最近のネット充実時代でも「構造的汚職」のことを調べられない。無償で知識を提供してくれないんだな。書籍等を購入するなりしなきゃならんか。
構造的汚職は故・小室直樹博士がその著作物をもって、私に高校生~20歳前後の時期に教えてくれた。テーマは田中角栄とソ連。
今でもロシアは構造的汚職の宿痾があるようで、ウクライナと戦争しているにもかかわらず、軍用食(コンバット・レーション )がamazonに出品されているのを2年前に確認して笑った。あんなに大量に出るんだから組織ぐるみだろうと。
ウクライナも折角の世界からの援助を横流し、着服で私服を肥やしているという。
(2023年2月のニュースより)
ゼレンスキー大統領のヨーロッパ歴訪の陰であまり報じられなかったが、ウクライナではその直前の2月5日、レズニコウ国防大臣が解任され、ブダノフ情報局長を後任にあてる人事が明らかになった。
解任されたレズニコウ前大臣は、ウクライナ軍が購入する装備や食糧などの水増し請求や架空請求などの疑惑の渦中にあったからだ。国防省を舞台にする汚職をめぐって、すでに副大臣などは解任されていた。
構造的汚職というのは社会構造や社会組織が、個人の心がけにかかわらず、どうしても汚職をしなければやっていけない、生きていけないというものである。
汚職自体はどこの国、どんな組織でも発生する。人間の性みたいなものだ。
構造的汚職とは、不正をしないと組織の運営が成り立たない。機能不全になってしまう。不正前提なのである。
不正したくなかったら辞めなくてはならない。仏教で言えば、どうにも汚れた世界から「解脱」するようなものである。
このことを理解してからは、田中角栄を非難することを止めた。
健康面で苦しかった高校生時代、マスコミの「田中角栄。御用だあ!!」と磯村尚徳ニュースキャスター のNHK・NC9にも感化されて、当時、つきあいのあった高倉君(風の噂で今は偉い先生だという)に「田中角栄は重罪に処すべき」と熱く語って「僕はそう思わない」と言われていたことを思い出し恥ずかしくなった。あの発言は私の痛恨の間違いだった。彼は頭の良い人間だったからそれを理解していたんだろう。
さて、ジャニーズ問題だがね。同様に今の芸能村民度や習慣では、人権侵害しないと事務所が運営できない、やっていけないという構造的人権侵害なのではないだろうか。勿論、人権侵害したくなかったら、されたくもなかったら、芸能界から足を洗うしかない。
三浦春馬さんもそういうことだったのだろうか(ここは単なる妄想・邪推だが)。。