中央日報の韓国語版に出ましたが、日本語版のほうには出ないようなので、拙訳で紹介します。中央日報2017年2月24日(リンク)[ナム・ジョンホの直撃インタビュー]学者たちを密室に閉じ込めれば、彼らの間で権力化が起こる『帝国の慰安婦』、一審で無罪になった朴裕河教授 世の中には、それまでの定説に真っ向から挑戦し、激しい論争を呼んだ本が少なくない。進化論を説いたチャールズ・ダーウィンの『種の起源』、地動 . . . 本文を読む
金正男殺害事件は、いろいろな情報が飛び交っていますが、いくつかの報道を総合すると、北朝鮮のシナリオをこんな感じだったのではないでしょうか。-ベトナムの女性とインドネシアの女性のそれぞれに、猛毒の化学兵器、VXガスの材料になる薬品を持たせ、金正男の顔に塗り付けさせた。-金正男の顔の上で二つの薬品が混ざり、VXガスが生成された。-薬品は、即死せずに1時間ぐらいあとに効果がでるような微妙な配合になって . . . 本文を読む
朴裕河教授の勝訴のあと、インタビュー記事(リンク)を掲載していた京郷新聞に、裁判に関する記事がでました。 相当に悪意のある記事です。この記事がどれほど悪質かは、判決文を読んでからでないとわからないかもしれません。 まずは判決文(要約版)をお読みください(リンク)。 全文も日本語で読めますが、55ページに渡る長大な文なので、暇な方限定です(リンク)。京郷新聞2017年2月13日(リンク)【記者コラ . . . 本文を読む
最近、「つながる」という言葉をよく耳にします。「ラインでつながる」とか「フェイスブックでつながる」とか。 新語の収録に積極的な「三省堂国語辞典」にも、こうした用例は出ていないので、かなり新しい使い方かもしれません。実は、ながらく途切れていた音信が、最近つながったという経験をしました。 世宗大学の朴教授のフェスブックを見ていたら、ある韓国人の名前に目がとまりました。(でも、韓国人は同姓同名が多いか . . . 本文を読む
北朝鮮の金正男が暗殺されたという一報に接したのは、新大阪の飲み屋でした。「金正男が殺されたらしいよ。これって大事件じゃないの?」 妻からのラインです。 早速スマホで検索してみました。KBSがニュースを伝えたけれども真偽不明という段階。「今、金正男が殺されたっていうニュースが流れてますよ」 カウンター席にいた客に話しかけました。「キム・ジョンウンですか? それは大変だ」「いえ、ジョンウンじゃなくて . . . 本文を読む
「日本大使館の前でデモしてる人、高校生が多いんだって」 普段、慰安婦問題について特に関心を見せていない妻が、珍しくこんなことをラインで送ってきました。「昨日、Kさんがそう言ってた」 Kさんというのは、韓国人と結婚し、韓国に住んでいる友人。ソウル駐在中に娘が通っていた日本人学校の関係で知り合いました。妻は、韓国から戻って10年以上になりますが、今でも定期的に当時の知り合いと飲み会をしています。「どう . . . 本文を読む
朝鮮戦争時、韓国軍にも「慰安婦」がいたということを、このブログで紹介したことがあります。 2002年2月23日に、金貴玉(慶南大客員教授)が、京都で開かれた第5回「東アジアの平和と人権の国際シンポジウム」で「韓国戦争と女性:軍慰安婦と軍慰安所を中心に」という論文を発表したことがきっかけとなって、韓国のオーマイニュースと日本の朝日新聞が論文の内容を伝えました。朝日新聞「朝鮮戦争時、韓国軍に慰安婦制 . . . 本文を読む
「帝国の慰安婦裁判」の一審判決が出る少し前に、もう一つの「慰安婦裁判」の判決が下されていました。 それは、2014年6月に提訴された、基地村米軍慰安婦損害賠償請求訴訟の一審判決です。 1月20日、ソウル中央地方裁判所は、国に対し、「120人の原告のうち57人に、500万ウォンを支払え」という判決を下しました。 この判決については、ハンギョレ新聞が伝えています(リンク)。 以下、この裁判 . . . 本文を読む
1月の最終週に、次女が結婚式を挙げました。 その夜、大阪の行きつけの飲み屋で、隣にいた顔見知りの常連さんとその話をしました。「今日、娘の結婚式だったんですよ」「そうですか! 東京でですか?」「いえ、モルディブで」「えっ? じゃあ出なかったんですか、結婚式」「ええ」 実は、娘は昨年の春に入籍し、もう一緒に住んでいるですが、事情があって結婚式も新婚旅行もおあずけになっていました。このたびやっと新婚旅 . . . 本文を読む
こんな記事を見つけました。メディアウォッチという雑誌(?)です。メディアウォッチがどのような媒体か、よく知らないのですが、メジャーなメディアではなさそうです。1月31日、メディアウォッチ(リンク)法廷から広場へ…学問の自律性、自治を守った朴裕河無罪判決文に「注目」裁判所、検察が問題視した『帝国の慰安婦』中の表現35か所、すべて「名誉毀損ではない」イ・ウフイ記者 大手メディア、政界、 . . . 本文を読む