現実と夢!!

今日は曇り

ディズニーランド

2013-05-11 07:48:50 | Weblog
世界に数あるテーマパークで人がいっぱい来るところがどこかといえば
皆さんの予想通りディズニーランドだ。
実はシーとランドの合算にはなるが、日本のディズニーランドが一番多くの
入園者数を誇っている。
実に約2700万人だ。
その次にアメリカのディズニーランドで、その次がフランスのディズニーランドである。


今回はこのフランスのディズニーランドに少しふれたいと思う。
このフランスにあるディズニーランドは1600万人の入園数を誇っているが、
2000億を超える赤字になっている。
しかし、キャストと呼ばれるディズニーランドのスタッフがいわゆるフランスレベルの
質の低いサービスしかしない、というだけではないだろう。


一体、何が起きているのだろうか。


どうもその秘密は、ヨーロッパにはフランスにしかディズニーランドがないという
ところにあるようだ。
フランスは言わずと知れた世界一の観光国で7000万人近い観光客が、
毎年毎年文字通り押し寄せている。日本は羨ましい限りだろう。
ヨーロッパではそのフランスにしかないディズニーランドは
一言でいえば「傲慢」に成り果てているようなのだ。


それは強気の価格設定にある。
入場料は軽く一万円を超える。土産物やアトラクションの写真もすごい高いようだ。
ヨーロッパではここしかない、という点を前面に出しているかのような
価格設定だ。
赤字のせいもあってかリーマンショック以降スタッフの数を減らされているようで
これもスタッフのモチベーションを下げているのかもしれない。


強固なブランドイメージを持っていても、こんなことをしていては
さすがにあきれるだろう。なぜならディズニーランドに対する期待値は入園前には
とても高い、という人が多いからだ。
まさに、トップブランドに胡坐をかいている、いい事例ではないだろうか。


まあフランスにサービスレベルを求めちゃいかんよ、が許されないだろう。
それくらいディズニーのブランド価値は高いはずだ。


最近の日本では、いかにシェアNo1をとるか、ではなく
いかにダントツの分野をもつか、という問いに変わってきている会社が多いが、
フランスにあるディズニーランドのこういったマイナスの側面は
しっかりと他山の石にしなくてはいけないということを肝に銘じる必要はあろう。





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