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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

楽しい遠足

2008年05月15日 | 定年後の徒然日記
家内が通う通所リハビリ施設の野外レクレーションに同行した。
前の日からリュックに入れるものを点検したり、着ていく洋服を並べたり、ポットにコーヒーを入れたりしてウキウキした気分。まるで子供の遠足だ。

当日はあいにくと朝から雨。肌寒い日だが楽しい雰囲気でいっぱいだ。何台かのミニバスに乗り込みシュッパ~ツ!車内も冗談連発で楽しいな。
目的地は伊豆高原内にある「オルゴール館」と「伊豆高原窯の陶芸教室」だから何れもすぐそこの距離。あっという間に「オルゴール館」へ着く。拙宅の近くには美術館とか博物館とかの「館」がつく建物がやたらと多いが、あまり見物に行く事はない。オルゴール館も初めてだ。家内、車椅子を使わずに私と手を組んでゆっくりと歩いて見物する。



オルゴールは1900年前後に盛んになったらしく、年代物のオルゴールが陳列されているが、ほとんどはドイツをはじめとするヨーロッパの製品で1900年前後のものだ。オルゴールというよりヨーロッパの古い家具という感じ。



それらの古いオルゴールを使った演奏会が始まった。様々な古いオルゴールの演奏であるが聴きごたえがある。オルゴールの原盤は、金属製のシリンダーに針を差し込んだもの、金属の円盤を打ち抜いて針を突起させたディスク用のもの、ロール紙に穴をあけたものなどがあり、そのメカニズムが面白い。オルゴールというと小さな音と思うが、どうして、演奏会で使用した古いオルゴールは姿形も大きいが音量も迫力がある。



このオルゴールは人形たちも動き出す代物だ。演奏された曲は「ダイアナ」、あのポールアンカのヒット曲だ。リハビリの仲間は60歳~80歳台だからオールディーズ大好き!ダイアナの軽快な曲で体が揺すっている人もいる。

オルゴール館を出る頃には雨も上がりよい天気に。行く先は伊豆高原135号線にある旅の駅。グランパル公園の隣に出来た新しい観光施設だ。そこで昼食。豪華なお弁当!うぅ~ん、旨い!ビールが飲みた~い!



食後はお散歩。大島を背景に久しぶりのツーショット!


この写真、記念になるなぁ。額に入れてリビングにおいておこうっと。

さて、午後は最大のイベント「陶芸教室」だ。「伊豆高原窯」は拙宅から歩いても数分のご近所だが、私も家内も陶芸は初めての経験。机の上に配られた黒っぽい土はすでにこねられている。これをロクロ台の上に乗せて指で大雑把な形を作っていくのだが…製作物は私も家内も湯呑み茶碗と決めた。だが、そうは簡単にいかない。



大雑把な形はすぐ出来るが、まっすぐにならずピサの斜塔のように曲がってしまう。淵が分厚くなって様にならない。内側がボテボテ。指導を受けながら悪戦苦闘して出来上がったのがこれ。



お恥ずかしい。中央左側の湯呑茶碗が私の作品、中央右側の湯呑茶碗は家内の作品。お店で乾燥させ素焼きして釉薬をかけ完成された湯呑茶碗が一か月後に届けられるという。楽しみだなぁ。

楽しい楽しい遠足であった。年に3~4回は野外レクレーションがあるそうだから、これからは毎回同行することに決めた。

本日のバラ、レディー・ヒリンドン、ラベンダー・ピノキオ、バフ・ビューティー、パパ・メイヤン

2008年05月12日 | バラ日記
ようやく次々と美女達が起き出してきました。
何と言っても一番の美女はレディー・ヒリンドン(T)。枝が細いからうつむき加減に咲く杏色の美女は玄関脇の一番目立つエリアで目を覚ます。

レディー・ヒリンドン(T)
1910年イギリス アプリコット、細い枝に少しうなだれたように咲くテイーローズの代表花。枝が細いので雨に濡れた花は垂れてしまいます。正に紅茶の香りが魅惑的な気品ある薔薇です。蕾から咲き始めまでが一番美しい。


ラベンダー・ピノキオ(FL)
1948年 グレイパールを親にもつだけに、グレーベージュというかブラウンベージュと表現したらよいのか、その独特な花色は俄然目を引く。ややルーズな花形も魅力だ。



バフ・ビューティー(HMsk)
1939年イギリス バフ(黄褐色)のシックな娘です。アプリコットイエローのフリルはだんだんと薄くなります。上品なムスクの香りは一級品。
「散り際まで凛と咲くこの花のような生き方をしたい」というような表現をした梶みゆきさん、うぅ~ん…確かに…。



パパ・メイヤン(HT)
1963年フランス ビロードのような黒紅の大きな薔薇の中の薔薇。ダマスクの強い香りに悩殺されてしまいます。この花の魅力には何者も及びません。熟女の中の熟女。この色香、悩殺されるような熟女の香水…あぁ、悩ましい…なんていうと顰蹙をかいますよね。
咲き始め、眠りから醒めかけた美女は悩ましい。


浴室の窓を彩るアンクル・ウォルター(CL)は開花最盛期です。


東の基礎壁に絡ませたダンス・ド・フュー(CL)も次々と…




コーネリア(HMsk)も元気ですよ!


エブリン(ER)は益々大輪に変貌!


ヘリテージ(ER)もいわゆるオールドローズ風の大カップ咲き!


コンフィデンス(CL)もひと際大きく花開きました。花が大きすぎて重そう。



あと一週間もすると、ポールス・ヒマラヤン、ファイル・フェン・ブロウ、バレリーナ、アンジェラ、ニュードーン、アルバータイン、等のツルバラ名花が開花する見込み!
17日から25日あたりの間が「ため息週間」となりそうですよ。

それにしても、あのグラン・モゴールは一体どうしたのだろうか。蕾も小さいし花枝も少ないし、咲きそうな気配が感じられない。ジローガーデンの看板娘だというのに…。

それはそうと、台風が接近してるらしい。明日は支柱補強など台風対策をしっかりやらなくちゃ。


オープンガーデン・一斉公開日

2008年05月11日 | バラ日記
5月10日(土曜日)11日(日曜日)は伊豆ガーデニング・クラブ、オープンガーデンの一斉公開日だ。一斉公開日はどのオープンガーデンでも予約無しで見学することが出来る。が、あいにくの雨、しかも寒い。気温は13~15℃。昨日までの陽気が嘘のようだ。
こんな天気じゃ誰もこないだろうと思っていたら、雨の降る中を4組ほどのお客様がお出でになった。せっかくのご来庭だから、バラ一覧表の資料を渡して順次バラの説明をする。

そうこうする内にガーデン巡回バスが来た。伊東駅から小野庭、日吉庭、高橋庭、林庭、中川庭、大室庭の6庭を巡るBコースだ。ジローガーデン到着は林庭(アンシャンテ)でランチをとった後だから13:30頃となった。



さすがにこの雨だから少ないが、それでも15名くらいはいらっしゃった。家の前でバスから降車、用意しておいた庭の配置図とバラ品種一覧表を配る。このバラ品種一覧はとても参考になるとすこぶる好評だ。TEASとケーキ付だが3400円の料金を支払ってお出でになるのだから、こちらも説明に身が入る。質問は多岐にわたるが、病気や虫対策、消毒の方法、肥料の与え方、この程度に成長するのに何年かかるか、バラクキバチ対策、バーゴラやトレリスの施工方法等など…。
今日一日で合計20組ほどのお客様がお出でになった。冷たい雨の降りしきる中、どなた様もある程度のご満足をいただいたようで良かった。
明日は雨があがるといいなぁ。

で、翌11日(日曜日) 今日もあいにくと雨。しょぼしょぼと降る雨の中を今日も20名ほどの訪問者が。

今日の写真は娘が撮ったものだが、横から撮るものだからメタボ腹が目立つじゃないか。


エッラソウニ解説していますが、なに、バラ本に載っていることばかりの知識ね。


雨の中を黙々と…



やっぱりバラは晴れた日じゃないとね…10日くらい後が満開だと思うよ。
ジローガーデンを巡るバス庭巡りは5月18日24日25日にもあるから、バラがお好きな方は参加してね。その頃だと全株満開だと思います。

次々と娘達が目覚めていま~す!本日のバラは…

2008年05月09日 | バラ日記
さぁ、次々と娘達が目覚めました。本日ご紹介の娘は

お待ちかねのデンティー・ベス(HT)
1925年イギリス  ソフトピンクの大きなフレアスカートを風になびかせる風情は一重咲きのナンバーワンでしょう。デンティー(可憐)なベス(恋人の名)はスパイシーな香りで爽やかです。





ローテス・メイヤー(HRg)、
1983年ドイツ 棘と葉はルゴサ特有でサラ・バンの小型版という感じ。濃いローズピンクの花弁に黄色い雄蕊。香りも素晴らしく、おまけに大きな赤い実もつけちゃいます。


ヘリテージ(ER)、
1984年イギリス デビット・オースチン 中輪だがカップ咲きの姿形は一級品。中心部が透明感のある薄ピンクで外側は陶器を思わせる白色。蜂蜜のような香りもGOOD.


エブリン(ER)、
1991年イギリス デビット・オースチン 大輪、薄黄色からアプリコットに色が変化してピンクに変わることも。ERの中でも香りは第一級、香水メーカーのクラブツリー&エヴリン社のシンボルとして有名。


コンフィデンス(CL)、
1951年フランス HTの枝変わりだから剣弁高芯咲きの姿形は折り紙付で品格を感じさせます。高貴なツルバラって感じ。香りもいいですよ。


フレンチレース(FL)、
1982年アメリカ パールのように輝くアイボリーホワイトの花びら。丸弁のフリルを巻いた半開きの姿は上品で美しい。香りもGoodです。


アリスター・ステラ・グレイ(HMsk)
1894年 イギリス バフビューテイーの隣で上品な香りを振りまく可憐な薔薇。繊細なクリームイエローの花びらと細くて黄色い蕾が魅力。春から秋へといつでも花を咲かせる少女です。


サラとバニーの競演


おまけは山帽子の裾で咲くジャーマン・アイリス

ジローガーデン・茶会のご案内

2008年05月08日 | バラ日記
日頃はジローガーデンをご支援くださいまして誠に有難うございます。
また、当ブログにお付き合いをいただき感謝申し上げます。

さて、今年はガーデンの娘達も89株となりいずれも健康でスクスクと育っております。お陰さまで春の盛期を迎えることが出来ました。これも偏に皆様のご指導ご支援の賜物と厚く御礼を申し上げます。
(少々挨拶が固くなりました)

つきましては、下記の要領でささやかなガーデン茶会を催しますので、バラがお好きな方はどなた様でもお越しくださいますようご案内を申しあげます。

日時 5月24日(土曜日)14:00~17:00 
ご都合に合わせて適時お出で下さい。
(雨天の場合は翌25日(日曜日)14:00~に順延)
コーヒーとクッキー程度の茶会なのでお気遣いなさらずお気軽に。

アルコールの会ご参加の方は引き続き夜の部に移行します。

本日のバラ ルイ・フィリップ、マダム・ヴィオレ、ゴールデン・セレブレーション、コーネリア

2008年05月08日 | バラ日記
hanachan、コーネリアさんのご一行をお迎えして緊張しっぱなしのジローガーデンでした。何しろ爆睡中の娘ばかりで自慢のフリルをお見せできる株が少ないし。それでもこの二日間の日差しで急に元気づいた娘達。早速、今日の開花娘をご紹介します。

ルイ・フィリップ(Ch)
1834年フランス 春一番に咲き秋まで繰り返し咲くワインレッドのバラ。細い枝をどんどん広げます。フランス最後の国王の名前は少々荷が重いかな。


マダム・ヴィオレ(CL)
ジローガーデンの看板娘です。1981年日本 寺西菊雄氏作出のHTマダム・ヴィオレの枝変わり。剣弁高芯咲きでパープルの花びらは魅惑的。香りが無いのが残念だけど珍しい薄紫の大輪が人目を引きます。玄関脇のバーゴラの主です。


ゴールデン・セレブレーション(ER)
1992年イギリス デビット・オースチン  褐色をおびた鮮やかな黄色い大輪で香りもGOODです。黄金の名士?凄い名前ですね。でも、それだけの見応えはある娘です。


コーネリア(HMsk)
1925年イギリス ストロベリーピンクフリルに黄色いオシベの小輪。小さいながらムスクの香りを振りまきます。春から秋まで繰り返して咲いてくれる娘です。


まだ寝ぼけているヘリテージ(ER)
明日あたりはきっちりと目覚めてくれないと。


hanachan コーネリアさん、伊豆高原の小旅行はいかがでしたか?一日目はジローガーデンと大室山山頂、お泊りはアンシャンテ。翌日は伊豆ガーデニングクラブ会員庭巡り、フィヤージュでのランチ…お供のジローも楽しかったですよ!
今年の秋か来春には駒場バラ会を訪問しようという企画がありますが、その時に再開出来るといいですね。



今日のバラはメアリーローズ

2008年05月03日 | バラ日記
雨に濡れる伊豆に似合うのは紫陽花なんだけど、未だ早いよね。でも居たのです。雨上がりの庭で一人花を咲かせた今日のヒロインはメアリーローズ。

一日経ったメアリー

ERの中でも一番人気!姿・色・香り、どれをとっても一級品です。さすがはメアリーちゃん、他の娘が熟睡中なのに、それではいかんと開花してくれました。メアリーちゃん、あんたは偉い!


サラ・バン・フリートが一人気をはいて続々と花を咲かせています。サラはもう登場してしまったのですが、見て見て!と訴えておりますので再登場です。(雨上がりに開花したのはメアリーローズだけだったので…)


ブラス・バンド、この子も再登場です。東側斜面は熟睡中の娘ばかり、その中で唯一目立っておりますのが新顔のブラス・バンド。前回ではカナリアイエローの衣装だったけど、昨日の冷たい雨で杏色に…。整った姿形はひと際目を引きます。

明日陽気が良ければ開花間違い無しの娘は、アブラハム・ダービー、アルン・ウィック・キャッスル、ゴールデン・セレブレーションのER三人娘です。


お~い、まだかぁ~?

2008年05月01日 | バラ日記
ま~ったく、いつまで寝てるんだろうね。
後が続かなくて…困った。
今日は一日だからガーデンオープン。早くもご来庭のお客様が…

あのぅ…まだ…咲いていないんですよね、(何が、ですよね、だ!)

どうも今年の娘達は寝覚めが悪くて困ったもんだ。連休に入ってオープンガーデンの来客も増えてくるというのに、開花した娘は、サラ・バン・フリート、アンクル・ウォルター、ゴールドバニー、ダンス・ド・フュー、ブラス・バンド、の五株だけ…。残りの84株はゼ~ンブお休み中。

お~い、起きろよ~、いい加減にしろよ~

呼べど叫べど起きませぇ~ん。

六日には駒場バラ会のhanachanとコーネリアさんご一行が来庭されるというのに、花がありませんじゃ笑い話にもなんないっしょ!
明日は雨予報だから、たっぷりと水を吸って、明後日にはドカ~っと咲いてよ、頼むから。
ね、ドカ~っと。