現実と夢!!

今日は曇り

金銭的な生活レベルを下げるということ

2013-03-31 15:37:37 | Weblog
70年前出生率は4を超えていたが、今は1.4を割り込んでいる。
最近は少し上向いてきているようではある。
出生数は第二次ベビーブームを頂点にして、減少の一途を辿っている。
今の出生数が110万人であるので、ピークの半分である。


経済が貧しければ子供が多く、経済が潤ってくれば子供が少なくなる。
これはどの先進国でも同じような感じである。
子供を労働者として捉えず、丁寧な教育を行うことで、非常に金がかかるようにな
る。
かといって、今の日本で子供は労働者というわけにはいかない、文化もある。
周りの目や今の日本の実情を加味すれば、必然と子供には金がかかるので
そんなに給料が上がらない今、子供をそんなに養育できない事情があるのは
非常によくわかる。


出生率を上げるためには、フランスを学べというが、
行政の金銭的支援や制度的支援に加えて、シングルオッケーという文化の醸成までと
なると日本では、ぱっと切り替えられるものではない。


では、子供にかけるお金を減らせばよいのではないかとなるが、
教育費は実は贅沢しなければ、殆どかからない。
では生活費にお金がかかっている、ということになる。
生活レベルは下げれない。



そう、生活レベルを下げれない、というのが難癖だ。
現状は変えないが、さらに良くしたいというのは
ちょっと難しいし、そう甘くはないだろう。


これからアベノミクス効果が日本が好転すればよいが、
今後もさらに二極が進み、円資産が傷み、殆どのビジネスパーソンの給料が減り、
国の老後の保障も手薄となってくると、
少子化云々以上に、今の生活レベルを見直していく必要があろう。
金銭的な生活レベルを下げるということになるが、それが全ての解決になるとは思え
ないが、
そういった礎を作ることは、今後を前向きに生きていくためには、
必要条件ではないだろうか。


これは何も老後の資金をせっせと貯めるためだけに、行うのではない。
そういったことを行うと、出生率もひょっとすると上がるかもしれない。
自律力が増し、何でも行政に任せっぱなしという人も減ってくるかもしれない。
地域で助け合うことが増えるかもしれない。


GDPにおける消費という観点ではマイナスかもしれないが、
どの道日本のGDPは大きな成長を今後も期待できないのであるから、
金銭的な生活レベルを下げれている人は、カッコイイ、
という観念の変化が、生み出す効果はマイナスより計り知れないと思うのだが
いかがだろうか。

水問題

2013-03-16 09:39:08 | Weblog

「水」というキーワードはますます重要になってくる。
実際日本では、ガソリンは1Lで140円ちょっとであるが、
すべての水を1L140円で買うことはできない。
ガソリンよりも飲料水は高いという現実がある。

その水であるが、ダボス会議を主催する世界経済フォーラムの
リポートによると、今年の発生率が高いリスクへの言及がある。
1位は、所得格差の拡大である。
2位は、財政赤字の問題
3位は、温暖化ガス排出量の増加
そして、なんと4位が水不足となっているのだ。


さらに発生した場合の、被害の大きさという観点でも言及がある。
1位は、金融システムの崩壊である。
そして、2位は、水不足なのだ。
ちなみに3位は、財政赤字の問題、となっている。


水不足問題はこれから発生リスクが高く、そのインパクトは
とても深刻なのだ。最近、国債問題が取り立たされているが、
これよりも事態は深刻だ、とリポートは述べている。


水不足の問題は、飲み水が減るというレベルだけではない。
生活用水、工業・農業用水、食糧問題、気候問題と影響は幅広いのだ。
日本にいると、いまいち現実味のない話であろうが、
私たちの生活への直接的な影響でみると、給料があがらない、税金は増える、
そんななか食料品の値段が益々上がる、ということになってくるだろう。


水ビジネスは100兆円といわれるほど、期待は大きい。
確かに発展途上国などへの都市インフラへの投資や災害対策などは
有望だろうし、東京都などもインフラ技術の輸出をしている。
ただ、事態は、アジア開発銀行の調査結果によると、アジアの水を取り巻く
状況は深刻極まりないといえる。
タイの大洪水のニュースは記憶に新しいだろう。
あれは単に余りにも異常すぎる気象がもたらしたものであるとは
一概にはいえないのだ。


アジアでは60%以上の家庭が安全な水の供給を受けれておらず、
農村部の貧困層では、その数は90%以上に達している。
また、アジアでは6億人以上が海抜10メートル以下の沿岸部に住んでおり
災害の影響を受けやすいのだ。


さらに今は水の80%が農業に使われているが、今後の人口増加や経済発展により
さらに2倍の水の量が必要になるようで灌漑治水対策も益々重要になっている。


アジアの成長を日本の成長に取り入れるというのであれば、
水に関連するインフラ整備への寄与はますます重要で、
フランスに任せている場合では、当然ない。


水問題は遠い世界で起こっている対岸の火事ではない。
確実に日本に、あなたの生活に影響があるものだ。
洗濯物が雨でぬれたら汚い、洗いなおす、といかいう考えも
贅沢極まりないものになるかもしれない。

今後はますます水や仮想水の価値は上がり、値段があるものであるという
将来をしっかりイメージした生活や考え方がこれからますます
重要になってくると思うのだが、皆さんはいかが思うだろうか。

交通違反をしてしまった!さあどうする??

2013-03-04 18:46:51 | Weblog
まずは今の交通事故の現状をしっておいて損はない。
今は、負傷者数、死亡者数、発生件数も軒並み急激な右肩下がり減少している。
特に今の発生件数は、65万件ほどでこれは昭和45年頃の件数と同じだ。



次に、交通違反の内訳を見てみよう。
総計800万件くらいであり、これもまた減少傾向だ。
そして違反による罰金は、800億円程あるのだが、これも年々減少している。
警察庁は、まさにこの800億円の金が減ってもらっては困るのだ。


ということで、賢い警察官僚は、これからは車の性能も上がって車の違反は
減ると見込み、今無法地帯といってよい自転車に着目して、
そっちで金を稼ごうとしている。メディアもしっかりと自転車の事故の報道を
しているという連携プレイもばっちりだ


交通違反とは交通事故を発生させないために、未然に指摘をするということだ。
スピードオーバをしていると、交通事故をする可能性があるから
未然に防ぐために、青切符なり赤切符なりを下さるという、といった感じだ。
交通違反は、スピード違反、携帯使用、一時不停止、通行禁止、信号無視で
だいたいで80%を占めている。


それらが原因で罰金を払った人もいるだろう。
警察24時でもよくやっている。白バイ警官にスピード違反で捕まって
色々ごねても結局観念するシーンが。


しかし法律上ではこうなっている。
警察は、
「お前は交通法を違反しているから注意をした。反省の意思があるなら
 罰金は払ってください」
ドライバーは
「警察からの指摘に対して不服があるなら、甘受しなくてよく
 罰金を払う必要もない」
そして、双方の権利は対等なのだ。
警察からの支払い命令というのはあり得ない。命令も支払いの催促もすることが
本当はできないのだ。
ずーっと放置していると、出頭命令が来る。これも命令はできないのだ。
そのためそれを受けて出頭する必要はない。


では、交通違反しても無視し続ければよい、ということにはならない。
権利は双方同等であるから、警察にお前違反したぞ、と指摘された事案を片づける必要がある。
おとなしく罰金を払えば、裁判は免除される。一般的にいう示談のイメージだ。
しかし、罰金を払うつもりがないなら、裁判の場で刑事裁判を行う必要があり、
不服について主張していかなければならない。

公共機関のページを見ても、こういったことがオブラートに包まれて記載されているが、
これは青切符に限った話ではない。赤切符においても同様だ。


なので、自分がスピード違反で取り締まりを受けている横で、明らかにスピード違反の車が通過しても
おそらくその車がスピード違反で捕まらないだろう。納得いかないだろう。
青切符程度なら、しっかり理論で主張すれば、かなり精神力はいるだろうが、
厳重注意で終わるだろう。
赤切符なら残念ながら裁判をすることになるだろう。

最近は、不当な取り締まりも多いようであるから、こういったことをしっかり頭にいれて
対応を選択するほうがよい。禁物は感情的になることだ。これはダメだろう。




以上は、あくまで法律上の話だ。
痴漢の罪自体は初めてだと50万前後の罰金刑で終わりだ。
言い換えれば50万円を払えば、痴漢の罪から法律上は解放される。
しかしその人の社会的生活はとてつもなく大変だろう。会社の居場所もなくなり
家族のなかの居場所や街の居場所も失う可能性もある。


身近な罪は、こういた社会的罰則のほうが、とても大きいということもありうる。
交通違反を繰り返して、そのたびに、警察に喧嘩を売って、
罰金を払わないということを繰り返している人というのは、社会的によいイメージはないだろう。


警察と権利は同等であるということを理解し、社会的責任も加味して
納得する対応を論理的にするのが、正しい対応方針だろう。