「RI画像に異状アリ」
ワーイワーイと、
ここは大いに喜ぶところでしょう。
いやあ、メデタイメデタイ
友人の友人は
やっぱり漏れていました~。
RI検査の結果、六時間後の膀胱集積量と、クリスマスツリー状の画像!
完全無欠な、絵に描いたような脳脊髄液減少症だったそうです。
本人はもとより、主治医の医師もビックリの結果。
ここまで、明確な診断が下されるとは…
実は…。彼女。
「脳脊髄液減少症」という病名を、前にテレビ報道を見て知ってたそうです。
にも関わらず、自分がまさかね~。と。
だって、
交通事故や思い当たる外傷がない
「主な症状」とされる頭痛がほとんどない
辛いながらもなんとか仕事が出来ている
のですもの~。
テレビ報道に登場する方は、ムチウチなど事故の後遺症のケースがほとんどです。
確かに、患者さん達のデータを見ても、
発症原因としてダントツに交通事故が上がり
スポーツ外傷・出産・腰椎麻酔……と続きます。
しかし
「原因不明」も三分の一もいるんですよ!
この割合は、スゴくないでしょうか~
つまり、
今「脳脊髄液減少症」と診断されている方の、三人の一人は「原因不明」。
なんです!
最近では、ネットで「ムチウチ」のキーワードで検索すると、
かなりに上位に「脳脊髄液減少症」がヒットしてきます。
しかし
「ふわふわメマイ」「視界ゆらゆら」「倦怠感」「集中力欠如」「無気力」「しびれ」
「低気圧に悪化」「生理時に悪化」「聴覚過敏」
などの
キーワードで検索をかけても、「脳脊髄液減少症」に辿り着くのは至難の技。
外傷がなく、症状だけで検索しても、お約束の
「慢性疲労症候群」
「自律神経失調症」
「(仮面)うつ病」
「更年期障害」
に行き着くのが関の山です。
現に、友人の友人もしかり、私もしかりでした
つまり交通事故など、外傷のある方は、
割と簡単に回り道せずに「脳脊髄液減少症」に辿り着きやすいんですね。
一方、「原因不明」の方が「脳脊髄液減少症」に辿り着くには、
カニの赤ちゃんが渚に辿り着くほどの天文学的な確率。
今、いまだに「気のせい」という暗黒の海で溺れそうになっていらっしゃる
推定何十万人の潜在患者の方々を含めると
「原因不明」の割合はグーンと上がるような気がします
「脳脊髄液減少症」は必ずしも、交通事故や外傷で発症するとは限りません。
くしゃみでも発症という例もありますし。
カイロや整体でも悪化した例もありますし。
アルコール飲みすぎ(→私&ろくろさん)というトンデモ仮説もありますし。
もしかしたら生まれつき、脳脊髄液の産生と吸収のバランスが悪い方もいるのかも。
くも膜や硬膜が薄くて裂けやすい人もいるのかも。
まぁ
どちらにしても
コレという思い当たるきっかけもなく
頭痛もなく、一応日常生活が送れている方でも
ジャジャ漏れしているケースがあるというのは、紛れもない事実デシタ。
「脳脊髄液減少症」の専門医で、日々、多くの患者さんと向き合い、
治療に当たっているドクターでさえ、かなり想定外の結果だったようです。
一人一人の患者の症例は、何より貴重なデータとなります。
「自分のケースが新たな発見と気付きになればいいなあ」
無事、ブラッドパッチを終えた彼女からのメールは
気のせいか、輝いて見えたのでした~
パッチ後、風船効果もない代わり、悪化もないとの事。
それでも、不調の原因がハッキリクッキリ判明したのは
大きな一歩です
どうかどうか、良い方向に向かってくれますように。