二本樹顕理さんが「子どもたちが安心して、純粋に夢を追求できる世の中にしたい」と語り、私も「情実人事や忖度など無く、性接待どころか通常接待もなく、正々堂々とオーディションや大衆の人気投票等で競い、素晴らしい舞台、ドラマ、歌唱を披露し、スポンサーや有力者が爽やかに応援してくれる世界。大衆も色恋沙汰や疑似恋愛にならず芸能の技能と容貌の魅力だけを応援してくれる。」と願っても、所詮は本当に夢物語。
法律等で禁止したくても、おしっこやうんこを禁止するようなもので誰も守れないだろう。もう少し上品に言えば、台風や地震の発生を法律で禁止するようなものだ。
これもファンの立場やスポンサーの立場で考えてみればわかるだろう。
「カンブリ」というスーパースターグループが居るとする。貴方はその熱烈なファンであり寝ても覚めても活躍を見たくて仕方ない。
テレビでもラジオでもネットでも現場でも。CD,DVDを積み買いする。何度もリクエストする。音楽配信で何度もループ再生する。
場合によっては、公正な判定が必要なランキングの邪魔をしていることになる。
「カンブリ」との会食、性接待はスポンサーにも人気である。大会社の社長も広報担当部長も熱望。個人経営の社長も多額のスポンサー料を払っても要求する。彼ら彼女らがファンも兼ねていたら、そりゃもう凄いことに。
映画やドラマに「カンブリ」を出したくて、プロデューサーや監督に出演を要求。嫌ならスポンサー料は無いものと思え!!と恫喝。監督や脚本家がいくらイメージに合わない、作品が壊れるといってもお金がなければ製作もできん。無名だがイメージぴったりの実力ある有望な新人が居ても。仕方なく「カンブリ」を出す。
スポンサーの心に、更に良質な芸能を求める情熱が無いと、こんなものである。