たとえば脳脊髄液減少症・・・・・・

ある日、ソレは突然やってきたかにみえました。
30年前の交通事故の記憶がよみがえる・・・・・・

さすらいのブラッドパッチャー

2013年03月17日 | 脳脊髄液減少症

もうすでに、多くのブロガーさんに取り上げられていますが。。。

一応ここでも、記事として残しておきます。

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憂楽帳:ブラッドパッチャー
 
毎日新聞 2013年03月14日 12時52分


医師の美馬(みま)達夫さん(60)は、月末で10年間勤めた病院の常勤医を辞める。
「これからさすらいのブラッドパッチャーになります」と冗談めかす。

ブラッドパッチは、患者の血液を採って背中から注射する治療法で、
髄液(ずいえき)が減ってひどい頭痛になる「脳脊髄(せきずい)液減少症」に効果がある。注目されるようになったのはここ10年。
美馬さんは、この病気研究の草分けの一人で、ブラッドパッチを施術する人、すなわちブラッドパッチャーなのだ。

減少症を治療する医師は少なく、詳しい医師がほとんどいない地域もある。保険診療となっていないこともあって、経済的に困窮する人は多い。
そこで「減少症治療は天職と思える」という美馬さんは、「医師に検査方法を教えたり、往診して治療してあげたりしたい」と考えている。

これまでの医者人生を「大リーガーを引退した松井秀喜ではないけれど、もっと頑張れた気がする」と、自らに厳しく振り返る美馬さん。
新たな「さすらい」の門出を応援したい。【渡辺暖】

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ブラッドパッチャー。。。初めて聞きました

美馬先生は、脳脊髄液減少症の世界で、
篠永先生と共に、この十年、活躍なさってきました。

私は山王病院とは、なぜか縁がなく。
熱海の病院よりも、地理的にも、待ち時間にしても、圧倒的に近いのに。。。

心が動かず、1年半、「診察待ち」の選択をしました。
この判断が良かったのか、どうか。。。は分かりません。
が、魂は、その道を選んでいました。
ネット上で、M医師と患者さんとのバトルを垣間見てしまったせいかもしれませんが。。。

おそらく、正しかったのかな。
「熱海」でさえ、「漏れ」の診断が出来なかったのです。
山王だったら、真っ先に、切り捨てられていたように思います。

ただ、美馬先生は、篠永先生が提唱する「脳脊髄液減少症」に対して、
十年、真摯に、地道に向かい合っていらっしゃっていたのですね。
時には、患者さんにとって、クールな対応をされ、熱海の先生にすがる方も多かった、と聞いています。
が、ブラッドパッチの技術は、秀逸なものがおありだったようです。
篠永先生にとっては、大きな片腕でいらした事は間違いありません。


この春からは、美馬先生も新たな旅立ちなんですね。
「減少症治療は天職と思える」というお言葉は、いささか意外でしたが。。。

どうか、「脳脊後進地」の救いの神となって下さいますように。
「さすらいのブラッドパッチャー」という前人未踏な場で輝いて下さいますよう。
期待しております


※関連ブログ「Dr.高橋のブログ」