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今日は曇り

非常時の人材

2011-08-27 16:27:42 | Weblog

グローバル人材をを考えた際に、非常時の人材の
需要性はとく語られれることである。

グローバル化なんてあまり関係ない人でも
今回の東電の対応で、いかに非常時に使える人材が需要であることが
分かったであろう。

平常時は通常に業務をこなせれる人であったり組織であったりが
機能という面では、十分だろう。
しかし、これだけグローバル化だけではない、ビジネスの環境が
大きく変わっていくなかで、非常時に使える人材の重要性が注目されている。

これは、単に業務をこなしていきて、そこそこいい成績をあげているような
人がイコールというわけではないことが分かっている。

私が好きな漫画のカイジでもこういったセリフがある。
「いざという時に役に立たないやつはいらない。それは単なる管理者」

要は、想定される前提下において機能する人やマニュアル、制度だけでは
不十分ということだ。


実際、欧米では、この非常時に使える人材を育てるために
色々と施策を行っていると聞く。
例えば、各国から集められたマネージャ以上の人材が
初めての新興国で3ヶ月程度合宿を開き、そこで通用するビジネスプランを考える
といった類のものだ。

なんだ、日本でもよくある研修ではないかと思うかもしれないが、
ここでの違いは、国籍も年齢も人種も違う人達が新しい土地で集うということに
意味がある。

どういった意味があるかといえば、
結局何かあった際に、最も情報が集まるのは現場であるから、
結局現場である程度適当な判断ができるにこしたことがない。
いざという時になった際にも、そこに集う人たちがそれぞれを信頼し、
また、上層部もそういった現場にある程度権限を移譲できる
信頼感を作っていく取り組みであるという点が、
単にノウハウを教える日本での研修とは違うということだ。


これも東電の対応で分かることであろう。
結局東京のオフィスでただ情報を集めてそれを見て、理系出身者がいない幹部が
自分たちの経験で色々判断したことで、
皆さんがご存知の混迷を極めたのだ。


事業継続計画とかの重要性がなおさらました今日であるが
これはある一定の前提が頭にあることを忘れてはいけない。
その前提と違うことが起きた際に、使える組織、使える人材を用意していくこと
創り上げていくことが重要なのだ。


グローバル展開においては重要なことであろうが、
決してグローバル下においてのみだけではないだろう。


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