地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

日向灘でM6.3 秋田県沿岸北部でM3.6 群馬北部でもM2.2

2019-05-11 05:30:14 | 日記
 昨日、宮崎沖に当たる日向灘でM5.6の地震のあと、M6.3、M4.9、M4.2、M4.8と規模の大きめの地震が続いています。M6.3の地震では最大震度5弱でした。それで、一番の関心は、これが「南海トラフにつながるか」ということだと思うのですが、この地震が起きた後の動きは、沖縄本島近海では依然として活発ですが、九州方面の滑り現象は、一時的にストップしているような状況でです。また、紀伊半島の沿岸部では、細かな地震が多くなっていて、こちらの方では、まだ、滑り現象が続いていると思っていていいでしょう。

 もう一つは、震源の深さですが、今回は、深さ20キロが中心です。M6.3の地震のあとに起きたM4.9の地震だけは、震源の深さ10キロと気象庁が発表しています。要するにプレート境界地震というには、ちょっと浅いんです。おそらく、南海トラフ地震は、震源の深さが40~60キロのあたりで起きると想定しているので、周辺で起きる地震としては、それと同じか、それより深い位置で起きる地震の方が危ないと考えています。ですから、今回は、急に南海トラフ地震が起きることはないだろうと思っています。ただ、ここから一連の動きが大事でしょうね。

 また、日向灘だけに気を取られていてはいけません。秋田県沿岸北部で地震が起きています。要するに、東北・北海道の西側で徐々に影響が出てきています。ここも要注意です。また、おととい書きましたが、どうやら、太平洋プレートとフィリピン海プレートの動きの違いによって、関東から福島あたりにかけての内陸部で、ひずみが生じているようです。今回の群馬北部の地震がその影響で起きたのではないかと考えています。

 ひょっとすると、南海トラフの前に、こちらの方で、大きめの地震があるかもしれません。北海道南西部・北関東の内陸部でも注意が必要だと思います。
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