地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

宮城県沖でM4.5 遠州灘の地震がおきてから、動きがおかしいようです

2019-05-06 05:35:15 | 日記
 昨日の地震の中で規模の大きめなのが宮城県沖のM4.5の地震。佐渡島でも地震が起きていて、震源が日本海寄りになってきています。

 ただ、自分が気にしているのは、遠州灘で震源の深い地震が起きてからのフィリピン海プレートの動き。昨日も書きましたが、紀伊水道のあたりと宮崎沖あたりで、フィリピン海プレートが滑り現象を起こしているようです。
 というのは、もともと太平洋沿岸のプレート境界部分では、プレートの隙間に海水が入り込んだりして、滑りやすくなっている状況のところに押し合う力が働いているため、ずっと細かい地震が起きっぱなしの状態なんです。ところが、今まであまりそういう動きのなかったフィリピン海プレートとの境界で、この滑り現象と同様の動きが出始めているんです。それが、先に書いた紀伊水道と宮崎沖なんです。
 ところが高知沖については、この部分が南海トラフの固着域にあたり、まったく動きがありません。そして、このしっかり張り付いているところが動いた場合、大きな地震になるので、この地震を「南海トラフ地震」と名付けて警戒しているんですね。ですから、周りで滑り現象が起きれば起きるほど、固着域にかかるひずみが大きくなるわけで、この滑りが続くと南海トラフ地震の危険性が高まるということなんです。

 自分は、できれば、先に瀬戸内海方面で地震が起きて、固着域の歪を解消するような動きが出てくれた方がいいのではないかと思っていて、今までの動きを見る限り、そういう地震が起きる可能性の方が高いだろうと考えています。ただ、万が一があるので、気を付けておいてほしいのですが、もしも、高知沖方面でM4~5規模の地震が起きた場合、南海トラフ地震の前震になるかも知れません。
 そういう情報が入ったら、すぐに避難できるような準備を整えておいてください。
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