たとえば脳脊髄液減少症・・・・・・

ある日、ソレは突然やってきたかにみえました。
30年前の交通事故の記憶がよみがえる・・・・・・

クリスマスキャロル

2015年12月23日 | スピリチュアル

クリスマスイブですね
1年が、とてつもなくあっという間に過ぎていきます。
あ~今年もほとんどの時間を、横になり、たまに起きては、シャワーを浴び、家人のために家事をし。

そんな日々も10年になりますが、よくぞ、生き延びてきたな~と改めて思います。
さすがに自分自身も疲れてきていますが、支えて下さる周りの方々も、もっともっと疲弊しているのだろうな~。

な~んて愚痴を綴るつもりではなくって。

「クリスマス・キャロル」

この時期、ラジオから流れてきます。
美しい旋律。嫌いじゃないです。
でも「クリスマス」という日が、日本風にアレンジされて騒がれているようで。
まあ、それもいいのかなと思いますが。。。

「クリスマスキャロル」は、教会などで歌われるものでもありますが、
1843年に出版された、イギリスのディケンズが執筆した物語でもあります。
あまりにも有名なので、映画や舞台でも上映されているので、
皆さんご存知かと思いますが、一応そのあらすじを。

スクルージという商人が、クリスマスの夜をきっかけに改心する、というものです。

この商人は冷酷無慈悲で、血も涙もない人物として嫌われてきました。
そんなスクルージが、クリスマス前夜に自宅に戻ると、
7年前に亡くなったはずの共同経営者マーレイの亡霊がやって来るのです。
マーレイはスクルージに、このままだと悲惨な人生を送ることになる、と予言します。

その3人のとは精霊は、「過去のクリスマスの霊」「現在のクリスマスの霊」「未来のクリスマスの霊」。
この3人の精霊に、世界中を飛び回ったり未来を見たりしたスクルージは考え方が変わります。
人が変わり、3人の精霊に感謝し、「ロンドンで1番クリスマスの楽しみ方を知っている人」と言われるようになります。
クリスマスキャロルという小説は、クリスマスに起こる奇跡を描いた温かい物語であると言えます。

確かに、心温まるストーリーだし、私もディズニー版のビデオを初めて観た時、思わずウルっときたものです。
この物語の根底にあるのは「死後の世界」です。
この世での生き方が、「あの世」でのあり方という事です。
つまり、今の現世をいかに生きるか、があちらに行った霊界での「生き方」なんじゃないかと。

はっきり言います。

私は「死後の世界」はあると信じています。
それもかなり、はっきりしたビジョンを観てしまった事で信じています。

それは宗教とかじゃなくて、ある不思議な体験を通してなのだけど。
日本人のほとんどは、「死んだら無」と思われている方が多いのでは。と思うけど。
でも口では「天国の○○さんに・・・」とか普通におっしゃってるでしょ。

信じているんですよ。心の中では。

私はこのブログを開設する時に、
「スピリチャアル」というカテゴリーを作りました。
実は、脳脊髄液減少症となり死線のほとりに漂っている時に「スピリチャアリズム」と
出会いました。
これは、今後綴っていければ。。。と思います。

ところで、
「クリスマスキャロル」
あのホリエモンさんが5年前に、舞台でスクスージ役で出演なさったようです。
確かに「お金がすべて」と言っていた方が価値観が「物」から「想い」に脱したわけですから。ピッタリ
その後どうなっているのか。。。興味津々です。

クリスマスこの日本的な賑わいの中で、苦しんでいる方、悲しんでいる方、お辛い方。

どうか、神の光が届きますように、と祈ります。
アーメン 


脳脊髄液減少症患者に光。。。か。

2015年12月02日 | 脳脊髄液減少症

ご無沙汰しております。

いつの間にか12月ですね。早すぎる!
ほんの数日前に除夜の鐘を聴いたような。。
脳脊髄液減少症患者には、休日はないのです。
常に症状と向き合い、闘い、凹み、命かけで生きています。

でも、神様はなかなかお迎えに来てくれない。
こんな残酷な病気ってそんなにないと思うなあ~。

先日亡くなった、川島さんも召される数日前までは、立って普通に話していたし、
舞台の稽古もされていらしたそうですし。
今、乳がんの抗がん剤との副作用で闘っていらっしゃる北斗さんも、
ブログによると、愛犬とのお散歩や外食もされているようで。
もちろん、それは、同病者に対する励ましやエールのために、あえて笑顔でいらっしゃるかもしれないけれど。
癌治療は、患者さんの選択肢があります。
手術か、抗がん剤か、放射線か。
そのステージと患部や患者さんの状態によりますが、「選択肢がある」、そして「患者として認められている」
わけですよね。もうそれだけで、なんて恵まれているのだろう~。

こんな事を書いてしまうと、また荒れるのかな。
「癌患者」を冒涜している、とか、削除しろとか。

でもね。癌患者さんのように知名度の高い方々は、弱音を吐かず思い切り前向きの記事を綴るのは素晴らしい。
頑張ってほしい、と願います。

ただ、私達のように、9割以上の医師に認知されない疾患患者は、それは、どうなのかな。

どんなに「辛い、辛い」と訴えても、「気のせい」「性格のせい」「ストレスのせい」にされて
ただひたすら放置されている身としては、やっぱりね。
今、置かれている現状や症状を訴えてほしいです。

と・こ・ろ・で
脳脊髄液減少症に光が見えてきました。

「髄液漏れ治療:患部血液注射、9割有効 359例分析」

毎日新聞 2015年11月30日

リンクが切れる前に、一応全文コピペします。

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激しい頭痛やめまいなどを起こす「脳脊髄(せきずい)液減少症」で、厚生労働省研究班が359症例を分析し、
ブラッドパッチと呼ばれる治療が90%の確率で有効との結果が出た。症例には交通事故などの「外傷」で発症したものが相当数含まれるという。
「髄液が漏れることは極めてまれで、患者はほとんどいないはず」と否定する声が一部に根強くあるが、
8年以上の研究はこの主張を真っ向から否定する結果となっている。
     
日本脳神経外科学会が30日に東京都内で発表した。
学会理事長で研究班長の嘉山孝正氏は「健康保険が適用されるようにしたい。引きこもりの子どもの中にも患者がいるかもしれず、
小児の研究にも取り組む」と語った。

発表によると、減少症を先進医療で治療している46の医療機関にアンケートを実施。回答があった30機関で計890症例を治療していた。
研究班はさらに協力が得られた359症例について詳細なアンケートをした。

ブラッドパッチをしたのは336例。結果は、治癒33・1%、軽快57・1%、不変9・5%、悪化0・3%。

この疾患について「近年日本で相次いだ報告の多くは誤診だ」との批判がある。
主な根拠は、髄液が漏れることがあると70年以上前から言われてきたのに、報告例が少なかったからだ。
研究班の2011年の中間報告でも、認定した確実な症例は16にとどまった。それが一気に増えた理由について、
嘉山氏は「先進医療に認められ、治療する医療機関が増えたため」と説明。890もの症例が集まった減少症の研究は例がないという。

減少症は00年ごろから日本の一部の医師が積極的に診断するようになった。
05年に交通事故の補償を巡って訴訟が続発していると分かり、社会問題化した。
研究班は07年に発足。11年に髄液の漏れを判定する基準をまとめた。12年春、ブラッドパッチが先進医療に認められた。

患者団体「脳脊髄液減少症患者・家族支援協会」の中井宏代表は「保険適用が現実味を帯びてきた。研究班に感謝したい」と話している。【渡辺暖】

【ことば】脳脊髄液減少症とブラッドパッチ

脳と脊髄は硬膜で包まれており、硬膜内の隙間(すきま)を髄液が満たしている。
この髄液が漏れて減ると頭痛や吐き気、めまいなどさまざまな症状が起きる。漏れを止める治療法に、
患者から採取した血液を患部付近に注射する「ブラッドパッチ」がある。患者団体によると全額自費だと数十万円かかる。
2012年に先進医療となり、国の基準を満たした医療機関では一部に保険が適用され、患者負担は10万円程度。

◇脳脊髄液減少症を巡る主な動き

2000年ごろ 交通事故で発症すると主張する医師が現れる

05年5月 事故の補償を巡る患者と損保各社との訴訟多発が表面化

   9月 事故との因果関係を認める初の民事判決(2月)が明らかに

06年1月 2例目の患者勝訴判決

   3月 厚生労働相が研究費補助を表明

  10月 日本脳神経外科学会がシンポジウムで議論

07年3月 国の研究班がスタート

11年5月 研究班が「事故での発症はまれでない」と中間報告

  10月 研究班が診断基準を発表

12年5月 ブラッドパッチの先進医療を承認

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いつも毎日新聞さん、ありがとうございます。
この病気を長年取材して下さっている、渡辺暖さん、本当に感謝しています。
「朝日」さんや「読売」さんも、よろしくお願いしますね~。

ようやく、この病気に光が当たってきたな、ととても嬉しく思います。

ただ、この記事読んで、なんだかな~と思う部分もあります。
減少症は00年ごろから日本の一部の医師が積極的に診断するようになった。」
「一部」って、熱海のS医師ですよね。
S教授がいなければ、彼の気づきがなければ、今でも、患者さん達は、暗闇の中で彷徨っていたはずです。
彼が医学会で、発表しても、発表しても反発の嵐だったそうです。
特に、損保側の医師の反論がすさまじい。
「むちうち位で、硬膜に穴は開かない」「ちょっとした外傷で脳脊髄液は漏れない」
と攻撃し続けてきました。

この脳脊は、交通事故の外傷(特にむちうち症)で発症するケースが多いので、損保会社からの圧力はいかに想像に絶したかと。
交通事故で発症した方は、保険が適用しないことで、かなりの治療費を自己負担し、
しかも損保会社からは「詐病」とののしられ、家族からも周囲からも「怠け者」と責められ。。
お子さんの患者の中には「不登校児童」とレッテルを張られ。
そんな方々が救われる。。

ようやく光が見えてきました。

でも、不透明な部分が多いのです。
なぜ、今まで「熱海」の患者データが採用されなかったのでしょうか。
なぜ、今まで「7割改善」とされていたのが、いきなり「9割有効」になったのか。
まあ、保険適用になるのは、非常に嬉しい事。
保険適用になる事で、今まで放置されていた患者さんが「怠け者」から「認められる患者」となります。
経済的にも社会的にも、理解が得られ、精神的にも救われると思います。
脳脊髄液の研究も進むでしょう。

ただ、何となく。

手放しで喜べないような気もしています。
「9割有効」という文言が、患者さん達に、誤解を与えてしまうのではないか、と危惧しています。
どうか、関係者各位の皆様、慎重なご検討をお願いします。