前原海斗応援サイトが出来たようです。
海斗君の記事は、去年の5月にこのブログでも記事にしました。
あまりに理不尽で不公正で、司法に関わる人としての「ココロ」が感じられない判決でした。
海斗君は8歳の時、交通事故に遭い、「脳脊髄液減少症」を患いました。
それにより「眼に見えない」重い重い、後遺症を背負うのです。
頭を打った事で、脳脊髄液が減少し、「ホルモン障害」や「高次脳機能障害」。。。
見た目には元気そうに見えても、本人には、実に実に辛い症状です。
ホルモン障害は、成長ホルモンの分泌が異常になり、ホルモン注射が続きます。
しかも一生。。。
今は分かりませんが、当時は一切、保険が効かず、月に何十万もの治療費がかかる
という報道がされていました。
裁判はもちろん、「金銭」だけを勝ち取るためのものではありません。
海斗くんは、何より毅然と
「髄液が漏れる」という病気がある事を認めてもらいたい
と主張続けてきました。
1審・2審共に、無念の敗訴
今回は「最高裁」への上告です。
もう後がないのです。
署名も受け付けているようです。
その要望書にはこうあります。
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要 望 書
最高裁判所 御中
2004年6月5日,前原海斗くんは,サッカーの練習へ行くため,自転車で歩道を走行していたところ,
加害者の車に衝突されました。
事故後,海斗くんは身体を起こしていると頭が痛くなるため長期間入院し,
退院後もリクライニング式の車いすで寝たきりのままの移動する生活になりました。
また,海斗くんは事故当時小学校3年生で育ち盛りだったのに,事故を境に身長が伸びなくなり,また事故後は,記憶障害,異常行動などの症状も現れ高次脳機能障害と診断されました。
事故から続いていた頭痛はブラッドパッチ治療で,身長の伸びについては成長ホルモンを注射することでよくなりましたが,高次脳機能障害の症状はまだ残っています。
事故後の症状や経緯,治療の効果などから考えれば,海斗くんが,2004年6月5日の事故によって,
脳脊髄液減少症,成長ホルモン障害,高次脳機能障害になったことは明らかです。
にもかかわらず,東京地方裁判所や東京高等裁判所が,判決で海斗くんの病気や,
事故との因果関係を認めなかったと聞き,あまりに一般人の感覚とかけはなれた裁判所の判断に驚くとともに,裁判所及び裁判制度そのものに対する不信感,絶望感を感じざるを得ませんでした。
海斗くんのような典型的な症例までが事故との関係を認められないのであれば,被害者は救われず,裁判所は被害者救済の役割を放棄したことになります。
人権救済の砦である最高裁判所が,東京地方裁判所や東京高等裁判所の間違った判断を改め,被害者が救われる公平で公正な判決を下されるよう心より切望します。
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海斗くんを心から応援したい、と思います