
地図:ソ連とナチスによるポーランド分割
ロシア語レッスンの冒頭の会話。
「そちらの天気はいかがですか」
「雨が降っています。少しすずしいです」
「そうですか。韓国も雨です」
(韓国!)
そういえば、エリザヴェータ先生は、その前の週に韓国に引っ越したのでした。
先生は今年の3月に大阪大学の大学院を卒業し、いったんご主人の故郷である韓国でしばらく暮らしてから、夫婦でロシアに帰国するとのこと。
続いて、近況報告では、バーでポーランド人に会ったことを話しました。
「私がロシア語で、『ダスヴィダーニャ(さようなら)』というと、『私はポーランド人なのでロシア語は話せない』と言いました」
「何歳ぐらいの人ですか?」
「60歳以上かな? 日本に30年住んでいるそうです」
「きっとロシアのことが嫌いなんでしょう」
先生によれば、その年代のポーランド人は、学校でロシア語を習っているので、ロシア語ができるはず。でも、ポーランド人はロシアが嫌いな人が多いので、できるけどしゃべりたくないのでしょう、とのこと。
高校生の時、世界史で「第〇次ポーランド分割」というのを習いました。ポーランドはロシアとドイツ(プロイセン)によって、何度も国土と分割されたのですね。
ポーランド人がロシアを嫌うのは、韓国人が日本を嫌うのと、同じような理由からなのかもしれません。
なお、エリザヴェータ先生とは、昨今のウクライナ問題も含め、政治的、歴史的な話は避けるようにしています。
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