たとえば脳脊髄液減少症・・・・・・

ある日、ソレは突然やってきたかにみえました。
30年前の交通事故の記憶がよみがえる・・・・・・

「後ろ向き」で行こう!

2009年03月20日 | 脳脊髄液減少症

いきなり春の気配です
花粉も威勢よく飛んでいます。
数日前には黄砂も半端じゃなかったです。

そんな中。
ひっさびさに「生食パッチ」に行ってきました。
ほぼ3ヶ月ぶり。
実は……
冬の間、思いきりサボっていました

ホントに、25ccの生理食塩水の注入ごときで
憧れの「改善」のゴールにたどり着けるものだろうか。

決してS医師を信じていないわけではないけれど
相変わらず、揺れ続ける身体に張りまくる筋肉や神経…
配線がこんがらがっているような全身の違和感…
起きていられる時間がなかなか伸びてくれない…

考えたくはないけれど


これって

いわゆる

ひとつの

医療難民

ってやつ。
なっちゃったのかな。。。。。

できるなら閉じ込めておきたい四文字熟語だけど
ついつい湧き上がってきてしまいます。

だってサ
普通の「身体」の感覚が、まだまだ、よみがえってこないんですもの
情けない話ですが
時には、愚痴や弱音の一つや2つ
いや百個や千個…………出るってものです。
しゃーないやん。
人間、そういつもいつも「前向き」でいられません。

ふと
思い出しました。
星野富弘さんの『鈴の鳴る道』の中の一節。

…………………………………………………………
後ろ向き

私は、車椅子に乗っている間、かなりの時間を後ろ向きで進む(中略)
「振り返ってはいけない」とか「前向きに生きろ」などとよく耳にするが、
振り返ることなく生きられる人がいるだろうか。
また、前ばかり向いて歩くことが、そんなに立派なことなのだろうか。(中略)
それを罪悪のように考えるのは、
毎日の生活を窮屈なものにしてしまうような気がする。

機械体操も前方転回よりも後方転回の方が美しくて速い。
二回宙返りも、ひねり技が入ったものも…大きな技は、後方に回転するものばかり。
走り高跳びも背面跳びの方が記録が良いし、
運動会の綱引きも後ろに引っ張る。

「ここだっ!」というような踏ん張りをきかす時、
思いのほか後ろ向きが登場するように思われる。

「前向きに進め」というのは、
人間が溜めていた力を出せる「後ろ向き」という切り札を、
めったなところで使ってはいけないということなのかもしれない。

…………………………………………………………
ナルホロね~
さすが、元体育教師です!

最近、「妬み・怒り・愚痴り」の三毒を追放しよう!
と提唱する本が売れているそうです。

でも、逆にこの三毒が大きなエネルギーになることもあります。

「たとえば脳脊髄液減少症」

まだまだ医学界でも保険業界にも行政にも認められていない病気です。
でも、この世に確実に存在する病気です。

テイズイの患者さんは、ある時点で
「妬み・怒り・愚痴り」の塊であった方が多いはず。
辛い症状を訴えても訴えても、心因性疾患としか認識されず、冷笑されたり、
交通事故から発症した方は、保険金ほしさの詐称などと蔑まされ、
心身共にズタズタにされ…
何も悪くない被害者だけが、こんな拷問のような日々を送っているのに
加害者は、ノウノウとしている…

この理不尽さを決して風化させてはいけません。

気のせいかもしれませんが、ここ最近
脳脊髄液減少症に関しての報道が「減少」しているように感じます

良い方向に「前進」するために、
この病気が広く認知されるために、
「後ろ向き」という切り札を出す時が来ているのかも?

「脳脊髄液減少症」という病名を頂けた事で、
そして、ブラッチパッチで暗闇から救出された方々
是非とも後ろを振り向いてみてみませんか。
「恨み・怒り・哀しみ」をもう一度思い出してみませんか

「妬み・怒り・愚痴り」の三毒感情を、大きなエネルギーに変換し
できる範囲で声を上げていきませんか?
1人1人の力は弱くても、集まれば、岩をも動かす力となるかもしれません。

「民の力が必要なんです!」
とおっしゃるS医師の訴えは切実です。
先日、熱海受診に行ってきました。
医学界は、決して良い方向には動いていない……
そんな波動が、ひしひしと伝わってきました。

このままでいいはずがありません。

しか~し
かく言う私も
まだ。このブログに、あの奈落での体験を書けていません。

髄液を抜かれ地獄に堕ちた、と、以前書きはしましたが、
あれは、ほんのプロローグに過ぎず、
地獄の底だと思っていたそこは、実際には「底」ではなく
さらにその下があり、またさらに、その下があり
ズブズブと底なし沼でもがいたあの頃の事…

書けてはいません。
思い出すのが辛すぎて辛すぎて

でもそろそろ書き残すべき時が来ているのかも~
私も「溜めていた」パワーを発揮する時がきたのかな~。

え~と、なんでしたっけ?
そうそう「生食パッチ」でしたね。
久々に、ペインのドクターとお会いでき、
整形外科医と保険屋との癒着の話で、盛り上がりました

「生食パッチ」再開です
帰りは、当たり前のように「1000円カット」にGO

自分では全く自覚はないけれど
確実に、私の身体は…
ン に向かって進んでいたようです。