現実と夢!!

今日は曇り

自転車の撤去

2009-11-21 22:41:02 | Weblog
自転車が撤去されたので取りに行った。
そこにはあきらかに定年のおじいさまが数えただけで12人もいた。
すごーい広い敷地に撤去された自転車が格納されているのだが
取りに来ている人は、その時間帯は私だけだった。
赤い紙で自転車を撤去しますよと赤いシールが貼ってあったので、
これはいつ張っていつ撤去したのか聞いてみると、
朝方はって昼には撤去したんだそうだ。
あいた口が閉まらない。

そのおじいさんは手続きの場所まで案内するまでが仕事。
他の人はぼーっとTV見たり将棋をしている。

無駄だ。再雇用で雇用に貢献していると行政は主張するのだろうが、
まったくもって、無駄を積み重ねた雇用だ。

行政は正当性を主張する。
自転車と歩行者の事故が多いので放置自転車を撤去するのは当然。
また行政としては駐輪場も増やしている。と。

確かに、駐輪場の数は増えているだろうが、例えば東京はどうなっているだろうか。
少し古いデータによると、だいたい年間90万台の自転車が撤去されている。
約半数が引き取りにきているので、撤去費用が2500円ぐらいだから
年間約10億の収入となる。ちょっとした中小企業レベルの収入になっている。

一番狙っている効果である放撤去台数は毎年全然減っていない。全くもって残念なことだ。
さらに約45万台の処分対象の大半は、廃棄物処理業者の仕事のために流れていき、
海外への譲渡は1万台程度ときている。
はっきりいって私がいった撤去自転車格納場所にある自転車の大半はまだまだ全然乗れる
ものが多いように見えたが。
そして極めつけは、この撤去関係の費用は年間約140億円かかっているのだそうだ。

毎年毎年140億円もかけて、同じことの繰り返しをして
全然効果がでていない。
やらないよりかはましというレベルでの対策だ。

再雇用にもつながり社会的な意義も高い?
アホなことを言っている。全く問題の根本的な解決になっていない。

10年もあれば1400億円にもなる。これは巨大公共事業レベルだ。
地下にどでかい駐輪場を作ることも可能だ。
防犯登録という制度があるのであるから、それを発展させて
車の免許制のようは仕組みを作ることも可能だ。

本来こういったことをして問題の根本解決にあたるべきだ。
雇用がどうのこうのというなら、
ただぼーっとして単純作業しかしていない人たちは、
町保全や、美化活動など別のことにリソースをさけば全くもって自治体や市民のためにもなるし
彼らもやる気がでるってもんだろう。

私が今住んでいる街の最寄り駅では、
駅のコンコースの自転車管理をしてる人たちと、駅横の駐輪場を管理している人たちは別の会社と来ている。
もう無駄にもほどがある。

自分の税金がこんなアホな理屈のために使わされていることは、本当に情けない。
もっと全体像を見て血税を最大限有効に使おうと考えて行動できる人たちはいないのだろうか。

ユース

2009-11-07 23:36:32 | Weblog
ITの世界ではクラウドコンピューティングが超注目を浴びている。
今の政権下でも行政のITシステムをクラウド化しようという動きもある。
本腰入れてこれをやってくれれば、行政のITゼネコン現象も多少ましになると思われる。
よく、公共工事の無駄ということは報道でも取りざたされているが、
実はこの行政のITシステムの無駄も無視できない問題である。

このクラウドは個人のPCレベルでもすでに布石はある。
というのもデータをオンライン上のデータベースに格納するというのは
やっている人はやっており、意外に便利である。
他にはメールでは送れないデータを送受信させる宅ファイル便などのようなサービスも
クラウドだ。

でもこのクラウドはやっとIT分野にも波及してきただけで
実はこの世の中のサービスはクラウドしているものがおおい。
電気、ガス、水道なんてのはその典型だ。

昔は、電気と言えばろうそくで、自分の家のなかで、自分で発電していたと言える。
しかし、今はどこぞの発電所で一極集中で発電したものを利用しているように時代がかわった。
これは水道も、ガスも一緒だ。

クラウドというのは自分で全部作らず、必要な分だけ利用し、その料金を払うというものだ。
こう考えれば賃貸なんてのも同じだと言える。

この必要な分だけ利用するという考えは実は今色々なところで見受けられる。
最近なぜかメディアが報道しているものでいえば、カーシェアリングがあるが、
これはレンタカーが若干形を変えたものにすぎない。

こうやって例をあげているが、実はあれもそうじゃないのというのは
皆さんも簡単におもいつくのではないだろうか。

レンタルというものは、ビデオでも服でもバックでもパソコンでもなんでもそうなのだが、
クラウドの考え方に通じるものもある。

最近は物に高いコストをかけて所有するという動きではなくなっているので
このクラウドに通じる考えはとても重要である。

今まで所有してきたものを、必要なときに必要な分を利用できるようにシフトできないかと
考えていくことは、これからとても重要になってくるのはまちがいない。

家具だってそうだ。
別にレンタルで多少高いものを利用できるならそれでもいいという人は今後増えるかもしれない。
だから大塚家具のような、わざわざ会員制までしてやや高級な商品を売っているような会社は
この考えの事業に力をいれていくのもありだと考えられる。
この会社の業績はよくないようであるから尚更だと個人的には思う。


また斬新だなっと思った例とし大和ハウスがある。
関西にも超高級住宅街というものがあるのだが、なかなか普通の人は住めるものではないし、歴史的に
持家がとても多い地区だ。
しかし、ここに賃貸のマンションや家を用意した。販売用じゃない。賃貸専用のものだ。
一回は、ちょっとでもいいから住んでみたという憧れを低賃金で叶えてあげましょうというものだ。
一生は住めない、購入はできないという人に、一時的な高級住宅地に住んでいるというステータスを
提供しようというものだ。これもクラウドの考えだと言える。
目のつけどころはよいようで、好調なようだ。


皆さんも是非、この考えで何か新しいことを考えて実現していって欲しい。