ぼ~ざん工房
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まずはこちらから読んでください!
★「守られていること」を経験する重要性 その1
★「守られていること」を経験する重要性 その2:理解と表出


守らるていることを伝える時に境界が明確であることが重要になると私は考えています。

いくつかイメージをお伝えします。

●安全な自分のエリアと境界

誰からも邪魔されない、また何か侵入者が入ろうとしても、周囲が守ってくれるスペースがあることは重要です。そこにいれば安全であることを経験する。

その時に、境界があることが重要で、境界が曖昧だと何処にいれば安全かが不明確になります。


●みんなとすごすスペースと境界

みんなとすごくスペースは、何が起こるかわからない場所です。本人にとってはハードルは高い場所です。しかし、社会的な機会の場所です。

しかし、緊急事態があった場合は、コミュニケーションや支援者からの指示で避難できる場所です。

最初から参加しないという選択肢ではなく、本人にとって不安な状態、不利な状態、緊急事態の時に避難できる場所です。

それを経験することで、ハードル高いけど、大丈夫という自信がついてきます。

そのスペースがどこまでなのかも、安全じゃないことが起こる可能性のあるスペースの範囲の境界を明確にすることによって、緊急事態の時に何処から出れば大丈夫かということが明確になります。







講演用でつくったので画像もアップします。大盤振る舞い。


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【関連記事】

★境界の支援(自分の物と支援者の物)

★境界についての1つの考察

★「守られていること」を経験する重要性 その1

★「守られていること」を経験する重要性 その2:理解と表出




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★「守られていること」を経験する重要性 その1を まずご覧ください

●本人の特性に配慮する
 一人ひとりが情報のタイプ、量、処理するスピードに配慮することが大切です。本人が理解できない形で情報提供し、行動を期待することは、不安や威圧感、不信感をあたえます。
>>受容コミュニケーション/アセスメント
>>受容コミュニケーション/アセスメント その2

● 周囲で起こっていることが理解できる
 周囲で何か起こっていることを理解できないと人は不安になる。守られているとは感じません。周囲にで起こっていることを本人がわかる形で提示し、本人が自信もって行動できるように支援することが大切です。
>>受容コミュニケーション/CONTENTS

● 引っ張ったり、押したりしない
 本人が理解しないまま、引っ張ったり押したりする支援は本人にとって不安をあたえます。場合によっては、自己防衛としての動かなかったり、パニック、自傷、他害などの行為となって現れます。

 引っ張ったり、押したりしなくても、本人が理解できる情報(視覚支援)なしにプロンプトばかりで行動を作ろうとすることも、引っ張ったり、押したりで見せる行動面の障害を見せます。
>>構造化は引っ張らない支援!

●自分の気持ちをわかってもらえる
 私たちは彼らが見せる様々な行為から本人の行動の意味をしって支援につなげる必要があります。1つ1つの行動には意味があります。それを知り本人のニーズをつかみ支援をすることは、本人にとっても安心や安全、自分は守られたのだということを気づきます。

 そして、次のステップとして、本人の方から助けを求めるためのコミュニケーションの方法を持つことが大切です。行為などから察する方法は、本人も自分の気持ちを伝えたことをしりません、また一部の支援者しか気持ちを察することができません。

●今日のまとめです
本人がこの世の中で「自分は守られている」ということを知る支援の基本

*周囲で起こっていることを理解できる支援

*引っ張ったり、押したりしない支援

*自分の気持ちを伝える方法を持たせる
 (もしくは、周囲が本人の気持ちに気づく)


【参考になるその他の関連記事】
行動支援/行動支援の基本的視点


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