たとえば脳脊髄液減少症・・・・・・

ある日、ソレは突然やってきたかにみえました。
30年前の交通事故の記憶がよみがえる・・・・・・

晩夏。。。のつぶやき

2009年08月23日 | つれづれに

ちょっと久々に更新します。
皆様、おばんです~

ワタシ。。。とりあえず生きております。

晩夏の気配がしてきましたね。
またまた真夏は体調がダウンしておりました

去年も調子が悪く北京オリンピックも一秒も見られませんでした。
二年前も倒れていたし
三年前の夏は、髄液採取され、地獄に堕ちてました。
その前も、その前の前も。。。
夏はいつもサイアク
ギラギラ太陽の強烈なエネルギーに負けてしまうのか。
はたまた水分不足による脱水状態に陥るのか

はぁ
終わりなき闘いですね。
今年も夏もすごい速さで走り去ろうとしています。

大事な大事な
時間が過ぎていきますね。。。。。。

思うように動かない身体を抱え
今は「生きる」というお仕事以外は何もできません。
ただただ時間が、季節が
飛ぶように過ぎていきます

なんだかな~
膨らませても膨らませても
いつもどこかから
プシュー
って空気が漏れてる風船みたい
積み上げても積み上げても
すぐ崩されてしまう積み木・・・そんな不条理な世界にいるようです。

疲れるな~
虚しくなるな~
夏の終わりは、かなりメランコリー
そりゃね
この世で起こる事にはすべて意味があり
すべて「いい事」につながっている。。。。
生かされていることに感謝感謝。。。
分かっちゃいるんですけどね。

それにしても
カミサマ~
もうそろそろ許してくれてもいいのではないでしょうか?
私の心と身体は、もう頑張り過ぎて
伸びきったゴムみたいになってますよ~


エリザベス・キューブラー・ロス(精神科医)は、死の受容のプロセスについて次のよう書いています。

① 否認
 自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階である。
② 怒り
 なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階である。
③取引
 なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる段階である。何かにすがろうという心理状態である。
④ 抑うつ
なにもできなくなる段階である。
⑤ 受容
 最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階である。

この「死」を「脳脊髄液減少症」と置き換えてみます。
私もまったく同じ過程を踏んできました。
なんで自分が…
何にも悪い事してないのになんで?
なんでここまで…?
でも私が選ばれた事には大きな意味があるのよね。

一旦は「受容」したつもりになっていたのに、症状がすると、すぐに振り出しに戻っちゃいます。
この受容のプロセスは、なかなかゴールが見えない脳脊髄液減少症患者にとっては
一直線には進まないのです。
症状のアップダウンに振り回され、すぐに「怒り」や「抑うつ」に舞い戻ります。
大事な「感謝」の気持ちさえ、薄れてしまいます。
不平不満の塊が押し寄せてきてしまうのです。

ヤバイですね。

いけないいけない

この苦しみを通して、神様は一体私に何を学べと言われているのでしょう。

神様の沈黙が辛いです。
私はアナタが思うほど強くはありません。

どうか、この試練を乗り越えられるだけの
精神力と気力と体力を。。。
どうかそれだけを、与えてくださ~い


「幸福な物は全部タダ」

2009年08月02日 | 心に残る言葉

さあ8月です。
夏本番です。

海へ。山へ。キャンプへ。海外へ
楽しいバケーションの季節の到来です。
私にもほしいな~
夏休暇。

痛みも張りも違和感もないフツーの身体でいられる日がほしいな~。
たった1日でもいいからほしいな~
半日でもいいからほしいな~

健康な人からみたらアホみたいだけど
今の私にとっては、それが飛び切り贅沢な「夏休み」

今日、FMラジオで作家の石田衣良さんが言ってました。

「幸福な物は全部タダだ」
「お金で買える物はみな大したものではないですよね。
いま生活が苦しい人は自分の暮らしの中で何か楽しいことを見つけて、
うつむかず生きていけば良いんじゃないかな。」

そうだよね~。
ほんとにそうだよね~。
豪華客船での世界1周とかディズニーランドホテルのスィートルームとか。
普通の人なら心躍るイベントも、病人には何の価値もありません。
もし、サマージャンボでン億円が当たったとしても、
紙くずにしか思えない(多分ね

以前
「お金で買えないものはない」と言っていた人がいました。
おそらく、それは八割方はあってます。
人の欲望のほとんどは、「お金」で充たされるんですってね
セレブな青年実業家には、スーパー美女がくっつくのがお約束。
それが本物の「愛」かどうかは別にして、
お金で、人の気持ちまで手に入っちゃうわけです。

しか~し。しかし

どんなに莫大な金品を積んでも手に入れられないものが、この世にはあるんです。

その1つが
「健康」

病気になってしみじみ思います。

本当に大事なものは、目に見えないんです。
『星の王子さま』も何度も繰り返して言っています。
本当にスゴい人もなかなか表には出てこないんです。
だから、普通の「眼」で見ても見えません。
「心の眼」で見なくちゃね。
心の眼は、健康で幸せな人の中では閉じています。
身体が病んで、心が病んで、苦境にたたされている時、初めて開くんです。
その「心の眼」で見るとお金で買えるモノなんて
真の意味で心を充たしてはくれやしない。。

実は大して価値もないことに気づきます。
目に見えないモノは、目に見えるモノより、圧倒的に大事だという事を

お金で得られる「モノ」で充たされる人達は、

ある意味、シアワセな方々です。
お金では買えない、もっともっと大切なものを
知ってしまった私達とは、違う次元で生きてるような気がします。

「健やかな身体に健やかな精神が宿る」
という言葉があります。
でも病気だからこそ「本物」が見えてくる事もあります。

本当に大切なモノを見極める『眼』が開かれるような気がします

「幸福な物は全部タダ」かもしれないけれど
タダより高いものもないし、厄介なのも、また真実。。。なんだよな~。