「来月、〇〇さんが久しぶりに上京するんですけど、高田馬場でミャンマー料理はどうですか」「いいね! でもその日は、ぼくは都合が悪いなあ」「それは残念。じゃ、店の下見に付き合っていただけませんか」 韓国つながりの友人からの誘いです。ミャンマー料理というのは、やや唐突感がありますが、私が10年ほど前にミャンマー料理にはまっていたことを知っていての提案のようです。 土曜日に高田馬場で待ち合わせました。 最 . . . 本文を読む
7月16日付の朝日新聞に、ミャンマーの日本語熱に関する記事がありました。 それによれば、7月2日にミャンマーで実施されたJLPT(日本語能力試験)に、推計10万人が応募したとのことです。 これは、昨年(2022年)12月の5万2132人の約2倍となる急増ぶり。 クーデター後のミャンマーでは、教育機関が混乱し、国内で大学卒業をあきらめた20歳前後の若者たちの間で、日本語を勉強して日本への留学・就職 . . . 本文を読む
2022年サッカーワールドカップのアジア2次予選で、日本代表はミャンマーを相手に10対0の大勝を収めました。日本は6連勝で、最終予選進出が決まりました。 ミャンマーとは、すでに2019年9月にアウェイで戦い、日本が2-0でミャンマーを下しています。そして第2戦は、10-0の大差。この点差が実力差を表しているかというと、そうともいえません。 ミャンマーは、今年の2月1日、クーデターによって軍部が実 . . . 本文を読む
神奈川に住む知り合いから、朝日新聞のアンサンスーチー女史関連の記事に、共通の知り合いのミャンマー人が取り上げられているという連絡がありました。 大阪では新聞をとっていないので、近所のコンビニで購入しましたが、大阪地方版には載っていませんでした。それで、ネットを検索すると、それと思われる記事がヒットしました。 アウンサンスーチー女史がミャンマーの軍に拘束され、自宅に軟禁されたことに対し、在日ミャン . . . 本文を読む
先生が修士論文を仕上げるために忙しかったので、ミャンマー語のレッスンはしばらくお休みでした。 やっと書き上げたということで、約2か月ぶりのレッスン。テキストの学習(ヤンゴン外国語大学の外国人向け教科書)はすでに終わっていたので、この日はこれまでに習った言い回しを使ってのフリートーキング。といっても、初級の表現しか知らないし、習った単語もあらかた忘れているので、途中から英会話になりました(先生は日 . . . 本文を読む
週末の帰省時、前のミャンマー語の先生の息子さんに会いました。 彼のお母さんは、3年間の日本留学で博士学位を得たあと、ミャンマーに帰国。彼女が就学ビザで滞日中に家族ビザで息子を呼び寄せました。息子は日本語学校に入学、就学ビザを取得して、今年で日本生活4年目に入ります。 その後、私が大阪に赴任し、彼に会うチャンスもなかなかありませんでしたが、フェイスブックでつながったのを契機に連絡したので . . . 本文を読む
私が習っているミャンマー語のレッスンで使っている教科書は、先生がミャンマーに行ったときに、ヤンゴン外国語大学で手に入れて来たものです。 ミャンマーに留学に来た外国人用の、ミャンマー語の初級文法書のようです。 留学生の母語がいろいろあるからでしょう、教科書には英語などによる解説はなく、オール・ミャンマー語。いわゆる「ダイレクトメソッド」(学習者の母語を介入させない外国語教授法)による授業のための教 . . . 本文を読む
久しぶりに大塚のミャンマーレストラン、シエルに行きました。 半年前に行ったとき、店を閉めるかもしれないと聞いていたので、心配していたのです(→リンク)。 行ってみると、嫌な予感が当たって、違う名前の店になっていました。でも、ミャンマーレストランのようなので、そのまま店に入ると… 店には若い女性が一人でいました。「ミンガラーバー(こんにちは)」「ミンガラーバー。このお店、変 . . . 本文を読む
前に、「日本人にとって易しい言語、難しい言語」というタイトルで、記事をアップしました(リンク)。 このときは、日本語、英語、韓国語の子音、母音、音節の数を比較し、日本語の音韻が他の言語に比べて貧弱であることを指摘しました。 今回、ミャンマー語についても考察してみました。 ミャンマー語の音節は、(頭子音+)(介子音+)母音(+末子音)で構成されます。 ウィキペディアによれば、ミャンマー語の頭子音( . . . 本文を読む
情報センター出版局から出ている「旅の指さし会話帳」シリーズの44にミャンマーがあります。 2003年に発行され、私が買ったのは2013年の第11刷。 旅行中に、本の中の単語やフレーズを指さして意思疎通を図るという実用書です。しかし、この本は実用書としてだけでなく、学習書としてもすぐれものです。 著者は浅井美衣さん。大学でミャンマー語を専攻し、就職してミャンマー駐在員、その後独立してミャンマー関係 . . . 本文を読む
白水社の『CDエクスプレス ビルマ語』が、2015年に『ニューエクスプレス ビルマ語』に生まれ変わったということを、前に書きました(→リンク)。 著者は同じ加藤昌彦さん。 「はじめに」を見ると、改訂に至ったいきさつが簡単に書かれています。 著者は2001年から『エクスプレス』を大学のビルマ語の授業に使ってきたそうです。『CDエクスプレス ビルマ語』は2004年の発行ですから、ここでいう . . . 本文を読む
ミャンマー料理屋のご主人から、相談を持ちかけられました。「うちの娘にミャンマー語を教えたいんですけど、どうしたらいいですか」 このご主人、日本に来て20年以上で、今は美容師とレストランを掛け持ちしています。ミャンマー人の奥さんとの間に、つい最近(去年の12月)、初めてのお子さんが生まれたばかりです。「今、日本にいるミャンマー人で、子どもがいる家庭も多いけれど、みんな日本の学校に通うから、ミャンマ . . . 本文を読む
チェコ語を専門とする言語学者、故千野栄一氏は、1986年に出した『外国語上達法』(岩波新書)の中で、「よい語学書」について、次のようなことを書いています。 よい学習書とは、-学習者の暗記の負担を考慮して、新しい単語、新しい文法項目が、少しずつ提出されていること。次から次へと新しいことがでてきて学習者を絶望させないこと。-語彙が精選されていること。基本単語がほぼ網羅され、特殊な単語が多すぎないこと . . . 本文を読む
私がミャンマー語の学習を始めた2013年、書店に並んでいる初学者用のミャンマー語教材は少なかった。最初に買った本は、次の3冊です。 浅井美衣著『旅の指さし会話帳44ミャンマー』(情報センター出版局、2003) チェリー・マーラー・トゥィン著『はじめてのミャンマー語』(明日香出版社、2004) 同著『ミャンマー語が面白いほど身につく本』(KADOKAWA/中経出版、2012) このほかに、高価で大 . . . 本文を読む
ミャンマー語は、独自の文字を持つ言語です。 角張った感じのハングルとは対照的に、丸っこい文字が特徴的。視力検査用の記号を思わせます(リンク)。 私がミャンマー語の勉強を始めたのは3年ほど前ですが、ある程度勉強が進むと、自分なりに単語リストなどをエクセルで作ってみたくなる。 しかし、ミャンマー文字のパソコン入力は、なかなか手強かった。ミャンマーは長らく鎖国政策をとっていて、世界の情報化の流れからも . . . 本文を読む