111101 漢字の逆輸出111103 新宿西口の今昔111105 音節数111107 聞き取りにくさ111109 マクチャンドラマ111111 ハングル専用政策111113 野球観戦111115 ハングル専用の理由111117 五十歳酒111119 「日本書紀成立の真実」111121 韓国つながり111123 朝鮮語抹殺政策111125 なでしこJAPANの知名度111127 缶コーヒー1111 . . . 本文を読む
「日本書紀」関係の本(→リンク)を読んでいたとき、ふとソシュールを思い出しました。 森博達教授によれば、日本書紀は続守言と薩弘恪という二人の中国人、そして山田史御方という日本人によって書かれ、それを、やはり日本人の三宅臣藤麻呂が潤色、加筆したということです。 森教授は、音韻論、文体論など言語学の手法を駆使して、書紀本文を腑分けし、編修過程を推定しています。 一方、ソシュールの『一般言語 . . . 本文を読む
スペインからの出張者が、会社のビル内にある自販機を興味深げに見ています。 特に珍しいのが缶コーヒー。スペインには缶コーヒーがないそうです。 私はスペインに3回行きましたが、缶コーヒーを買おうとしたことがなかったので、あったかなかったか記憶にない。コーヒーを飲むときはたいていレストランでカフェオレを飲みました。 また、スペインでコーヒーといえば温かいものであって、アイスコーヒーというものもないとの . . . 本文を読む
スペインから4人の出張者が来ています。 そのうち二人は、日本が初めて。来る前には、「放射能は大丈夫か」と相当心配していました。 着いた次の日の早朝、4時半、いきなり地震の洗礼がありました。東北地方を震源とする震度4の地震で、東京地方も揺れたので、また不安になったようでした。 といっても、スペインでも南部ではときどき地震に見舞われることがあるそうですから、地震自体はそんなに珍しいことではないのでし . . . 本文を読む
韓国にはハングルの日という日があります。10月9日です。ハングル専用政策を押し進めた朴正煕大統領が1970年にハングルの日を休日にしたことがあるそうですが、私が韓国にいたときは休日ではありませんでした。 ハングルの日の前後の新聞には、きまってハングルと民族主義を結びつける記事が出ます。今年の中央日報は、日帝時代の「朝鮮語抹殺政策」についての記事を載せました。(→①、②) 「韓日併合後に . . . 本文を読む
ここのところしばらく韓国出張がなく、韓国のチングたちに会いたいなあと思っていたところへ、当ブログのコメンテイターで韓国在住20年のK氏から一時帰国するとの連絡をいただきました。さっそく飲む約束をしました。 前回の一時帰国のときもいっしょに飲むはずでした。それが3月11日。そう、震災の日です。あの激しい揺れが収まった頃、「さすがに今日は中止だよね」というメールが届いたのがラッキー。なにしろあのとき . . . 本文を読む
中央公論新社より『日本書紀成立の真実-書き換えの主導者は誰か』が出た。 1999年に同じ出版社から出た『日本書紀の謎を解く-述作者は誰か』が、日本書紀の述作者を特定し、学界に衝撃をもたらしてから12年、前著で提唱した書紀成立区分論は学界に定着し、それを傍証する研究が次々に生まれる中、著者自身も研究を深め、新著ではさらに踏み込んで編纂主導者の特定まで行っている。「日本書紀成立の真実」は森である。な . . . 本文を読む
先週の金曜日、久しぶりに新大久保で韓国料理を食べました。 いつも行く庶民的サムギョプサルの店ではなく、珍しく高級店で、韓国料理のフルコースに酒「飲み放題」。 ビールに始まって、チャミスル、マッコッリ、百歳酒。 前にご紹介したことがあると思いますが、五十歳酒というのもある。これは、チャミスルと百歳酒を薬罐の中で混ぜたもの。チャミスルを生で飲むよりアルコール度数が薄まると同時に、百歳酒の甘さ、薬臭さ . . . 本文を読む
以前、当ブログで韓国における非識字率(文盲率)について書いたことがあります。(→リンク) それによれば、1929~34年 ハングル非識字率 90%1945年 非識字率:77.8%1966年 非識字率:8.9%1970年 非識字率:7.0%2008年 非文解率:1.7% 1948年に李承晩大統領が最初の「ハングル専用法」を公布したときの、主たる目的は、文盲撲滅にあったと思われます。難しい . . . 本文を読む
土曜日に野球を観戦してきました。 いえいえ、福岡に行ったわけじゃありません。神宮球場です。 中央大学OBの兄に誘われて、東都大学野球一部二部入れ替え戦、中央対拓大を見てきたのです。「入れ替え戦は盛り上がるんだよ」 4年ほど前、中大が二部から一部に上がるときに観戦した経験のある兄が言います。 中大は、現巨人、今期の新人王が有力視されている澤村を擁していたときは優勝を争っていましたが、澤村の卒業後、 . . . 本文を読む
コメンテイターの方から、「韓国では日本のように漢字とかなの併用をせず、どうしてハングルのみになったのか」という質問をいただきました。 韓国における国語教育や文字政策の歴史については、森田芳夫さんの『韓国における国語・国史教育―朝鮮王朝期・日本統治期・解放後』という大著を見るのがよいのですが、あいにく韓国に置いてきてしまったので、今参照することができません。 ネットで利用できる「韓国民族文化大百科 . . . 本文を読む
韓国から出張者が来て、夜食事をしたので、ちょっと前にDVDで見た「妻の誘惑」を話題にしてみました。「犬鍋さん、あんなの見たんですか」「ええ。見なかったんですか?」「いえ、もちろん見ましたけど」 夜7時という、比較的早い時間に始まるので、それを見るために残業せずに早く帰る人が多かったとか。女性だけでなく、男性も見ていたようですね。なにしろ視聴率40%という怪物ドラマですから。「ああいうのを、マクチ . . . 本文を読む
以前、コメンテイターの方に教えていただいたTIMEの記事(→リンク)によれば、実験の結果、単位音節当たりの情報量(ベトナム語を1とした場合の指数)は、中国語 0.94英語 0.91スペイン語 0.63日本語 0.49で、日本語が最も低い。 前回、中央日報の社説で調べた値は英語 700音節中国語 720音節韓国語 750音節日本語 1200音節でしたから、傾向としては概ね合致しています。 . . . 本文を読む
中央日報の社説には、日本語訳、英訳、中国語訳がついている。11月4日社説について、韓国語、日本語、中国語、英語の音節数を調べてみました。日本語版は以下の通り。 【社説】うらやましい中国の宇宙ドッキング成功きのう明け方、中国はもうひとつの新紀元を達成した。中国西部陝西省と甘粛省の343キロメートル上空で無人宇宙船「神舟8号」と宇宙ステーション「天宮1号」のドッキング実験に成功したのだ。宇宙 . . . 本文を読む
私は大学卒業後、最初の勤務場所が新宿西口でした。6年ほど勤めて、転職した後は、新宿西口と縁が切れ、ほとんど行かなくなりました。 先日の高校の同窓会が京王プラザホテルだったので、30分ほど早く行って、昔飲み歩いたあたりはどう変わっているんだろうと、少しぶらぶらしてみました。 さすがに20年ぶりだと様変わりしていますね。 西口には、ヨドバシカメラ、さくらや、カメラの土井などが並んでいたけれども、今残 . . . 本文を読む