いつも大阪への出張は、新幹線の自由席を利用します。 特別な時期(年末年始、お盆休み)を除いて、自由席に座れないことはないし、時間を気にしなくてすむからです。 往きは、東京駅発。自由席の中でいちばん空いていた1号車に乗りました。 帰りの新大阪発は、出発間際で指定席の6号車付近に飛び乗りました。 大阪万博のせいか、インバウンドの外国人が多いのか、けっこう込み合っています。 自由席に向かって車内を歩い . . . 本文を読む
写真:カオマンガイ 出張二日目は、会社の送別会。7月1日異動の社員がいるのです。「飲み放題コース」だったので、「たくさん飲まないと損」という貧乏根性から、日本を何回もお代わりしました。 終わった後、別の店にも行きたかったのですが、前日の深酒もひびいて頭が痛い。そのままホテルに直帰しました。 最終日は5時まで働いて、帰京の前に大阪の知り合いを誘ってタイ料理に。 本当は小鉄という焼き鳥屋さんに行きたか . . . 本文を読む
2015年から21年まで、6年ほど住んでいた新大阪には、たくさんの「なじみの店」がありました。 東京に帰任以後、大阪出張のたびにそんな店を巡ります。 コロナ禍で閉店した店、なんとか乗り切った店、逆に潤った店…。 今回、大阪に着いたのは夜の8時過ぎ。ホテルにチェックインをすませ、夜の街に出ると、偶然、会社の女性に出くわしました。別の店で飲んでいて、阪急の駅に向かう途中だったそう。「も . . . 本文を読む
NHKのBS、ドジャースの試合で、大谷翔平の打席を観ていたときのこと、アナウンサーが「きわどい球でしたが、スイングをかけていきました」と言いました。(スイングをかける?) あまり聞きなれない表現だな、と思いました。 要するにスイングをする、バットを振るということですが。「スイングをかけた」結果は、ファール。「スイングをかける」は、「見逃してもよい球を振りにいく(が、ヒットやホームランにはならない . . . 本文を読む
気象庁が関東地方の梅雨入りを宣言した数日後、行きつけのカフェでワイン会が催されました。 3月の第一回は「イタリアワイン」、二回目の今回は「フランスワイン」。花冷えのワイン会 リカーショップに勤める主催者のHさん選りすぐりのフランスワイン、7種が用意されていました。 参加者は限定10人。前回に引き続き参加したのは、私以外に、お酒好きの若いご夫婦。それ以外は、今回初参加でした。 各テーブルにバゲット . . . 本文を読む
図表:日刊スポーツより 朝ドラ「あんぱん」は太平洋戦争末期。主人公の柳井嵩は中国大陸で餓死寸前。のぶは7月の高地空襲で逃げ惑う。そして8月15日の敗戦… 嵩が中国に出征するとき、八木上等兵に問うた。「自分はなんとしてでも生きて帰りたいです。教えて下さい。自分のような者が生き残るにはどうしたら…」「弱いものが戦場で生き残るには…卑怯者になることだ。仲間が殺ら . . . 本文を読む
写真:全羅北道の獒樹(オス)にある義犬の像 フランダースの犬について書きながら、韓国駐在中に聞いた、韓国の義犬の話を思い出しました。調べてみると、韓国のサイトにその話が紹介されていましたので、拙訳で紹介します。 昔、全羅道の南原に一人の老人が住んでいました。 老人には妻子がなく、一匹の犬を家族のようにかわいがっていました。犬は「針が行くところに糸が行く」ように、主人について回りました。 春のある日 . . . 本文を読む
写真:『フランダースの犬』(世界文化社、1966年。古本屋サイトより) 東野圭吾は『あの頃ぼくらはアホでした』という自伝的エッセイの中で、自分が子どもの頃、読書が嫌いだったと書いています。 我が母親の頭には、「本を読む子は賢い子」という定義が出来上がっていたらしく、なんとか息子にも本を読ませようとした。その第一弾が忘れもしない、『フランダースの犬』だった。 母親がうるさいので、いやいや読みだしたわ . . . 本文を読む
写真:日本テレビより アニメ「それいけ! アンパンマン」は、4歳になる孫たちのお気に入り。 私の家に遊びに来たときは、録画してあるものをよく観ます。 なので、主題歌も何度となく聴きました。 でも、歌詞についてあまり注目していませんでした。 作詞は、原作者のやなせたかし。今やっている朝ドラ「あんぱん」のモデルですね。 テレビでやっている主題歌は、原曲の2番なんだそうです。なにがきみの しあわせなにを . . . 本文を読む
床屋のご主人は大の巨人ファン。私「最近、巨人はどうですか?」 私はMLB観戦が中心で、日本のプロ野球はあまり見ません。床屋のご主人「あんまりですね。岡本がケガで、坂本も丸も調子悪いし」私「長嶋さんが亡くなりましたね」 ご主人は昭和25年生まれということですから、長嶋の現役時代をよく知っているはず。主「ああ、そうですね。でも、昔はあまり野球、観なかったんですよ」私「へえ」主「遊んでばかりいて、家に . . . 本文を読む
写真:BBCより 韓国では、尹錫悦大統領の罷免を受けて、大統領選挙が行われ、野党ともに民主党の李在明(イ・ジェミョン)が当選しました。 投票率は79.4%。 得票率は、野党の李在明49.42%、与党の金文洙(キム・ムンス)41.15%、保守系の李俊錫(イ・ジュンソク)8.34%、進歩系の権英国(クォン・ヨングク)0.98%。 李在明と金文洙の差は大きかったものの、李在明は過半数を獲得することはでき . . . 本文を読む
写真:ウィキペディアより 朝ドラ「あんぱん」と並行して、昼の時間帯に2016年に放映された「とと姉ちゃん」が再放送されています。「とと姉ちゃん」の主人公、小橋常子(こはしつねこ)は、戦後、花山伊佐次(はなやまいさじ)とともに、雑誌『あなたの暮し』を創刊します。 モデルとなったのは、『暮しの手帖』を創刊した大橋鎭子(おおはししずこ)と花森安治(はなもりやすじ)。 今、ドラマではまだ常子と花山伊佐次が . . . 本文を読む
朝ドラ「あんぱん」は、『アンパンマン』の作者、やなせたかし(ドラマでは柳井嵩)を主人公にしたお話。 時代は太平洋戦争期に入りました。 東京で藝術大学を卒業し、製薬会社に就職した嵩(たかし)にも、ついに赤紙が来ました。親友の辛島健太郎が一足先に出征したとき、嵩は「僕は戦争が大っ嫌いだ」と言って健太郎を抱きしめました。 一方、幼馴染の若松のぶは、「愛国の鑑」として母校の尋常小学校の教壇に立ち、子ども . . . 本文を読む
写真:天覧試合でサヨナラホームランを放った長嶋茂雄 日本野球界のスーパースター、ミスター・ジャイアンツこと、長嶋茂雄さんが亡くなりました。 ご冥福をお祈りします。 長嶋選手がデビューしたのが、1958年。私はまだ生まれていませんでした。 物心がついて、テレビで巨人戦を見るようになったのが小学校1年生のとき。 日曜日には近所の原っぱで草野球をして、夜は父や兄といっしょに巨人戦をテレビ観戦しました。 . . . 本文を読む
以前、東野圭吾の『宿命』(1990年発表、講談社文庫1993年)という作品を紹介したことがあります。「脳移植手術」に関する作品です。 それに続く作品が、『変身』(1993年講談社、94年同文庫)。 脳移植手術のあとに、人格が変わっていくという恐ろしい作品。『分身』(1993年集英社、96年同文庫)は、クローン人間に関する作品です。「クローン」で思い出すのは、韓国初のノーベル賞(科学)が期待された . . . 本文を読む