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タクシーで光化門前のロータリーを通ると,やけに見晴らしがいい。 そのはずです。光化門の移転工事が始まって以来,工事現場を取り囲んでいた高い遮蔽物がなくなっていて,世宗大路から何にも遮られずに景福宮が見える。 ところで,そもそもこの移転工事,なんのためにしているんだろう。 日帝時代,王宮であった景福宮の敷地内にギリシャ神殿風の壮大な総督府を建てるのに邪魔になった光化門を,日本当局が取り壊そうとした . . . 本文を読む
たまに出張に来ると,何を食べるか迷います。 連れの出張者や,食事につきあってくれる人の意向もあるので,いつも思いのままに決めるわけにはいかないものの,たいてい私がいちばん詳しいので,選択を一任される場合が多い。 今回は,連れの日本人の強い要望もあり,またそれが私の希望でもあり,そろそろ蟹のシーズン(11月から3月)に入るということもありで,ノリャンジンに行くことにしました。 件の出張者,韓国出張 . . . 本文を読む
今回の出張,帰路は朝9時20分の飛行機でした。 どうせ日曜日だからもっと遅い便にして,前夜,朝まで飲もうかと思っていたのですが,あいにく早い便しかとれなかった。6時台のリムジンに乗らなければいけないので,「飲み」は夜11時ごろには切り上げました。 次の日は朝5時半に起きて例の使いにくいシャワーを浴び,6時ごろ,朝食をとろうと食堂に行くと,営業は6時半からだという。(使えねーなあ) しかたなくホテ . . . 本文を読む
これまで出張者が常宿としていたのが,市庁のコリアナホテル。会社から近くてとても便利なので,ほかの選択肢をあまり考えずに使っていたのですが,料金が高い。 それで,最近は経費節減のためにほかのホテルを当たっています。 前回の出張は,明洞のイビスアンバサダー。 2年ほど前にできたホテルで,既存のアンバサダーグループのソフィテル,ノボテルより安めの設定。コリアナホテルの17万に比べてずいぶん安く,11万 . . . 本文を読む
私が韓国とかかわり始めた90年代初め,韓国で大型の国語辞典が相次いで発刊されました。89年に大規模な正書法の改訂があり,それが契機になったようです。 一つは,「ハングル学会」が編纂した「ウリマルクンサジョン」(わが言葉の大辞典)。全4巻,フルカラーの辞典でした。 ハングル学会の前身は,朝鮮語学会。朝鮮時代末のハングル学者,周時経の弟子たちが起こしたもので,日帝時代に独自の韓国語辞典の編纂に着手し . . . 本文を読む
私が韓国に赴任したとき,かつての総督府(その後の大統領府)の壮大な大理石の建物は,国立民族博物館として使われていました。ところが,ときの大統領金泳三は,「歴史の建て直し」を唱え,日帝残滓の象徴たるこの建物の取り壊しを決定。博物館の移転先さえ決まらないうちに,取り壊してしまいました。 その後,龍山家族公園内の敷地に新しく国立民族博物館を建設することが決まり,オープンしたのが5年ぐらい前でしょうか。 . . . 本文を読む
「犬にごはんをあげる」と言って,祖母に叱られた話を前に書きました。私が小学生のころだから,昭和40年代前半のこと。 辞書制作者の見坊豪紀は,自らが編集主幹を務める「三省堂国語辞典」に採録する言葉を集めるため,50年間,毎日欠かさず「ワードハンティング」を続けた人ですが,その人の本(『ことばの海をゆく』1976朝日選書)に次のような「資料」があった。「ここに「ママ」がいる。「教育ママ」でもいい。「教 . . . 本文を読む
韓国から帰って来て,耳慣れない日本語は,料理の名前ばかりではありません。 擬態語もそう。「サクサク」と言えば,私の語感では,リッツのようなクラッカー類(この言葉も最近聞かないなあ)を食べるときや,霜柱を踏むときの音などを描写するときの擬音語。 ところが,最近は「仕事がサクサク進む」なんていう表現をよく耳にします。 どうも,「リズム感をもって着実に」,というような意味の擬態語のようです。「ザックリ . . . 本文を読む
この10年で,新しい食材も増えましたね。 あのキノコのお化けみたいなやつ,エリンギでしたっけ。 メロという魚は,韓国の回転寿司で初めて食べました。脂がのっていておいしかった。照り焼きにすると銀だらそっくり。魚に詳しい人に聞くと,銀むつだそうです。最近は,日本でも「メロ」の名で売られているようですね。 ある日のこと,「タトウガイってどう?」(??? またしても最近出回り始めた僕の知らない食材か?) . . . 本文を読む
今回は,本当に食べるタンの話です。安心してお読みください。 韓国は,仏教が国教としての地位を追われて久しいため,日本のような肉食に対するタブーはありませんでした。そのため,肉料理の種類が豊富で,肉食文化も発達しています。 肉だけでなく,骨,内臓,さらには血まで利用しつくします。肉屋にいけば,スープ用の巨大な骨が売っているし,血を利用したスンデも人気メニューの一つ。 ところが,その韓国で不思議なこ . . . 本文を読む
タン塩の記事と思って読もうとしている方は,読まないほうがいいかもしれません。今回はちょっと汚い話です。 韓国に住んでいたときは,あまりに日常的な風景だったので気にならなかったのに,帰任後,出張で韓国に行くようになって,気になりだしたことがあります。 その一つが痰。 韓国の男性は,よく痰を吐きます。といっても,あたりかまわず吐くわけじゃない。特定の場所で集中的に吐きます。たぶん,女性の方々はあまり . . . 本文を読む
日本に帰任して,毎日,昼御飯は外食しますが,ときどき目新しいメニューに遭遇します。 たとえば「づけ丼」。これ,昔からありましたっけ? 私の記憶にはない。鉄火丼なら知っていたけれど…。調べてみると,づけ丼はまぐろが醤油漬けになっている。また鉄火丼は下が酢飯で,づけ丼は普通のご飯であるところが違うらしい。 そば屋のメニュー,「ねばねばそば」というのも初耳。納豆,オクラ,大和芋のネバネバ3兄弟が薬味に . . . 本文を読む
現代コリア研究所の機関誌,『現代コリア』が廃刊されるそうです。現代コリア:財政難で廃刊へめぐみさん拉致初めて伝える 朝鮮半島情勢などを扱っている雑誌「現代コリア」(年間10回発行)が、財政難などを理由に廃刊することになった。半世紀近く在日韓国・朝鮮人の人権などを含めて朝鮮問題研究をリードし、横田めぐみさんの拉致を初めて伝えた雑誌だ。編集発行人の佐藤勝巳さん(78)は「拉致問題を通じ朝鮮問題が知ら . . . 本文を読む
慶州での三日間は,三食とも研修センターの食堂で給食形式だったため,残念ながら食の楽しみは味わえませんでした。 ソウルに移動した日の夜は,連れのタイ人の中に牛肉がだめな人がいたので,豚肉にしました。以前ご紹介した,カンジャンケジャンも出る店。サムギョプサルとテジカルビそれぞれ3人前に,「シクサ」はカンジャンケジャン定食(8000ウォン)を二つ頼んで分け合いました。十分に食べて飲んで,6人で7万5千 . . . 本文を読む