地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

茨城県の沖でM4.9 駿河トラフで再び動き 南海トラフ方面で微細な動きあり

2020-01-15 04:38:40 | 日記
 まず、世界的な動きですが、1月8日に書いたプエルトリコ地震では、余震がまだ続いています。M4レベルの地震が多数。そして、太平洋プレートの重心の対岸と書いていたチリやアルゼンチンでもM5クラスの地震が数回起きていて、日本に与える影響が出てくるものと思われます。昨日や一昨日も茨城方面でM5クラスの地震が続けて起こっていますから、今後も油断できないと思っていてください。東京と栃木の下部では、震源の深い地震も起きています。

 その茨城の地震なのですが、今回の茨城沖は、しばらくぶりに茨城の南部の沖合での地震です。茨城南部でもM3.2の地震が起きていますが、これは、昨日書いた地震と同じ震源です。この位置で震源の深さ80キロですから、周囲と比べてやや深め。昨日書きましたが、やはり、この部分で地殻の下部に、ちょっと突き出したような出っ張っているところがあると考えた方が良さそうです。
 そして、この関係で太平洋プレートが変わった動きになっているのではないかと思われます。今までは、基本ラインとして北西方向に力がかかっていましたが、昨日は南西方向にずれているような感じです。駿河トラフは、太平洋プレートの西側への力が強くなったときに動き出すような気配です。昨日、また、動き出しています。

 細かな地震が多くなっているのは、北海道の渡島半島の西エリア。ここから、秋田沖、山形沖、新潟と一つのラインがあると思っていてください。日本海側に力がかかるようになると、このライン上で比較的大きめの地震が起きるだろうと予測しています。

 また、九州の中央部でも細かな地震が頻発しています。宮崎沖も集中して起きていますし、熊本では比奈久断層帯に沿って細かな地震が起きているようです。

 もう一つ、こちらの方が今後の動きに注目しなければならないのですが、フィリピン海プレートの接触ラインに沿って、震源の深さが中程度の地震が連なって起きています。そして、今まで動きがなかった高知沖でも動きが出ています。ここが南海トラフの本丸です。今回の茨城沖の地震の影響だと思いますが、この高知沖にも刺激が当たっています。
 この高知沖の力の逃げ道になっている山陰では鳥取・島根の内陸と沖合で、それぞれ、まだ規模は小さめですが、動きも出ています。ですから、南海トラフの本丸にも、かなり圧力がかかってきている状況だと思われます。
 いきなりすぐ動くというわけではないと思いますが、今後のテレビやラジオの情報に注意していてください。四国の近海で地震が起きたという情報が入ったら、警戒が必要です。
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