地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

胆振地方中東部でM6.7

2018-09-08 03:04:14 | 日記
 停電によりルーターの電源が確保できず、2日ほど間が空いてしまいました。
 胆振地方中東部でM6.7の地震がありました。亡くなった方のご冥福をお祈り申し上げます。

 自分が釧路で揺れを感じたとき、最初に「北海道南西沖についに来たか」と思ったのですが、実際は胆振地方中東部でした。たぶん、このページをご覧になっていた方は、おそらく北海道で大きな地震が来るだろうと予測はできていたと思います。

 2010年と似た状況の高温現象があり、東日本大震災のときは釧路でも高温減少が起きていましたが、今回は帯広のみでしたから、おそらく西方。怪しい動きが北海道南西沖で起こっていて、さらに震源の深い地震が多発しているにも関わらず、本来起きるはずの地震が起きていない、ということで、自分の方では北海道南西沖が危ない、と書いてきましたが、場所が想定とずれてしまいました。ですが、やはり、このような現象が続くと、こういう大きな災害が起こる、ということになります。

 今回の胆振地方中東部の地震ですが、気象庁の表記は「胆振地方中東部」と一つであっても、実は、震源が微妙にずれています。内陸寄り・沿岸寄り・日高寄りと自分の見ている限りでは、3方向に向かっていて、おそらく、断層として考えた場合Y字型になっているのではないかと思います。
 M6.7の地震が起きたところは震源の深さが40キロであるのに対し、3時20分に起きたM5.3の地震は沿岸近くで震源の深さは30キロと浅くなります。そして、日高寄りの地震も比較的震源が浅く30キロのものが多いようです。

 そして、北海道南西沖ではなく、胆振地方中東部が震源になった理由として、ひょっとしたら、地殻下部の塊が削げ落ちて、地殻が急に薄くなったために、ここで大きな地震が起きたのではないかと考えています。
 というのは、地殻移動の方向に関していうと、入り込んでいた太平洋プレートのつかえが無くなったため、震源以西の地殻が東方にグッとずれ込んできています。
 ですから、今後、北海道の動きとして考えられるのは、この東にずれ込んできた部分が再び太平洋プレートに押され、今回よりも西側で大きな地震が起きる可能性があるということです。やはり、北海道南西沖は、今後も注意です。今回は苫小牧沖ではなく、北に震源がずれていますから、以前のように奥尻島近辺だけではなく、少し北側にも予測の範囲を広げて、留萌・積丹・瀬棚~青森県西方沖まで視野に入れておいた方がいいと思います。

 そして、もう一つ重点的に注意していかなければならないのは、九州北部です。
 今回の北海道と同様に、北部で高温現象が起きていて、さらに震源の深い地震が頻発しているにも関わらず、予定の動きが全く出ていません。
 自分の予測は東シナ海になるのではないかと思っているのですが、南海トラフも危険です。いずれにせよ、予測で行くと九州の場合、震源は海底になりますから、津波についても備えておく方がいいと思います。

 さらに追加すると、今回の胆振地方中東部の地震が起きる一歩手前で、茨城県沖でM5.6の地震が起きています。こちらの方も警戒しておいた方がいいと思います。
コメント
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