現実と夢!!

今日は曇り

とても大切な視点 行動

2010-08-22 16:26:20 | Weblog
リーマンショックからやっと回復の兆しを見せているのは
日本も同様だ。
GDPは前月比で5%の成長、小売販売も久々のプラス。
自動車の販売台数も調子が良いときている。

しかし、私たちの心情がこのようにプラスに向いているかといえば
そうではないというのが実情だろう。

ここであるデータを紹介したい。
ある会社の統計データで、将来に不安があるか?という問いで
上位から、スペイン、メキシコ、日本と日本は3位に位置している。
スペインは分かる。あれだけ南欧の国債を買いあさった結果、今は
見えない恐怖と闘っている側面がなくならない限り、この不安は消えないだろう。

しかし、日本はさらに、今後消費をより抑えたいと回答している。
これは群を抜いて高い数字になっている。

まさにバブルがはじけた後、語り継がれる失われた10年と表面的な
事象はよく似ている。
何が見えてくるかといえば、失われた10年が始まる前、
個人金融資産は700兆円あった。
そして、回復が見えたという2004年。個人の金融資産はほぼ倍の
1500兆円まで膨らんだ。
消費から大幅な貯蓄へ。こういうことが見える可能性がある。



なぜこんなことが起きるのか。
何も明るいニュースがマクロ的にはないから絶望している、
投げやりになっている、もう国はダメだと諦めているなどの
感情が支配しているからだろう。

もっともアホなメディアにも問題があるんだろうが、
ここで大切な視点がある。
それは、全て他人任せであるという点だ。


いつも国のせい。
日本では予算の中でもっとも社会保障に金を使っているが、それでも不安を感じさせる。
#参考
#社会保障 27兆
#国債等 21兆
#地方交付税等 18兆
#公共事業 6兆
#教育 5.5兆
こういったことばかりを外から揶揄するのは簡単だが、
それで何が変わるのだろうか?変わらなかったのが日本だ。


自分でどうしようもないことを考えて悲観的になってしまうのは
これはとてもさみしいことだ。

なぜか?

それでは自分でできることは何か?ということを考えられていないからだ。
悲観もよいがこういったことを考えてみてはどうだろうか。

かつての名経営者松下さんはこう言っている。
「楽観的に考え、悲観的に計画する」と。

ほんまいかな?  ほんまです

2010-08-14 23:11:12 | Weblog
ある有名な動画からピックアップしたものでご存知の方も多いと思うが、
ほんまかと思わせる。でもこれをしっかり認識しなきゃいけないことだけは
分かる。

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IQの高い人数はアメリカよりインドのほうが多い。

2010年に需要がある仕事の上位10位は2004年にはなかった
(実態は、専門学科のこと・・・と思う)


4人に一人の労働者は今の仕事に着いて1年未満

2009年アメリカで結婚した12%はネットで知り合った

Facebookの登録者は2億人を超えているがもしこれが国なら
世界で8番目にでかい


Googleでは毎月310億の検索がされている。ついこの間は26億件。
Googleができる前は一体どうしていたのか


5000万人の視聴者を獲得にするのにかかった時間
・ラジオ38年
・テレビ12年
・ネット4年
・ipod 3年
・Facebook 2年


10億冊をはるかに超える本が毎年世界中で出版される。
Googleは1時間で1000ページをデジタル化する


全米三大ネットワークTVが1948年から今まで放送し続けた量の動画が
2ヶ月間でYoutubeにアップされる


毎日送られるメールは2000億件


今持っている携帯は1965年のコンピュータに比べ
100万倍安く、1000倍強力で10万倍小さい


米国の4歳児の70%はコンピュータを使っている

無という世界

2010-08-08 14:12:19 | Weblog
この宇宙に無というものはどういうものか?
それは何もない空間?
残念ながら違う。

今私たちがイメージしやすい何もない無というのは、
「真空」ではないだろうか。

しかしそこは、何かがある。
それはエネルギーだ。またエネルギーがあるということは
物質が生まれたり消えたりしているのだ。
想像しにくいかもしれないが、そういうことのようだ。

そのため、本当に何もない無というものは、
そこには空間すらなく時間すらない所ということになる。
こうなるともう何も想像できなくなる。
何もないとは、今の物理学ではそのように理解されている。


この世の中に働いている力はいつくあるかご存じだろうか?
答えは4つある。
電磁力、強い力、弱い力、重力の4つだ。
前の3つの説明は他に譲るとして今回は重力に触れたいと思う。

この重力というのは万有引力として理解している人も多いと思う。
ただ、この重力は勝手に働いているわけではなく、メカニズムというのがある。

私たちの体を思い浮かべてほしい。
体は細胞で構成され、細胞は分子で構成され、分子は原子で構成されている。
原子は、陽子と電子で構成されている。それらは・・・とどんどん細かく分解していき
これ以上分解できない物質までいきつくことがきる。
それは、素粒子と呼ばれる。
その素粒子にはいくつか種類があるようで、
重力を伝える素粒子というものがある。
これがあるから、重力が働いているのだ。

要は、今私たちの目に入る範囲だけばかりではなく、宇宙全体に
目に見えない、重力を伝える物質が充満しているため重力が働いているのだ。

あなたが手に持ったものをパッと話すと地面に向かって落ちるのは、
あなたの周りにある重力を伝える目に見えない物質の作用で落っこちるのだ。


何もない空間なんてのは普通存在しない。
重力を運ぶ物質が世界中に充満している。
なんとも不思議で愉快な事実ではないだろうか。

自分が知っていること、価値基準になっていることなんてのは
まだまだ未熟なのだ。
そういう謙虚な姿勢は、常にあなたの脳に満足した刺激を与え続けるだろう。

不況は企業のチャンスというが

2010-08-01 13:32:53 | Weblog
これは米国の話であることをまず断っておく。


ビジオという会社はご存じだろうか?日本ではあまりお目にしないが
これはテレビを作っている会社でベンチャーで社員は200人いない。
そのビジオという会社はなんとアメリカではシェア1位なのだ。

なぜこんなことが起きたのか?
勿論品質の割に、値段が安すぎるためだ。
それができたのは、大企業の制度を根本に否定したことにある。
大規模な工場を所有し、複数の副社長を用意し会社の実態が分かりにくくなることを
防いだり等だ。
彼らは部品を一から作らず、最も安く品質の高い部品を選び、提供してもらい
最適な場所で組み立てただけだ。
しかしそれだけならサムスンやLGも行っていることだ。
勿論彼らには高い技術がある。その技術はあのフィリップスがライセンスフィーを
払って使用しているぐらいのものだ。

ただここで重要なのは、その高い技術を、大企業制度を利用したビジネス展開ではなく
小規模で小回りをきくことをレバレッジにして、徹底的なアウトソースを心がけた
ことにある。


またフィスカという会社も同様だ。
同じように大企業モデルを否定して成功している車メーカだ。
このメーカは国からプラグインハイブリッドセダンの開発資金として
約500億の融資を引き出せている会社だ。
この会社の社長はBMWなど大企業でヘッドデザイナーをしていた人であるが、
従来の自動車メーカが踏襲していきた無駄が多いビジネスモデルと別れを
告げた形になる。
彼曰く、自動車業界にて成功するのに他にも方法があることに気付いたとのこと。
もっともオバマ政権とのパイプの噂もちらついているが、
重要なのは小規模体制で知名度を僅かな期間で築いたことにある。


これらの会社はリーマンショック以降の不景気において、小規模ながら存在感を高めた
代表格の小企業会社だ。
不景気だからこそ職を失った優秀な人材を雇用しやすかったことを有効に生かせれた
点を見落としてはいけない。

さらにこれらはビルゲイツやスティーブンジョブスのように無一文から始めるというよりかは
以前なにかの仕事である程度成功して、それを資金源にさらに成功を収めたという
今風のモデルとしても注目に値する。


これらは特殊な例だと思うことなかれ。
実際、リーマンショック前後での起業数は殆ど変っていない。
これは解雇により、それをきっかけに起業する人が多いことも影響している。
また、ベンチャーにおいて企業存続期間も重要な指標であるが、
5年もっている会社もその前後では殆ど変っていないのだ。
先ほどあげた、新しいベンチャーの形や、特にIT業界でのほぼ無一文からの企業が
混在したデータではあるが、へーと思わせるには十分だろう。

米国と言えベンチャーというのは30年前までは当たり前ではなかったが、
今や10代の半分は企業をしたいと思っている。

さて、ところで日本はどうだ?同じように成熟した経済の日本では、
不景気こそチャンス。解雇はいいタイミングだ。起業だ。
そう思う人材は一体どれほどいるのだろうか。


これをただ文化の違いと片付けてしまうのは、正しい議論と言えるだろうか?
あなたはどう思うだろうか?