現実と夢!!

今日は曇り

バイト

2015-11-29 15:46:08 | Weblog

学生になればバイトをする人は多いだろう。
とりわけ大学生はバイトに勤しむ人は多い。
私も大学生のときには色々なバイトをしたものだ。

私は恵まれていたことに授業料と1人暮らし用の家賃代は
親に払ってもらっていたので
自分の生活費を稼ぐことを目的としていた。

旅行といってもなけなけしの金を出しているので
それはもう貧乏旅行だが、今振り返っても楽しかったと思う。
バイトもしていない学生、バイトしたとしても贅沢な交際費になっている人を
見ると羨ましく思ったが、貧乏学生の後悔は今もない。


そのためバイトの目的は人それぞれであるが、
その目的の傾向が最近大きく変わってきているという。
飲食業では6人に1人が学生でその割合は増えてきている。
そしてその目的は生活費と学費が圧倒的に増えており、
逆にレジャー費や服代などの遊ぶお金目的のバイトはドンドン減っている。


それは裕福で甘い親が増えているからだ、という見方もある。
もちろんそういった人もいるだろうが、大半はその逆であろう。
学生も2極化が進んでいるのだろうか。


日本の場合、奨学金という制度は色々あれど
実質これはローンとなっているので金利付きで返済しないといけない。
日本では国が負担する学費は他の国に比べると圧倒的に少ないので
高等教育を受けることに多くの金がかかり、受け続けるのに
それなりの時間の労働をして金を稼がないといけない。

さて、これは問題なのか。卒業するためにほとんどの時間を
バイトで消費してしまうならそれは問題だろう。
日本の学生がどこまで勉強をしているかという視点をおいておいたとしても
貴重な経験をつめる時代をバイトで大半の時間がすぎていっては駄目だろう。


ただ、ここまでの人は少数派だとした場合どうだろうか。
日本の奨学金制度は不十分だが、努力してより有利な奨学金を勝ち取ればいい。

ブラックバイトから抜け出せない学生はたしかに問題であるが
それは一つの側面でしかない。
日本の高等教育の環境も大きく問題であるが、
だからこそそこで躍起になって高いスコアをとれる努力を地を這ってでも行うべきで
そういった気概をもった学生が少ないという側面もあるのでは、と私は思っている。


最近は学生が減っているのにも関わらず大学が増えているが、
何のための大学か、と思うが、大学を増やすということが
高等教育をより高いレベルで受講させるということではない。

私は、奨学金制度の充実と高い競争を促す仕組みこそが必要だと思う。





出版不況

2015-11-08 15:17:37 | Weblog

本や雑誌の売り上げは減っている。
おかげで廃刊になる雑誌も多く、街の本屋さんもドンドン閉店に追い込まれている。
これもそれも電子書籍のせいだ、アマゾンのせいだ、という理解は
少し改めなければならない。

確かに電子書籍化はそういったことに影響を少なからず与えている。
しかし、本屋全体の坪数は増えている。これは大型書店が増えているという証拠である。
さらに、図書館での貸し出しされている本の数やブックオフで購入される本の数は
増加傾向にあるのだ。
電子書籍でもそれなりに本を読んでいる人はいると仮定するのであれば、
昔に比べて今のほうが、読まれているページ数は増えているといっていい。

困っているのは、たんに出版業界ということだろう。
一般消費者は、むしろ本を選択しやすくなっており、読書する時間は
増えているのだろう。

ただこれが全世代共通のことかというとそれは
しっかりと把握しなければならない。

これは私の想定であるが、若い世代は本をむ時間は減っているのではないかと
見ている。
そのため、こういった本の選択にとって便利な時代を享受しているのは
中年以降の人たちが多いのではないかと思われる。

むしろ若い世代は本屋には雑誌の立ち読みに来ている人のほうが多いのではないだろうか。
というか、あまり見かけることはない。


ここで、どう若い人たちに本を手に取らすかということを論じるつもりはない。
むしろ述べたいのは、色々な業界でデジタル化に代表される自動化が進むことで
ある古い常識は息を引き取っていくかもしれないが、その環境に適応することで
様々な選択肢、つまりはより便利になっていく。

これは、例えば本を読みたいと思えば、それは色々な選択肢があり
どんどん読みやすい環境ができてきている。

ただ、これは本の世界に限った話ではないだろう。
どんどん環境はよくなってきていると思われる。


ようは本人が色々なことにチャレンジしたいという気持ち次第なのだ。
そういう気持ちをもち行動することの重要性だ。


過去のビジネスモデルに適応できない業界の一つの側面だけを見てるだけではダメである。
そしてそういうターニングポイントは新しいスタイルが産れる、はずである。
そんなときにチャレンジしてみるのもいいかもしれない。