現実と夢!!

今日は曇り

特許数

2013-02-23 11:10:22 | Weblog
特許の出願数の一位はいわずもがな中国だ。約52万件である、
2位は50万件でアメリカ、3位は35万件で日本と続いている。
中国のおかげで、グローバル総数は200万件を超えた。

では、許可数はどうなのだろうか。
これは日本が1位で23万件、2位はアメリカで22万件
そして3位は中国で17万件と続く。


さて、これを見てどう思うだろうか。
もっと特許出願数を増やせと思うだろうか。
特許数を増やす取り組みは、IPS細胞のような発見が生まれる土壌が
生まれるというのは事実だろう。



最近の日本の大学も量が減ってきているから言い出した感も否めないが、
特許数は量より質だと言っているが、なかなか質を見極めるのは難しい。
そもそも質とは何かと定義したときに、
これからインパクトを与えうるもの、将来性があるもの、実用的なもの、だとしても
一体これを誰が見通すことができるのだろうか。
まったくの無駄から、光が生まれない、からと誰が言えるだろうか。
これは非常に難しい問題である。


研究の必要はこれはとても重要だ。
必要は発明の母だ、という言葉があるが、ビジネスにおいてこれは
どちらかといえば、発明というイメージより、改善というほうが
しっくりこよう。


というと、では発明は必要の母か?という見方があるかもしれない。
これはとても違和感を感じるかもしれないが、
ある意味重要な論点かもしれない。


これはなぜかというと、蒸気機関がそうであったように、
発明された蒸気機関システムを実用性の高いレベルに作り上げ
人が利用しやすいように導入・活用できたことで普及が爆発的に進んだように
発明をいかに実用性高いものに仕上げていくのかというスキルもまた
重要なのだ。


よく大学の技術と企業をつなげる場が開かれている。
中には効果がでているベンチャーもある。こういった活動もノウハウが必要なのだろうが、
こういったことができるスキルはこれからますます重要になってくるはずだ。


技術オリエンティッドの発想じゃないだろう、ユーザニーズオリエンティッドだろう
というのが常識かもしれないし、間違ってはいないだろう。
技術オリエンティッドのみというのは、さすがに最近の日本の電機メーカの製品という
感じになるだろう。
技術オリエンティッドを実用レベルに持っていくスキル。

繰り返しになるがこのスキルは重要だと思うのだが、
皆さんはいかが思うだろうか。

現金給与総額

2013-02-18 20:36:51 | Weblog
2012年の現金給与総額が発表された。
ニュースの記事を引用すればこういうことになる。
月平均給与は31万4236円(前年比0.6%減)となり、
統計が取れる1990年以降で最低を記録。
ピークだった97年の37万1670円から5万7000円、
15%減少している。
このデータはパートタイマー分も含まれるため、
1家庭平均の現金給与額とざっくり見てよい。
年収370万弱ということになる。
ただ、実態はパートをしている人は、夫の収入がある人が多いだろうから
世帯収入はもっと多い家庭が多い中、少なすぎる家庭も多いということだろう。


現金給与総額は増えているが、一人当たりが減っているのは、
給付対象者が増えているということになり、
現にパートタイマー者が増えている。
これは経済が拡大しているというよりも、給与の2極化が進み、大半の人たちが
給料が少なくなりすぎて、新しい収入源が必要なっていると
理解したほうが、マクロ的なことはしっくりこよう。




こういった数字は色々出ていて結局母数は何かがよくわからない。
サラリーマンの平均年収は440万円弱であるようだ。

しかしここには高額プレイヤーの役員や経営者の給料が含まれていない。
これにパートタイマーや非正規社員分を含めると、580万円程度になるようだ。
資本主義の特徴である一握りの金持ちたちの存在がここでも
はっきりと分かる。


現金給与総額のほうは、所謂会社からの支給の給与であり、
副収入といわれるものは含まれていない。
そのため、投資などの利益は含まれない。


そう見ると単に給与だけしか収入がないとなると
本当にここは先進国の日本かと思ってしまう。



おおむねの先進国は給与は上がっている。または2極化しているが、
ほとんどの給与セグメントで給与が下がり続けている先進国は
日本くらいのものである。
GDPの成長率も他国に比べて劣ることや、デフレなどが理由に考えられるが、
これで投資後進国となると、目もあてれない。


投資など金持ちがやることだというのではなく、
少しでも余裕の金を作り、投資に回していかないと、
会社におんぶにだっこだと、人生を余裕をもって楽しむことが
日本でできない、ということになる。
これはすごい違和感を感じる人は多いだろう。


しかし、現実なのだ。
これから日本は国債リスクも抱えている中で、
ますます投資の知識は求められよう。


あーもう給与が上がらないのか、ではなく、
現金給与総額が過去最低というのは、危機感を強く感じるニュースであると思う。

メガネ

2013-02-09 11:22:00 | Weblog
コンタクト使用者は1500万程度といわれ、
コンタクト市場規模は1600億で横ばいである。

メガネ市場は4000億程度で減少していたが最近は横ばいである。
単価は25000円程度であるから1600万人程度が購入している。
ただ実際は3年に一度変えると計算しても約5000万人がメガネ使用者だ。


コンタクトは金がかかる。ハードかソフトか使い捨てかどうか等で
コストは変わってくるようであるが、年1万円ではまず無理だ。
その点、メガネは年1万円もあれば、おつりが来る人が多いだろう。



Zoffなどに行けばいつでも人だかりのイメージがあるが、
こちらのメガネは高くても20000円程度で、
どちらかといえば、安いメガネを買っているのだろうから、
この単価は少し高いように思われる。


ただ市場を見てみるとZoffやJINSのような安売りのメガネ屋の売上は
市場の半分弱程度しかないので、
こういうところで買わないものが、ソコソコ高いのであろう。


これらの会社のおかげか、最近は機能的なメガネが増えている。
PC用メガネやドライブ用メガネ、ゴルフ用メガネ等々だ。
いままではメガネ1本を使いまわすという感じであったが、
生活のシーンでメガネを使いわける人が増えてきている。
そのおかげで、市場が最近は横ばいになっていると言える。


私は複数メガネを持つのは面倒くさいので、
一つのメガネで複数の機能が付いているレンズを利用している。


メガネも単に視力矯正だと思っている人は多いだろうが、
伊達メガネを含めて、ファッションのアイテムと捉えると、
途端に市場が未熟であることが浮き彫りになってくる。
普段はコンタクト、家でメガネという人は、あまり気にならないかもしれないが、
メガネ一本という人はそれを強く感じるだろう。


なぜなら本当にかっこいいメガネやかわいいメガネは
高いのだ。安くても3万円は当たり前で、ノートパソコンより高いメガネも多い。
そういうものを見た後で、安いメガネを見るとやはりチープだ。
市場の平均単価である25000円程度で、これは良い、というものは
ないのではないだろうか。


メガネをかける理由は様々だろう。
コンタクトは面倒だし高い、老眼で、視力の矯正で、ファッションでなど
様々あろうが、機能メガネで新しい市場を切り開いたとはいえ、
それもいずれ限界がくるような気がする。

であれば、次切り開くのは、お手ごろなファッションメガネだと私は思う。
コンタクトにしている人の理由は、見た目を気にして、という人も多いだろうから、
潜在ニーズは高いのではと思う。
現に私はまさにそのニーズがある。


皆さんはいかが思われるだろうか。

糖尿病

2013-02-02 10:28:13 | Weblog
糖尿病はいわずもがな成人病の一つだ。
患者は1000万人弱おり、予備軍ともなれば2000万人もいるといわれる。
最近は子どももその予備軍に入っているから恐ろしい。
さらに、別に太っていなくても、十分その可能性はあるようだ。


糖尿病と聞くと、合併症やインシュリン注射が思いつくが、
そういった人たちは患者の5%程度で
ほとんどの人は食事と運動制限という治療のようだ。
もっともこれは、規則正しい生活をしよう、と言い換えてもいいかもしれない。



ただ、いざ食事制限といっても色々な説がある。
糖分をとらなければよい!というものがある。脱炭水化物によるダイエット効果も
あるので一時期ブームになったようであるが、
これは期間限定という感じのようだ。
長年脱とはいわず低炭水化物の生活をするとむしろ死亡リスクが高まるようだ。
炭水化物を極端にとらない食事をイメージしてほしい。
米もパンもパスタも揚げ物もイモも・・とれないのだ。
エネルギーを補うために、他に色々食べ過ぎてしまいそうだ。



では、炭水化物をとればよいのかということになるが、
私個人的には、病状が深刻でないなら摂取すればよいと思う。
ここで重要なポイントがある。
糖尿は血糖値を急激に上げなければよいので、
食べる順番や食べる量、食べ物の組み合わせ、カロリーや糖質の高すぎないもの等の
食べる物の内容、食べるスピードといった複数の次元で食事をコントロールする。
また3食とり、夜食べ過ぎないなど、1日を通した別の次元のコントロールも重要だ。


つまりは、炭水化物や糖類の量と質のコントロールということになろう。


私は大丈夫と思っている人も、30歳を過ぎれば、規則正しい食生活に加えて
適度な運動もしていったほうがよいだろう。
糖尿予備軍にならない、といったこと以上の効果があろう。



いざ低炭水化物生活をしてみると見えてくることがある。
それは世の中は炭水化物と糖分であふれかえっているということだ。
ことさらコンビニの食べ物はそうだ。
この今や当たり前の世界からはじきだされるのは、それはもう辛いことだろう。
遺伝的要素を除けば、まさに生活習慣がもたらすものだ。
いいかげん、真面目に生活習慣と向き合わないといけないと思う
今日この頃である。