現実と夢!!

今日は曇り

文様

2015-06-21 11:52:06 | Weblog
暑い季節になってきた。日本では四季があるから
日本にいる以上、今年は梅雨がない夏がないということはない。
ため息をついて、その季節がただ流れていくのを待つのはもったいない。

こんな季節には扇子やら着物やら浴衣の登場となるわけであるが
昔は、そこにプリントされている文様には色々意味が込められてた。

例えば、トンボや麻、雨、多くの模様があり、トンボ一つとっても
様々なパターンがあったりする。
ただ、トンボや麻や雨といっても、単に描いているだけではなく
それぞれに意味があったりする。

だいたいはおめでたい意味になるような文様が採用されている。
吉祥文様といえば、分かりやすいか。

ただ、この現代において、かつて江戸時代に使われていた意味を知り
わかった上で、それらが印刷された扇子などを買え、というのもお門違い。
文様というのは日本人の多感な感受性を一つ形にしたにすぎない。

それが、今やなんかいいとか、なんとなくクールとかといった
数年経てば消えていく刹那的な価値しか見出せなくなっていることは
ないだろうか。

ある程度の年数において変わらない価値というものはあるだろう。
それは、身の回りにあったりする。
そういったことをしっかり美しく感じ取れるアンテナはまだまだ残っているはずだ。

これからグローバル化がますます進むなか、日本人の価値をしっかり意識することは大事だ。
雨といっても霧雨、狐の嫁入り、等一体どれだけ表現する言葉を日本人はもっているのか。
この本質的なところは、なくしてはいけない。

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