たとえば脳脊髄液減少症・・・・・・

ある日、ソレは突然やってきたかにみえました。
30年前の交通事故の記憶がよみがえる・・・・・・

生食パッチだけで治った患者

2008年04月26日 | 脳脊髄液減少症

生食パッチ、真面目に続けています。


「生食パッチだけで治った人もいる…」
とは熱海のS医師からお聞きしたお話です。


その方、低髄界では、ちょっとした有名人らしい。

私が通うペインクリニックのドクター

「あっ、それ、ウチに来てた患者。
熱海から紹介されて来た人。」と、鼻がふくらんだ。

へっ
そうなんだぁ~
その方、熱海で二回BPして漏れが止まったけれど、
症状がなかなか改善されないという
脳脊髄液減少症の上級者だったとか、


きゃ
私と似てるわ
わくわく。


それでそれで~?


「最初はね。歩くのも大変よ、でも今じゃ、
飛行機乗ってアメリカなんか行っちゃってからね~」


そうなの~
それで、のべ何回くらいで?

「う~ん。数十回!
一年以上はかかったわな」

一年以上……かぁ……。

「とにかく、しつこい人でね。諦めなかったね」

来た!
病気克服のためのキーワード
しつこさ」と
諦めの悪さ

そうです。
それこそ私が最も苦手な分野です。
「しつこい」人きら~い
諦めは滅法早い。
これで、今までいくつ大事な恋を逃してきた事か(遠い目)

しか~し
この病気に限っては、このエネルギーが何より必要らしい。

ホントに、神様は、私に様々な試練を与えて、鍛えて下さろうとしています。
特に頼んでもいないのにさ…


生食パッチ、今回で五回目ですが。
私の場合、即効性ありです。
どのくらいの効果があるか、といえば

行きのタクシーの中。
行き先告げるや否や
後ろのシートで、グッタリ横たわっています。


帰りのタクシー。
「お客さん、お仕事帰り?」などと聞かれ、
たっぷり30分、運転手さんと軽口たたき、人生論とか語りあっちゃう
つまり、その位、元気になってます。
おそるべし。ナマショク

まあ、今のところ、朝めざめたら、魔法はとけているのですけどね。
一晩しか持たないウタカタの夢なのですけどね。

それでも、改善されている、という実感は貴重です。

「しつこく」続けてみようと思います。
「生食」をやってもやっても改善されず「や~めた」と
1人2人脱落していく中で、
諦めなかった彼だけが「栄冠」を勝ちとったのです。

ただ、こればかりは、症状の個人差がありすぎて一概にはいえないでしょう、
でも生食し続けて治った人のエピソードは希望の星
是非とも私も第二の
「しつこ女」の仲間入りを果たしたいものです。

ちなみに

前回、試してみた
生食パッチ&星状神経節ブロックのダブル注射の効果は……???

ブロック注射は、顔がムンクの叫びになるわ、メマイ感がますわ、
頚椎の筋肉が余計緊張するわ、でさんざんでした。
どうも私には合わないようです。

しばらく、生食パッチオンリーで続けてみます。

 


春の憂鬱

2008年04月20日 | 脳脊髄液減少症
このところ調子が悪いです。

春なのに…
春だからなのか…

何もする気が起こりません。
食欲もあまりわかないし。
身体もあちこち、おかしいし。

だいたい、体調いい日というのがない私
その私が「体調が良くない」というんだからよっぽどです。
ほんのたまに、たま~にですが、
「あら、ちょっとイイ感じじゃない?」と感じる時間があります。
生食パッチの後とかね。数時間だけなんですけど。

でもその「イイ感じ」という状態は、
おそらく普通の人にとっては「ものすご~くダルダル」状態の2乗位かも。

私の日常は、
健康な人には想像を絶する、奇想天外な世界です。

もし、ドラえもんの道具に「症状のり移り機」なるものがあって、
この症状が、普通な人に瞬間移動するとしたら

100人中99人は
間違いなく発狂する事でしょう。
残りの1人は失神するか、あるいは……。

そして「こんなんで、よく生きていられるね」
といたく尊敬される事でしょう。
もし平静でいられる人がいたとしたら、
ワタシ「神」として拝みます。断言します。

そのくらい、この世のものとは思われない、恐ろしい症状です。
「痛い」「ダルい」「疼く」「張る」「重い」とか
そんな既存の言葉を遥かに超えているんです。

人が生きている上で、大事な大事な何かが壊れている、
としか思えない感覚なのです。
こればかりは経験しないと、まず理解不可能

でもでも、
どうか家族や友人や知人達には絶対、のり移らないで
ハンパじゃなく辛いから。
生半可な精神力では負けちゃうから。
神様が、私を選んでくれて大正解です。
人一倍、我慢強い私だから耐えられているのです。

でもでもでも
「脳脊髄液減少症なんて病気はない」と言い張っている
医師や保険会社の偉いさんには
是非とも一度味わって頂きたいです。

どんなに辛いかどんな言葉に表しても、
語り尽くせない症状の数々を是非、
身体で知ってもらいたいです。
身体で、この病気が存在するって事、分って下さい。

お願いドラえも~ん
「症状のりうつり機」
作って実用化してくださ~い

もし、この世に病気がなかったら…

2008年04月15日 | 心に残る言葉

少し間があきましたが。

「もし、この世に障害者がいなかったら…」の続きです。

実は、このお話、
山元加津子さん(養護学校の先生)のサイト
「雪絵ちゃんの願い」から、ほんの一部だけ引用させて頂いています。
あまりに、素敵なお話だったので、ここでもご紹介します。

私は、このお話にふれて、
もしかしたら病気や障害というものは、
宇宙や地球や、人類を助けるために存在しているのかもしれない…。

と思うようになりました。

NHKスペシャル
「驚異の小宇宙 人体Ⅲ」のある回。

『エイズ』

人類はエイズのために、
絶滅すると言われた事がありました。
けれども、
絶滅はしないでしょう。

なぜならば、
エイズにかからない人がいるということが分かったから。

話は700年前にさかのぼります。

スペインのある村で、ペストが大流行しました。
相当な数の死者がでたけれど、
村人の何人かだけが生き残りました。
その生き残った何人かは700年の間に、だんだんと子孫が増えて、
たくさんの人数になりました。
この人達がエイズにはかからない方々なのです。

すごく不思議なことなのですが。

もし、300年後とかで、エイズが発生していたら、
人類は滅んでいたでしょう。
それでは、人類を救うだけの数に、子孫の数が足りない。
ちょうど地球を救うだけの数になるのには、700年かかるんだそうです。

まるで700年後にエイズが大流行することを、知っていたかのように、
700年前にその村でペストが発生している…


サイエンスライターの柳澤桂子さんが、こう結びました。

「私たちが今、こうして生きていけるのは、
過去に、病気や障害を持って、苦しい生活を送ってくれた人がいるおかげです。
もしその人がいなかったら、私たちは今、ここにいないでしょう。
今、私たちの世界にも、今生きているこの社会にも、
障害や病気を背負っている人はたくさんおられます。
その人達は、私たちが、未来の私たちの子孫のためにも、
支えていかなければならない、大切な人たちなのです」


この世には、病気の遺伝子のように、個人にとっては悪い遺伝子というものがあります。 
でも、それにはなんらかの意味があって
社会に存在せざるを得ないのです。  
重症の子供とか、障害をもつ人たちはどうしても
何パーセントかの確率で生まれてきてしまいます。

例えば、1万人に1人という難病。
神に選ばれてしまったその人や、ご家族は

「なぜ、私なの?」
「なぜ、我が子なの?」
と自分の不運を嘆くかもしれません。

でも、その人が病を負ってくれたおかげで、
他の9999人の人が、その病から救われています。 

健康な人間の代わりにその苦しみを引き受けてくれているのです。 

もちょっと続きます


「星状神経節ブロック」も始めました

2008年04月06日 | 脳脊髄液減少症

二回目の「生食パッチ」してきました。

そしたら
「ご一緒にポテトはいかがですか?」
じゃなかった。

「生食と併せて星状神経節ブロックはいかがでしょう?」
と勧められました。

星状神経節ブロックとは、
首にある交感神経節に局所麻酔薬を注入するもの。
首や頭、肩などの血行をよくし、痛みや筋肉の緊張をほぐす作用があるとか。
要は、病気や緊張で乱れた身体の調和を回復させる作用があるらしい…。

ふむふむ

ペインの医師曰く、生食と一緒に行う事で、さらなる改善が望める…らしい。

ふむふむ

星状神経節ブロック注射は、
「痛みのデパート」低髄の方には耳馴染みのある治療法でしょう。
乱暴な言い方をすると、痛みを感じる神経を、
麻酔薬で一時的に遮断する…といったイメージなのかな。
(あっているかしら)

ただ、この療法は一時抑えであって
これで根治された、という話はあまり聞きません。

それに、これって首に針刺すんでしょ、
手元が狂って大事な神経にグサリ、的な
事故もありえますよね……。

「まぁ、まれにね。針跡に血豆が出来て息が出来なくなることがね。」

え~!やっぱりあるんじゃん!

「10万人に一人よ。交通事故にあう確率より少ないんじゃないの。」

ふむ

この際、少しでも緩和される可能性のあるのなら、なんでも試してみましょ!

で、この日は、腰と首両方に注射されることに。
生食パッチは前回と同様25cc入れてもらいました。
星状神経節ブロックは……
全く痛くありませんでした
医師の腕がよかったのかもしれません。
蚊に刺された程度です。
初回という事で40分程度、ベッドで安静に

5分位してから。
顔の神経・筋肉がだら~~んと弛緩してきました。
右瞼がタラリ~~ン。
顔全体がムギュ~~。
まるで、ムンクの「叫び」のようです。
ナースの説明によると
「全く心配なし、ブロックがよく効いている証拠よ」とか。

ふ~~む

初めての「星状神経節ブロック」
これが効果があるのか、ないのか
はっきり言って、まだ分りません。

クリニックの帰りは、メマイ感がさらに増し
タクシーの揺れが辛くて辛くて
それでも、
「これは、改善の兆候だよね。きっと!」
と自分に言い聞かせ、じっと耐えます。

脳脊髄液減少症は、実に忍耐力を鍛えてくれる病です。
忍耐・我慢・待つ・信じる……
レベルがどんどん上がってくるのが分ります。

「生食パッチ」は確かに効果はあると、思います。
ただ、星状…の方は、どうなのかな~~
「激痛」がない私の場合、即効性がまるで感じられないし
副作用だけがあるとしたら。

続けるかどうか、悩ましいところデス