LINEは未だに爆発的に加入者を増やしている。
登録者数は4億人を超えている。
FACEBOOKが高額で買収したWhatsAppは月間5億人が利用している。
中国のWeChatは6億人が登録している。
楽天が買収したViberは3.5億人が登録している。
PC環境ではこういったメッセージアプリは昔からあったのだが
スマホの普及により、利便性が大幅に向上し
非常に多くのユーザに普及した。
ただ、普及の理由は、利便性だけではない。
もちろん、無料で電話やメールが出来ることに加えて
インターフェースがいい、という要素もある。
そういったなかで、ドコモは定額プランを発表した。
とうとう踏み出したという感じだ。
これはいうまでもなくLINE等のメッセージアプリへの対抗だ。
定額にする分、ドコモのサービスを使ってくれということに
他ならない。
しばらくしてKDDIも定額プランを導入することを発表している。
必然的にソフトバンクも導入する運びにはなりそうだ。
では、海外ではどうだろうか。
AT&Tやベライゾンが定額プラン廃止を発表したのは
4年ほど前だ。それ以降定額プランの新規加入を停止し
従量課金プランのみの提供になっている。
これはメッセージアプリとの融和策を意味している。
つまり、これは通信事業者としては避けるべきといっていた
「土管化」に他ならないのだ。
土管化による利益最大化を狙っているのだ。
こういった考えはヨーロッパの通信事業者にも
共通するところが多い。
もちろん、日本と欧米の戦略は一長一短である。
ただ、共通するのは通信事業者の存在感が薄れていることだろうか。
いかにこの状況を打破していくのか。
ブレークスルーが必要である。