生食パッチ」は、人が持つ治癒力を引き出す、
かなり原始的かつ自然な治療法なのです。
気功師が「気」を流し、治癒力を高めてくれるように。
西洋医学のドクターは「気」の代わりに「生理食塩水」を流し、
治癒力をうながします。
西洋医学の概念だけでは、とても理解できない療法です。
だって、ドクターだって、「生食パッチ」で患者の身体が
どう変化するのか・・・なんてやってみないと分らないんですもの。
治療師が分らない事は、患者にしか分らない……。
ただ脳脊髄液は、そう簡単に増えるものではないらしい。
すご~く時間がかかるそうです。
生食パッチも一時的に楽になるからと、月に何回もしても、意味はないそうです。
それより、気長に、諦めずに、続けることが大事……。
月2回程度のペースで1年は続けた方が、とおっしゃってました。
やっぱり1ヵ年計画なんだぁ~~~
熱海の病院では、外来で2ヶ月に一度しか「生食パッチ」は行っていないとか
それでも、5回6回(つまり1年近く)と、
回を重ねるにつれ、改善されている方が増えているそうです。
つまり、そうなんです。
髄液は、そう簡単に増えるものではないんです。
結果を急ぎすぎてはいけないんです。
気長に「ローマ」が成るのを待つとしませう