たとえば脳脊髄液減少症・・・・・・

ある日、ソレは突然やってきたかにみえました。
30年前の交通事故の記憶がよみがえる・・・・・・

羽生く~~ん。。。

2014年11月11日 | 脳脊髄液減少症

あっという間に11月に突入していました。

本当に本当に、毎日が飛ぶように過ぎていきます。
歳のせいなのか、脳脊のせいなのか。

ところで。。。

先日のフュギアスケートの羽生くんの激突の事故。

私は、ほとんどテレビは見ないので、ヤフーのニュースで知ったわけですが。
昨日、やっと、動画で見ることが出来ました。
羽生くんは、後ろ向きからジャンプをしようとしていて、
相手の選手は一応前を向いてはいたものの、ジャンプ寸前で。

お互いに、かなりのダメージを受けたと思います。

それでも、お二人ともにフリーの演技を滑りきりました。
これには、賛否両論があるようです。
「感動した」「言葉にならない」「歴史に残る」などなどの『賛』派。
一方、あの状態での出場は自殺行為、という『否』派。

おそらく、あの映像を見ながら、
「お願いだから、羽生くん、やめて~~~~」
と誰より必死に叫んでいたのは、脳脊髄液減少症の患者さん達だったのでは、と思います。

だって、自分たちがそうだったから。
そのような経験があるから。
頭を打つことにより、長年その後遺症に苦しんでいるから。

実は、私もそうなんです。
もう三十数年前になりますが、交通事故で眉間をしたたかに打ちました。
多分、その時、脳震盪の状態になり、意識が遠のきました。
数分後、意識が戻った時は、周りには人だかりができていて、
「大丈夫?」という言葉と、傷からしたたる血、血、血。。。

そのまま、救急車で病院に運ばれ、眉間を7針縫いました。
が、脳波には異常なし(当時はMRIなんてありません)
軽いむち打ち、という診断で全治2週間。
たしかに、2週間後には退院し、リハビリもなく、普通の生活にもどるのですが。。。

その後、訳もなく脳貧血のような状態に見舞われたり、
体調不良になったり。。。

元気はつらつ~~!
という日は少なかったように思います。

今から思えば、あの事故の後遺症により、脳脊髄は少~しずつ減少していたのかもしれません。
若いうちは、それでも、頑張れたものが、
歳を経るうちに、コップの水が徐々にこぼれていくように、症状が出てきたと思います。

今日の情報によると、
羽生くんの精密検査の結果、頭部挫創、下顎挫創、腹部挫傷、左大腿挫傷、右足関節捻挫により全治2~3週間だとか。

でもね。でもね。
頭の症状は、すぐに出ない事が多いんですよ。
1か月ほど安静にしていても、治らない。さらに悪化している場合の対応は出来ているのでしょうか?
彼は、演技終了後関係者に語ったこと。
激突後は「競技人生は終わったな」と天井を見つめていたそうです。
私も、髄液採取(腰椎穿刺)後、「人生は終わったな」とうめいていました。

つまりーそれほど強烈なダメージを身体に受けたという事です。

都内の病院ってどこですか?
メディアの皆様、画像や数値や医師の診断だけじゃなくて、
ユズ君が訴える症状をしっかり伝えてほしいです。
頭痛・吐き気・視覚・嗅覚・全身の疼痛。。。
もし、脳脊髄液が漏れていたとしたら、世にも不思議な症状が出ているかもしれません。
今の医学では解明されてない症状も出ます。

それを、「心因性」や「ストレス」だけで、かたづけないでほしい。

羽生くん。
今はもうがんばらないで。
水分補給と、出来るだけの安静と心の安静だけを頑張ってください。

アスリートとしてではなく、「人」として。生きるために。