
義母が退院した帰り道、親戚まわりをしました。
義母は四姉妹の二番目。
島根のしきたりでは、子どもが女だけでも、長女が「本家」、次女が「分家」として婿をとることになっているそう。次女の義母も、自分の父の姓を名乗って、婿をとりました。
今回の入院では本家の甥御さんに世話になったということで、お礼かたがた同じ安来市に住む本家に行きました。お姉さんは90歳を越えたあたりから認知症が進行し、家族の見分けもつかないことがあるんだそうです。
義母のことはわかりましたが、姪(私の妻)はわかったのかわからないのか。64歳の妻に向かって「ずいぶん大きくなったわね」などと言っていました。
本家の次は、松江に住む三女(義母の妹)を訪ねました。
家は松江市の中心部。県庁や松江城のすぐそばの一等地にあります。
この叔母さんは「石破家」に嫁ぎました。今をときめく石破茂首相の親戚筋。叔母さんによれば、「自分のところが本家で、石破首相は分家」なんだそうです。
叔父さんは肝臓がんを患って、数年前に他界。
生前は骨董品の蒐集を趣味にしていて、財産の相当部分をつぎこんだらしい。そのコレクションについては以前書いたことがあります。
骨董品
叔父さんが亡くなった後、骨董品の処理が面倒くさいらしく、そのまま残っているということで、その一部を見せてもらいました。冒頭写真はその一部。
「そういえばあなた、昔の教科書がほしいとか言ってなかったっけ?」
「ああ、はい。まだあるんですか?」
「あるわよ。好きなだけ持って行って」
教科書というのは、明治時代末期から昭和初期にかけての尋常小学校の教科書。
「じゃ、もらっていこうかな」
古い箪笥の中に、以前見たのと同じ状態で保管されていました。
「漢文」や「唱歌(音楽)」の教科書もありましたが、「国語」「算術」「修身」の教科書をいただきました。

「どうせなら全部持って行ってくれるといいのに」
「いや、ちょっと多すぎるので…」
この内容については、あらためて紹介しようと思います。
妻は、上等な着物や帯をもらって、喜んでいました。
夜、ニュースを見ていると、アメリカを訪問してトランプに会ってきたという赤澤亮正経済再生大臣が映し出されました。

赤澤氏は石破首相の腹心で、私の中学・高校の同級生。大学も同じです。
現在、衆議院連続7期連続当選ながら、これまで重要閣僚になったことはなく、石破政権でようやく陽の目を見ました。がんばってほしいものです。
末は博士か大臣か
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