たとえば脳脊髄液減少症・・・・・・

ある日、ソレは突然やってきたかにみえました。
30年前の交通事故の記憶がよみがえる・・・・・・

未来授業 ~明日の日本人たちへ~

2012年11月25日 | 心に残る言葉

今日は11月25日。
世は三連休とやらで、紅葉狩りの名所は賑わったのでしょうか。

私は、いつになく「ぐるぐる目まい」に見舞われ。
魔の三連休でございました。。。

そんな中、
FM東京の番組に引き込まれました。
(テレビは見ないので、一日のほとんどをFMラジオを流しています)

未来授業
~明日の日本人たちへ~

その中でも、一番、心に残ったのは。
解剖学者の養老孟司さんのお話でした。

養老氏の本はかなり読んでいるし、実際、講演もお聴きした事があります。
いわゆる、「養老節」のファンなんです。
彼の主張は、どんな場合でもぶれません。

今回の参加者は、全員、大学生。
「未来」への夢を担い、実現してくれるはずの面々です。

彼らは、「未来は変えられる」と信じている。。。
「未来」は自分で選択できる。。。と信じています。

そして「幸せだと感じる時」は。。。
の問いに
「友達や、親や、仲間に支えられている、と感じる事」
「自分の欠点を指摘してくれる友人がいる事」

など、人と人との関することが、ほとんでした。。。

養老氏は、すっぱりそれを斬る。
「幸せ」の中に、なぜ


「花鳥風月」がでてこないのか


人は平気で人を裏切る。
恋愛は、その最たるもの。
政治だってそうでしょ。平気で国民を裏切る。

人や社会を、「幸せ」の中心に据えてしまうのは、非常に危険だ。
なぜならば、「幸せ」を人とのつながりばかりに求めてしまうと、
裏返せば、その関係が崩れた時には、「不幸せ」になってしまう。。。そうでしょ。
(「そうでしょ」というのは養老氏の口癖です(*^_^*))

十数年前、いじめによる自殺が問題。これが原点だと思う。
その子たちは、猫を飼っていなかったのだろうか。。。
鳥は鳴いてなかったのか。。。
その子たちの遺書を読んでいると、深刻な問題が見えてきた。
救いを友達や先生、家族の中だけに探していたような気がする。
もし、少しでも自然との触れ合いがあれば。。。
そこにささやかでも癒しがあれば。。。

養老氏は、小学2年生の時に、終戦を迎えます。
それまでの価値観を180度変換するのを目の当たりになさいました。
人や政治や社会だけを頼りにするのは、非常に危ない、という感覚が無意識に植えつけられた、といいます。


信じられるのは、自然であり、植物であり、風であり。。。そして月。


これは、絶対に、人を裏切りませんよ。

猫や犬だって、虫だって裏切らない。。。そして「死体も」(解剖学者だからね)


養老氏は、他にもいろいろ、若い方々に対するメッセージを発していらっしゃいます。
これは、ぜひ、サイトより聞いてみてくださいな~。


思わず養老氏ご推薦の「方丈記」読みたくなりました~。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮ぶうたかたは、
かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人と、栖(すみか)とまたかくのごとし。

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今日の私。。。明日の私。。。
同じようにみえても。明らかに違います。
人生の中には、様々な、苦楽があるけれど。常に流れています。
そして。今、生きている身体も、住んでいる家も、結局「レンタル品」なんですよね~

そんな感じかな。

「方丈記」の中には、
世の中、世界のすべてがはいっている。。。
洪水、竜巻、大地震、津波。。。。。
人の生き死に。すべてが描かれています。

歴史は繰り返すって事でしょうか。

養老氏曰く
「モダンで普遍的」ってことでしょうか。。。。。。