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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

大室山の山焼き

2007年02月11日 | 定年後の徒然日記





ドドン! 朝9時、のろしの音が聞こえる。大室山山頂、お釜焼きの合図だ。
「おい、今日は山焼きだぞ、早く行かないと駐車場満杯になっちゃうぞ」
「山焼きって正午でしょ!今から行ってどうすんのよ」
「連休だし、天気はいいし、ドライブ日和だからワンサと押しかけるよ」
「じゃ、10時半に出発ね」
10時半に車をスタートさせるが、早や、桜並木は渋滞の様相だ。
「ほらみろ、いわんこっちゃない、池の方から廻ってみようか」
池のまではスイスイだったが、遠笠山道路手前で大渋滞・・・
「この調子じゃさくらの里まで1時間もかかっちゃうよ」
なんとか鳥居の前まで来る・・・「山道に入ってサクラの里管理小屋の手前に停めちゃおか」
この判断は大正解であった。管理小屋の前は絶好の撮影ポイント。登山禁止の札があるラインギリギリに陣取ってスタートを待つ。
「まだ正午まで40分もあるのね・・・」
と思う間もなく人人・・・カメラ、カメラ・・・
正午、ドドン、狼煙があがる。取材ヘリがブンブン廻っている。
着火!あっ、火がついたぁ!す、すごい!メラメラと・・・
あっという間に火が燃え盛る!こちらのほうまで火が追っかけてくる。
「おっ、おおお!火が・・・火が来るうううううううう!」
「あっ、熱い!熱いよおおおおお」

戦場のカメラマンの気分でファインダーを覗く。我ながらかっこいい。(だが、ちゃんと撮れているんだろうか・・・)

わずか20分位であったか・・・全山煙に包まれたかと思う間もなく鎮火・・・
祭りの後は黒こげだ。何となく虎刈りの様相の大室山となってしまった。