私は、強度行動障害をもってた多くの成人期の人たちを支援し、また世の中に不安や不満を持っている高機能の自閉症スペクトラムの方々を支援してきました。
いつも「皆さん、守られた経験が少ないのでは」と感じます。必死に適切ではない方法で自分を必死に守ろうとする様子も見られす。
私が、まず最初に行う彼らの支援は、本人が安心して活動できるように周囲の情報を彼らにわかる形で伝えることと、同時に彼らに何があっても安心ということを時間をかけて伝えます。
・パニックになっても物を破壊しても大丈夫、今までと変わらない生活が続く。
・周囲のメンバーがちょっかいをだすこともあるけど大丈夫、私たちが守ってやってり、安全な場所を教えてあげるから。
・新しい生活がはじまっても大丈夫、場所は変わっても今までと同じようにあなたにとって必要な情報は伝えるから。
そんなイメージで支援を続ける中で、激しい他害行為も少なくなり、自己防衛で動けなくなった方がスムーズに活動に取り組めるようになり、自信をなくした成人の方がジョブコーチと一緒に就労の場所を決めていくようになっていきました ※1
勘違いしないでいただきたいのは、「大丈夫よ大丈夫」と顔を見合わせたり、抱きしめるわけではない。そんなんで守られている安心感なんて伝わるわけがない。
では「守られていること」をどうやって伝えていくか。どんな支援が必要か、シリーズでお伝えします。
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※1:梅永先生の本の中に書いた事例がまさしくそんな感じです。
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