現実と夢!!

今日は曇り

ブログ納め

2009-12-20 00:20:26 | Weblog
2009年のブログは本日で終了します。

今年は政治・経済と大きな動きがありました。
また、人の、特に若い人たちの生態の変化もとても大きくなってきています。
さらにこれらの動きは来年も加速していくでしょう。
とても興味深い一年になることだと思います。

もう少し書くなら、
これから日本の長戦略を考える上でオプションは3つしかありません。
①従来のような成長戦略を維持し、中国を追い越せと頑張る。
②カナダモデルで中国におんぶにだっこでいく。
③華麗なる衰退
ここらへんもどういう方向に舵をきっていくのか楽しみなところです。


この一年読んで頂きありがとうございました。
また、来年どうぞよろしくお願いします。


電気

2009-12-13 00:36:03 | Weblog
今電気といえばエコという観点でとても注目を浴びている。
日本でもスマートグリッド構想も着々と形になりつつあるし、
徐々に電気自動車(当面はハイブリッド車がまだまだ存在感を示すだろうが)も
市場に浸透してきている。


そんななか、ワイヤレス給電という技術があるのだが、これは個人的には
ちょっと注目をしている。
これは、要は電源ケーブルさようなら というのを実現させようというものだ。
自分の家を改めて見てほしい。
コンセントからはタコ足配線がつながり、そこには様々なケーブルが差し込まれているだけでなく
さらにタコ足配線がつながったりはしていないだろうか。
これが全部なくなりますという技術だ。


ある程度の技術的な課題もクリアされつつあるようで、
様々なところからケーブルを拝めなくなる日も近いかもしれないのだ。
この技術はもともと電池の代替品として開発されたもののようだ。
なぜそんな視点があったのか。それはコストの問題。
日本の場合、電気を使う費用と、同じ電力を乾電池から得る費用は実に1400倍にもある。
乾電池にすることで、1400倍の費用を人は払っているのだ。
そんなに価値が違っていいのか?
それがそもそもの視点の一つになっている。


同じ電気でも何から得るかでこんなにも幅があるのだ。
他にはどういったものがあるのか。
通信ぐらいだろうか。衛星通信とSkypeを比較した場合こうも違うのかとは
なるだろうが、その他がなかなか思いつかない。



電気技術は今大きく3つに分類することができる。
それは、「創エネ(発電のこと)」「畜エネ(蓄電のこと)」「省エネ」だ。
この技術は、蓄エネに今は分類されている。いつでもどこでもワイヤレスで電力を供給してくれる
という点からだろうか。

今この畜エネは人々にとっては、高い金を払ってもメリットが多いと感じている。
テレビのリモコンがコンセントにつながりっぱなしだったら嫌だろう。
携帯もコンセントの前でしか利用できなかった嫌だろう。
エネルギーをためて持ち歩けるというのは、人は大きな価値を感じているのは
この歴史が証明している。だから、普通の電気より1400倍のコストだということを知らない人も多いだろうが
それだけ高い費用を払うのだ。


しかしこの技術は欧米が進んでおり、日本は後れを取っていることを否めない。
頑張れニッポン!!

福井県

2009-12-05 01:01:54 | Weblog
北陸といえばどこですか?そう聞かれれば金沢と答える人は多いのではないだろうか。
私は昔京都に住んでいたこともあって、よく福井には行っていたが、
確かにあまり長居する感じではなかった。

今回は福井県の教育にスポットを当てたいと思う。
というのも福井県は意外に日本でもやり手であるからだ。
なんと人口あたりの社長の輩出数は福井県は一位だ。

さらに、
・小学生学力テスト一位
・中学生学力テスト一位
・国立への進学率一位
・子供向けボランティア活動率一位
等、日本一が多い県なのだ。

これらの実績を残すのは、福井式と呼ばれる教育方針があるようだ。
このポイントは、教育現場の努力、教師が尊敬の対象となっている。
さらにコミュニティの強さがあるようだ。

世界に目を向けると、フィンランド方式やインド方式などが有名かもしれない。
フィンランド式は答えのない問題に取り込んでいくという教育、
インド式では徹底的な暗記とそこからの多様性が要諦だろう。
福井式はこれとは異なっている。
しかし、やりかたは異なれど、
フォーチュン誌に載るような会社の役員を見えれば、ここにもインド人がいるんですか
というほどインド人が多いし、
北欧は、その教育方針で国の危機を乗りきった。

そして福井は日本では多くの社長を輩出している。
福井では宿題の量も他県と比べて多い方だそうで、
さらに宿題も自分の部屋でやるというより家族がいるリビングなどで行う家庭も多いようだ。

こう見ていると、福井は昔の古きよき日本をベースとした教育のように感じられる。
これはフィンランドやインドとは多少異質さを感じる。


昨今はこの福井式教育が注目をあび賛美されている傾向があるが、
私には少し違和感を感じる。
確かに古き良き日本をベースにすることはよいが、それは昔に戻るというのでは困る。
今のグローバル世界を意識した、カスタマイズがあまりないように思うからだ。

実際、福井は日本一は多いかもしれないが、それは結局日本でしか通用しないという
ことになったりはしないだろうか。

これから確かに日本でも通用するというスキルは当然必要であるが、
世界に通用するというものをつくり上げていくことが日本には当然必要である。

そういったことを意識すれば、福井式をフィンランド方式やインド方式と対等に
捉えることは多少の危険をはらんでいることは、頭の片隅にいれておいたほうがよいだろう。