床屋のご主人は大の巨人ファン。私「最近、巨人はどうですか?」 私はMLB観戦が中心で、日本のプロ野球はあまり見ません。床屋のご主人「あんまりですね。岡本がケガで、坂本も丸も調子悪いし」私「長嶋さんが亡くなりましたね」 ご主人は昭和25年生まれということですから、長嶋の現役時代をよく知っているはず。主「ああ、そうですね。でも、昔はあまり野球、観なかったんですよ」私「へえ」主「遊んでばかりいて、家に . . . 本文を読む
二部のオープニングはバッハでした。「主よ、人の望みの喜びや幸よ」 これは、私にとって思い出深い曲です。 私の両親の知り合いで家族ぐるみで付き合っていた家がありました。お姉さんと弟は、私たち兄弟と歳が近く、一年に数回、交流していました。 弟のほうは、中学から慶応の付属中高に通っていました。慶応大学への進学が決まっていた高校三年生の3月、友人と卒業旅行に行く予定だったそうです。 それまで、ときどき盲 . . . 本文を読む
日曜日の午後、知り合いに、室内楽のコンサートに誘われました。 知り合いのピアノの先生が自宅で主催するミニコンサート。 桐朋音大の同窓生によるピアノトリオ(ピアノ:長治昴志、バイオリン:岩橋裕子、チェロ:清水唯史)です。 ご自宅の庭にはたくさんのバラ植えられ、今ちょうど見頃を迎えていました。お客さんたちはコンサートの前にバラ園を散策。コーヒー、紅茶、ワインに手作りケーキが振る舞われました。 会場の . . . 本文を読む
写真:明治記念館正面入り口 ひと月ほど前、甥(兄の息子)の結婚式がありました。 場所は明治記念館。 明治神宮の結婚式場です。 明治記念館の建物は、もともと明治天皇の赤坂御所の別殿。明治時代に、ここで「大日本帝国憲法・皇室典範」の草案審議の御前会議が行われたんだそうです。その後、憲法制定の功績で明治天皇から伊藤博文に下賜され、大井の伊藤邸内に移築。さらに伊藤の死後、明治神宮外苑に再移築され、「憲法記 . . . 本文を読む
三女の夫のD(フィリピン人)が、地元の消防団に入団しました。 もともとフィリピンで消防士にあこがれていたんだそうです。「日本語できなくても大丈夫なの?」「あんまり大丈夫じゃないです。このまえ訓練で大きなミスをして団長に叱られました」 もちろん正式な消防士ではなく、なかばボランティアみたいなものなので、実際の消火活動はしないんでしょう。でも、定期的に訓練があって消防車のホースの畳み方なんかを指導さ . . . 本文を読む
GWに長女が遊びに来た時、自宅にある食器がほしいといって、納戸から新聞紙に包んで保管してあった食器を取り出していました。「こんなのが出てきたよ」 長女が持ってきたのは、皿を包んでいた紙。それは新聞紙ではなく、一面に漢字が記された和紙でした。「同じものが何枚も」「知らなかった。伯母ちゃんが書いたんだね」 私の伯母が写経(般若心経)をしていたものらしい。 最後に日付と署名があります。 平成16年、1 . . . 本文を読む
写真:ドジャース金慧成選手(聯合ニュース) GW最後の5月6日、NHK・BSでやっているMLBドジャース対マーリンズをテレビ観戦しました。 ドジャースの先発オーダーに、キム・ヘソンという韓国選手がいました。今季、メジャー初の先発出場ということです。 知らなかったので、ちょっと調べてみると… キム・ヘソンは、ハングルで김혜성、漢字で金慧成。1999年生まれの26歳。 高校卒業後、201 . . . 本文を読む
写真:日本語教科書の大ベストセラー『みんなの日本語』 少し前からボランティアで日本語を教えている国際交流協会で、年度替わりに、日本語教師初心者のための「教え方講座」がありました。 講師は本職の日本語教師。日本語教科書のベストセラー『みんなの日本語』を使った教え方の解説でした。 聞きにきていたのは10人ほど。 最初に参加者が自己紹介をしました。 海外生活が長く、語学力を生かして日本語を教えたいとか、 . . . 本文を読む
芝居好きの知り合いから誘われて、中目黒で観劇しました。 演劇集団プラチナネクストという劇団の、15周年記念公演だということです。 この劇団は、文学座が2009年に開設した、40歳以上対象の俳優養成コースの卒業生によって構成された劇団です。 団員の一人は、もと高校の国語教師で、私の知り合い(元数学教師)とは教師時代、演劇部の顧問時代から旧知の仲だそうです。 場所は中目黒にあるキンケロ・シアター。キ . . . 本文を読む
朝ドラ「あんぱん」を見ていて、急にあんぱんが食べたくなりました。 あんぱんを発明したのは「木村屋」。ドラマの中では、主人公の柳井嵩が東京・銀座で食べたあんぱんが「美村屋」のあんぱん。「木村屋」がモデルなんでしょう。 池袋で飲み会があった日の昼、銀座の木村屋に行きました。 銀座に行くのは約10か月ぶり。銀座の二つのライオン 有楽町線銀座1丁目駅から地上に出ると、4丁目の交差点までは徒歩5分ほど。 . . . 本文を読む
少し前に満開になった桜は、その後の風雨の影響もあり、早くも散り始めています。 この儚(はかな)さこそ、昔から日本人がサクラを愛でる理由の一つでした。 鎌倉時代の吉田兼好は『徒然草』の中でサクラに託した無常観を述べていますし、江戸時代の本居宣長も「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」と詠み、大和心(=大和魂)の象徴をサクラに見ていました。 明治時代には新渡戸稲造が「武士道」をサクラにたとえまし . . . 本文を読む
写真:興津要編『古典落語(上)』(講談社文庫、1972年) このところ、2~3か月に一度のペースで飲み会をしている職場の元先輩と、国分寺で飲みました。これで3回連続国分寺です。駅のそばに、隠れ家的な和食の店がたくさんあるからです。国分寺「祝い家」のお通しと刺し盛 この先輩は、昨年6月に退職した後、ラグビー日本代表を追いかけて全国を回ったり、日本酒の利き酒イベントに通ったり、趣味にエネルギーを費やし . . . 本文を読む
写真:東京新聞より 関東で二日連続の雪が降った日、古い友人と新宿で飲む約束をしていました。 約1年前、別の旧友と飲む約束をしていたのに、雪のために流れたことが頭をよぎり、いやな予感がしていましたが、朝、雪はみぞれに変わり、気温も上がったため、予定通り決行できました。大雪で飲み会キャンセル この日会った旧友というのは、四半世紀ほど前、ネットの「掲示板」で知り合い、その後、ソウルに観光で来た時、何回か . . . 本文を読む
写真:劇場で配られたマスクとマスクケース 土曜日、映画を観ました。 音楽家、角野隼斗のドキュメンタリー映画です。 少し前、テレビで角野隼斗のドキュメンタリー(情熱大陸)をやっていて、妻がファンになったようなのです。 3週間ほど前に劇場版「孤独のグルメ」を見たばかり。同じ映画館です。 券売機でチケットを買おうとして戸惑っていると、係の人がやってきました。「お困りですか」「あの…、私たち . . . 本文を読む
四女の娘(私の孫)の誕生日に、今がシーズンのいちご狩りに行きました。三女の母子もいっしょで、総勢7人。 時間制限は30分で、大人は2400円、3歳以上が1300円。四女の娘は2歳になったばかりなので、無料でした。 もとがとれるかどうかはわかりません。ただ、2人の子どもはとても楽しんでいました。 三女の娘は前に一度行ったことがありますが、四女の娘はもちろん生まれて初めての経験。お父さん(スウェーデ . . . 本文を読む