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奮闘記・58~35th横浜ロードレース

 2016年に年1回以上ジョギングやランニングをした推定人口は893万人で、ピークの2012年から100万人以上減ったとの調査が先日発表された。これは笹川スポーツ財団が2年に1度調査しているものだが、減少の原因はランニングブームで多くの人が気軽に始めたものの飽和状態になったのではないかと指摘している。
 年1回以上ジョギングやランニングをすると答えた20歳以上の割合は2006年の5.9%(606万人)から右肩上がりに2012年の9.7%(1,009万人)で最高となったが、昨年は8.6%に落ち込んだ。特に男性は60~70歳代が過去最高だった一方、20~50歳代は男女とも減少。地域別では小規模な都市や町村部の男性ほど走らない人が増えたという。大都市ほどランニングチームなど個人が参加し易い環境があるのではと分析している。
 また何らかのスポーツを週1回以上行った人の割合は56.1%で、2012年の59.1%から微減している。意外だったのは50歳代男性の30.3%、50歳代女性の37.3%の人が、1年間で全く運動をしなかったと答え、年代別で最も高かったという。
 さて今日は “第35回横浜ロードレース” の開催日。私は5年前から参加していて今回が5回目。残念ながら朝から雨でテンションが下がったが、せっかくエントリーしているので雨が上がることを祈りながら現地に向かった。コースは東横線綱島駅付近にある鶴見川沿いの樽町公園をスタート、ゴールとして、土手道を上流の新横浜大橋まで走って折り返す10キロ。結局レース中はずっと雨が降り続き、タイムは52分55秒で極めて平凡なものになった。1キロ毎のラップは、5'19",5'29",5'31",5'27",5'17,5'17",5'18",5'09",5'08",5'00"(1キロ当たりの平均は5'18")で、気持ちが乗らない前半だったが、後半で少し盛り返した。写真は新横浜大橋付近の桜並木。いつもなら花見の宴会をしているグループが多いが、今日は全くいなかった。
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エドヒガン・2~長寿

 バラ科サクラ属の「エドヒガン(江戸彼岸)」。開花はソメイヨシノよりも少し早く彼岸の頃から咲き始める。花はやや小さく萼筒の付け根が丸く膨らんでいるのが特徴。ソメイヨシノはこのエドヒガンとオオシマザクラが交配してできた雑種だが、エドヒガンを親とする種は、そのほかにヤブザクラ、アマギヨシノ、コヒガンなど多くある。ヤマザクラとともに非常に長寿であり、1000年以上の樹齢のものも各地に存在する。去年、出張で盛岡市を訪れることがあったが、その時に盛岡地方裁判所構内にある “石割桜” を見ることができた。これは樹齢360年ほどのエドヒガンで、江戸時代に南部藩主の家老の屋敷にあった巨石が落雷を受けて割れ目ができ、その透き間にエドヒガンの種子が入って育ったと伝えられている。
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ヤブザクラ・4~3倍体

 雑木林の中でマメザクラに似た下向きの花を付けている「ヤブザクラ(藪桜)」。エドヒガン(江戸彼岸)とマメザクラ(豆桜)との自然交雑種とされており、関東地方西南部、特に多摩丘陵に多く自生している。ヤブザクラの染色体はマメザクラから16本、エドヒガンから8本を引き継いだ24本で、3倍体のため果実は稔らない。ヤブザクラの萼片にはギザギザの鋸歯があり、マメザクラと区別できる。
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