タンジ日報

　韓国にタンジ日報というネット新聞があります。私はずいぶん前に、韓国の国定歴史教科書を批判したタンジ日報の記事を翻訳、紹介したことがあります。

日帝時代の検証～食料収奪①
日帝時代の検証～食料収奪②
日帝時代の検証～食料収奪③
日帝時代の検証～食料収奪④
日帝時代の検証～３・１運動①
日帝時代の検証～３・１運動②
タンジ日報－翻訳後記

　これは、「クルマ」という記者が、日本留学中に日本の歴史教科書を読み、それまで韓国で教えられてきた韓国の近現代史のおかしさに気づいて、日本の教科書の内容を紹介するという形で、国定教科書を批判した記事でした。

　日帝時代の日本の植民地経営において、韓国のためになった部分もあったという主張は「植民地近代化論」として異端視されている韓国で、韓国の常識にまっこうから逆らう内容でした。

　このようにタンジ日報は、韓国のタブーに挑戦する内容をしばしば記事にしています。

　このたび、７月２７日の記事に、韓国軍慰安婦をとりあげた記事が載りました。記者のペンネームは「あかいそら」。

　韓国軍慰安婦問題は、１９９６年にある博士課程の女子学生が研究を始め、２００２年に発表した論文で明るみに出されましたが、日本軍慰安婦の追及の支障になるという理由で闇に葬られ、今日に至っています。

　あかいそら氏は、この韓国最大のタブーをあらためて取り上げ、韓国の良識に訴えるため、この長大な記事を書きました。

　題して、

[社会]　韓国軍特殊慰安隊：韓国戦争（朝鮮戦争）の第5種補給品は「女」だった

　次号以下、拙訳で紹介します。（次の記事へ）