現実と夢!!

今日は曇り

20代ニート

2012-11-17 11:56:36 | Weblog
20代ニートが最近増えているという記事を目にする事が
最近ちょくちょくとあるのではないだろうか。
これは、卒業してもブラブラしている若者ではなく、
望むか望まざるかは別にして、やっと入社できた会社においての話だ。
要は、仕事がなく、放置されていることがある20代社員を
20代ニートと呼称しているのだ。



さて、そうなる理由は様々だ。
20代にかまっている場合ではないとか、不景気で仕事がなくなったとか
そもそも育成に時間と金をかけている場合ではない等々。
まあ様々だ。



これは日本が置かれている厳しい状況を考えれば仕方がない、
スペインなんかに比べればましなほうだと、
その状況を正当化してもしかたない。
短期的にはそれでよいかもしれないが、中期的に見ると組織の筋トレなどを
考えると、その状況は放置してはいけない問題だ。



色々と議論はあろうが、20代で毎日暇でという地方公務員のような生活を
送ってしまうと、将来的な視点において、とてももったいない。
将来偉くなる必要はないが、人間力を上げる、人として熟すということは
目財しておいたほうが良い。
仕事をそのための手段にする必要はないが、大抵の人はそうせざるを得ないだろう。
そのためには、やはり若いうちは特に苦労をするべきだ。
会社で出来ないのであれば、大学院に行くとか、社外活動を行うとか
なんでもいいから、日々24時近くまで何かを取り組む状況を作るべきだ。



このようなことは会社はサポートしてくれないので
自主的に動くしかない。
自主的に動く人と、何もせず暇であるとか給料が安いことを会社のせいにして
動かない人とでは、1年後ですら大きな違いが出ているのではないだろうか。



人の幸せの基準は多様化したと言われているし、それはそれで結構なことだ。
あなたにとっての幸せの基準が、金であったり、地位であったり、自由時間の多さで
あったり
社会貢献活動であったり、様々でよいだろう。
しかし、それらに共通して、そこには円熟した人間力の高い人という要素が加わると
その幸せ度は格段にアップしているはずだと、私は思う。


そのためには多くの経験を積んでいく必要があるのは
間違いないわけであるから、その努力は20代からでも早々に始めるべきだと考えるが
皆さんはどう思うだろうか。

医療費

2012-11-10 21:46:43 | Weblog
医療費の未収額は140億円にも達しているという。
理由としては、治らなかった、なぜこんなに高いのか、金がないなど
まあ納得性のかける理由ばかりだ。
そもそも日本は皆保険で、ちょっとした怪我で病院を訪れても
手厚く診察をしてくれて、薬もしっかり出してくれるという
素晴らしく恵まれた国である。



しかし、その過保護ともいえる診察スタイルは
今の国としては、行き過ぎだと言わざるを得ない。
小室哲哉が、彼の経済状況とはかけ離れた生活を送り続けていたことで
結局どうなったのかは、記憶には新しい。



事実、税収が42兆円しかないこの日本において
医療費は37兆円にも達している。
これは国民一人あたりに換算すると、約30万円にもなる。
税収のほとんどが、医療費に使われているというのが
この日本の現状なのである。


勿論高齢化が進んでいることで、
多くの医療費がかかる人口が増えているという現状がある。
勿論前提としては、先に触れた、あまりにも手厚すぎる日本の
医療の現状はある。



ただ見過ごせない点がある。
それは高度医薬品の開発費用である。
実に10兆円を超える金額になっているのだ。
税収の25%は薬の開発費用へと税金がつぎこまれている。
こうとらえると凄いのではないかと思う。



確かに長く生きたいという思いは未だに強いだろうし、
その願いを叶えるには、結果成功するかわからない薬の研究開発を
行うしかない。結果を求められる限り、そこには多くのコストがかかる。
それが今日本では10兆円を超えているのだ。


高齢者が病院に頻繁に足を運ぶから、その高齢者の数は増えているから
医療費は雪だるま式に増えていると思っているかもしれないが、
実は、長く生きたいという思いを叶えるために、膨大な金が研究に
注ぎ込まれているということを、多くの人は知るべきだろう。

ただ廃れていく街

2012-11-04 19:01:11 | Weblog
これはいうまでもないかもしれないが、
住宅業界は今のままでは行き詰まりだ。
新築住宅は年80万戸あたりをいったりきたりしているが、
空室率は13%を超えている。
賃貸住宅の空室率は18%を超えている。
そしてこれら空室率の数字は減ることはなく増えていくだろうというのが
大半の意見で、
少子高齢化のなか、空室率は30年後40%を超えるかもしれないという
悲観的なシナリオが示されている。



閉鎖的な住宅業界は、そうだ中古市場の活性化だと言っているが、
残念ながらグローバルレベルにはとても達していないし、
粗利も低いだろうから本気で行うつもりもないのだろう。


これから益々一人ぐらいしの世帯が増えていくという
これは変えられない外的要因を考慮しなくても
日本の家の今後はやはり明るくない。
今4000万円で家を買っても、同規模の条件が20年後、物価の影響を無視したとしても
2000万円という値下がりが起こっていても、なんら不思議ではない。


家を買うか賃貸か?という議論はよく見受けられるが、
これはどういった条件で比較するかで結果はどうとでも操作できるし、
結局金銭的にはあまり変わりませんというようにも結果を見せることは可能であるが
上記のような視点で、改めて比較すると、どっちも一緒か?という疑問がでるだろうし
一考する価値は十分にあろうと思う。


空家の問題や老朽化した家の問題はことさら深刻だと思う。
それは防災といった意味合い以上に、所有者がわからなくて手を打てないという家が
少なからずあるという点も見逃せない。
これは休眠口座のように、ある一定の条件を満たしたら国が没収したらよい。
また、古い家ばかりが多い街で投資がもう殆どされていないようなところに
若い人が住もうと思うだろうか。新婚さんが積極的に住もうと思うだろうか。
街に不衛生さを感じさせるだけで、マイナスのスパイラルに陥り、ますます活性化されない。
新しいマンションを立てても、ぽつんとあるだけでは見向きもされない。



都市開発というと、広い取土地に新しい何かを建てるいう節が強いが、
今ある古い建物や住宅をどうするかという点を忘れてはいなけないし、
そこをなんとかするということを行う必要はあろう。
そうすると金の問題にぶちあたるので結局何もできないとなるのかもしれないが、
工夫ができると思う。ただ新しく見せるだけではなく、冒頭に触れた傾向を押さえた上で
今までの常識を逸した、街のハードという側面から見た魅力は必要だろうし
これは住宅業界に任せててもだ多分ダメだろうから、
行政からなにから色々な組織がスクラムを組んでいかなければダメだろう。