写真:ソウル高裁での公判を終えた朴裕河世宗大名誉教授(韓国日報)
2024年4月12日 韓国日報(リンク、韓国語)
『帝国の慰安婦』朴裕河、破棄差戻審で無罪
大法院(最高裁)「無罪趣旨」破棄差し戻しの結果
朴裕河「政治的に利用されないことを願う」
著書『帝国の慰安婦』で日本軍慰安婦被害者の名誉を毀損した容疑で裁判にかけられた朴裕河(パク・ユハ)世宗大名誉教授が、破棄差し戻し審で無罪を宣告された。
ソウル高裁刑事8部(部長キム・ジェホ)は、名誉毀損で起訴された朴教授の破棄差し戻し審で、12日、無罪を宣告した。裁判所は「破棄差し戻し判決の覊束力(判決を取り消せない効力)により、差し戻し前の当審で有罪と認めた表現は、学問的主張ないし意見表明として評価するのが妥当だ」とし、「名誉毀損罪で処罰するほどの「事実の摘示」と見なしがたい」と説明 した。
朴教授は2013年に出版した『帝国の慰安婦』で、イ・オクソン・ハルモニら慰安婦被害者9人の名誉を毀損した嫌疑で2015年11月に起訴された。検察は書籍の中の35の表現を問題にした。その中には「1996年時点で慰安婦とは根本的に売春の枠内にあった女性たちであることが知られていた」とか、「彼らが戦犯たちのいる所に行くことになった理由は日本軍と共に行動し戦争を遂行した者たちだったからだ」という記述があった。
一審は、「朴教授が被害者の社会的評価を侵害する事実を摘示しなかっただけでなく、故意性も認めにくい」として無罪を宣告した。しかし二審は朴教授が35か所のうち11か所の表現を通じて暗示的であれ「慰安婦は自発的に日本軍に協力した売春業従事女性たち」という虚偽の事実を摘示、名誉を毀損したと見て、罰金1,000万ウォンを宣告した。
昨年10月、大法院(最高裁)は、判断を覆し、事件をソウル高裁に差し戻した。二審が有罪と認めた表現は、学問的主張や意見の表明として評価するのが妥当であるという趣旨だった。
朴教授はこの日、宣告直後、取材陣に「今日の裁判をきっかけに(私を批判した)方々の誤解が解ければよいし、これ以上私の裁判が政治的に利用されないことを願う」、「関連の民事訴訟の二審がすぐにでも始まるはずだが、まったく進んでいないので、一日も早く結論を出してくださるようお願いする」と述べた。
2024年4月12日 韓国日報(リンク、韓国語)
『帝国の慰安婦』朴裕河、破棄差戻審で無罪
大法院(最高裁)「無罪趣旨」破棄差し戻しの結果
朴裕河「政治的に利用されないことを願う」
著書『帝国の慰安婦』で日本軍慰安婦被害者の名誉を毀損した容疑で裁判にかけられた朴裕河(パク・ユハ)世宗大名誉教授が、破棄差し戻し審で無罪を宣告された。
ソウル高裁刑事8部(部長キム・ジェホ)は、名誉毀損で起訴された朴教授の破棄差し戻し審で、12日、無罪を宣告した。裁判所は「破棄差し戻し判決の覊束力(判決を取り消せない効力)により、差し戻し前の当審で有罪と認めた表現は、学問的主張ないし意見表明として評価するのが妥当だ」とし、「名誉毀損罪で処罰するほどの「事実の摘示」と見なしがたい」と説明 した。
朴教授は2013年に出版した『帝国の慰安婦』で、イ・オクソン・ハルモニら慰安婦被害者9人の名誉を毀損した嫌疑で2015年11月に起訴された。検察は書籍の中の35の表現を問題にした。その中には「1996年時点で慰安婦とは根本的に売春の枠内にあった女性たちであることが知られていた」とか、「彼らが戦犯たちのいる所に行くことになった理由は日本軍と共に行動し戦争を遂行した者たちだったからだ」という記述があった。
一審は、「朴教授が被害者の社会的評価を侵害する事実を摘示しなかっただけでなく、故意性も認めにくい」として無罪を宣告した。しかし二審は朴教授が35か所のうち11か所の表現を通じて暗示的であれ「慰安婦は自発的に日本軍に協力した売春業従事女性たち」という虚偽の事実を摘示、名誉を毀損したと見て、罰金1,000万ウォンを宣告した。
昨年10月、大法院(最高裁)は、判断を覆し、事件をソウル高裁に差し戻した。二審が有罪と認めた表現は、学問的主張や意見の表明として評価するのが妥当であるという趣旨だった。
朴教授はこの日、宣告直後、取材陣に「今日の裁判をきっかけに(私を批判した)方々の誤解が解ければよいし、これ以上私の裁判が政治的に利用されないことを願う」、「関連の民事訴訟の二審がすぐにでも始まるはずだが、まったく進んでいないので、一日も早く結論を出してくださるようお願いする」と述べた。
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