現実と夢!!

今日は曇り

ブログ納め

2014-12-28 10:27:00 | Weblog

今年の一文字は増税により「税」となり、
日銀が兆円単位で国債を買い取り、その金で
日本円を購入させたことに端を発する日本株爆裂上昇。

経済政策を第一にかかげるアベノミクスは
実態としてそう効果がでていない。
まさに、実態と株価・通貨価格に大きな乖離が見られる。
非正規雇用者は初めて2000万人を超えたが正規雇用は増えない。

特に私はシェールガスの動向に注目していたのだが、
サウジの陰謀のより、シェール関連銘柄や原油価格は大暴落をした。

さて、来年を思うに、個人レベルではますますの分散投資と
自律する力が求められるといえるのではないだろうか。

あとは、マインドを改めもっと色々欲することだろう。

テスラモーターズ

2014-12-20 11:39:30 | Weblog
日本にやっとのこと進出してきた、おしゃれな電気自動車を作っている
テスラモーターズ。車内には大きなディスプレイがあり、モバイル通信も可能となっている。
モバイル回線は日本の場合ドコモが提供している。
エンジン部品はガソリン車の場合は、2万点近く部品が必要であるが、こちらは100点ほどしかない。
さらに部品の8割くらいは日本製だという。
いつまでも日本製のものを使ってもらえるよう日本企業は努力を怠らないで欲しいものである。
一番重要なバッテリーはパナソニックがかなりの設備投資をして作っている。
日本で買おうとすると1000万円近くする。


そもそも電気自動車は日本ではそう売れている車ではない。最近ではその販売数も急激に増えているが
2年前でだいたい6万台である。ハイブリッド車は約300万台であるからまだまだ販売拡大の余地はあろう。

どうせ単なる高級電気自動車だろうと思うことなかれ。
Webサービスやアプリに対する使い勝手を、ユーザーインターフェースと呼ぶ。
このユーザーインターフェースは基本的には、Webサービスやアプリでの呼び名である。
車には使わない。車では運転しやすいとか、高級感あるとか、そういった表現になる。


しかし、この車にはユーザーインターフェースがいい、という言葉が使われるくらいだ。
そもそも今のガソリン自動車ですら、コストの4割はソフトウェアの費用だと言われている。
このテスラモーターズの場合は、そのソフトウェアの割合はもっと多いだろう。
そして車の部品の点数は、ガソリン車より圧倒的に少ない。こういた現状はまるで家電だろう。
テスラモーターズの社長は、iPhoneの製造で一躍その名を轟かしたホンハイに
iPhoneの次は電気自動車を作らないかと、もちかけたというくらいだ。


この車の凄い所は、ソフトウェアの稼働状況は、個々の車毎にサーバで管理されており、
ソフトウェアに不具合があれば、サーバから最新版のファームがダウンロードされ
インストールされる。これはまるでシステムトラブルの対応のようだ。

車の場合、問題があった場合は、リコールという対応をとることが多い。
これには莫大な費用が掛かる。なにせ販売した車全部をなんとか改修し無償で修理し、
修理期間は代替車を貸し出すのであるから。


しかし、テスラモーターズはソフトウェアの軽微な不具合の場合、
そういったことはしない。

実際マイクロソフトがOSに不具合があった場合にどうしているか。
いちいちインストールされていPCを全数回収して無償対応しているだろうか?
不具合があったことでユーザに何か詫びているだろうか?
後日ソフトウェアを改修して配布するだけだ。
それと同じことをしているだけだ。

こうなってくると、テスラモーターズの競合は、車メーカなのか家電メーカなのか
はたまたソフトウェアメーカなのか、IoT事業者なのか分からなくなってきている。
テスラモーターズは従来のガソリン車の新しい競合であると狭い定義しかしないのは
危険である。全体像を見失いかねない。

これからはこういった事例のように、かつて3Cできっちり定義されていた境界を
越えてくるケースが頻発してくるだろう。
新しい学びが必要な時代に

ビジョン

2014-12-07 14:02:24 | Weblog

仕事をしてると、よく忘れてしまう。この仕事は何のためにやっているのか。
上司の指示があったからやっている。そういう役割を受けたからやっている。
つまり、上司のOKをもらうためにやっている。

下手をするとこういった思考になってしまう。

有名な話がある。ある建造物を建設している従業員の一人に問うた。
あなたは何をやっているんですか?
1人はこういう。レンガを積んでいます。
あるものはこういう。お金を稼いでいます。
そしてこういう者もいる。建物をたてています。
この話の教訓は勿論、3人目の視点が必要です、ということである。

そうはいっても目の前の現実はある。
上司のOKのために仕事をしなければならない。という人もいるだろう。
それはそうだ。しかし、だからといってそれだけになってはいけないのだ。

なぜか?
若いうちはいいが、それなりにキャリアを積んでくると、
どういった業界でも、自分で何が課題で、どうしたいのか?ということに回答する必要が出てくる。
その時には、指示をする上司はいない。
あなたが、どう考えるか、何を見ているのか教えてくれ、というわけだ。

いきなり、こんなことを言われてもパッと回答できるわけがないのであるから
日ごろの鍛錬や日頃の意識、行動の研鑽が必要になる。

どうあるべきか?これはまさにどういったビジョンであるかということだ。
ビジョン。これは誰もがあらゆることに対して持てるものではない。
はっきりいって情熱が湧かないことに明確なビジョンを描くのは無理だといっていい。
例えば、私だと炭素繊維の未来はどうあるべきか?と問われてもそういった素材にはなんの思いれもない。
事実を積み上げた考察はできても、血が通ったワクワクするビジョンを描くのは困難だろう。

しかし、これが自分の興味があること、自分の人生の原始的な経験に基づくものなら話が変わる。
要は、自分はどういった人間か?それを自分にしつこく問うて、その自分がどういった分野であれば
のびのびと表現可能か、ということを考えられたとき、
必然的に、その分野はどうあるべきか、つまりあなたのビジョンがどういうものかが、
考えれば考えるほど鮮明になっていくはずである。


この世の中はどうあるべきか?でもいい。
今やっている自分の仕事はどうあるべきか。
また、自分を考察したとき自分がもっとも輝く分野はどこか。
もっと身近な所でもいい。あなたの家族はどうあるべきか。
そういったビジョンをしっかり考える習慣をつけておいたほうが絶対いい。

あなたは単にレンガを積んだり、金を稼ぐためだけに、働いているのでは
ないはずであるからだ。