
島根に住む義母(妻の母)が転倒して緊急入院した、という連絡があったのが、日曜日の午後。
「それは大変!」
早速、翌日の飛行機を二人分予約しました。
実は、88歳になる義母は、昨年11月、腰椎の圧迫骨折で4か月近く入院しました。退院したのが2週間ほど前のこと。歩行器を使いながらバスで歯医者に行ったとき、降車口で足を踏み外し、地面に顔から落ちたんだとか。
顔が血だらけになり、通行人が救急車を呼んでくれて救急病院に搬送されたそうです。
昨年、入院したとき、今後は島根に行き来することが増えるかもしれないと思い、ANA(全日空)の「介護割引」に登録したところでした。
要介護の認定書と戸籍謄本などをANAに送ると、通常料金より40%ぐらい安くチケットが買えます。
羽田空港から妻といっしょに米子に向かったのが月曜日の昼頃。義母が住む島根県安来市は、島根県の出雲空港よりも鳥取県の米子空港のほうが近いのです。
これまで、埼玉から島根県への往復は車が多かったので、私は米子空港を使うのが久しぶり。一方、妻は、私が韓国に駐在していたころから、単身もしくは子ども連れでこの空港をよく利用していました。
米子空港は「米子鬼太郎空港」という愛称があります。鳥取県境港市出身の水木しげるの妖怪漫画『ゲゲゲの鬼太郎』にちなんだものです。
事前に予約してあったレンタカーで、空港からほど近い「労災病院」へ直行。
義母は、顔面と口内に裂傷があり、傷口縫合の手術を受けていました。腕や膝にも擦り傷が。ただ、脳や足腰のレントゲン検査では骨折などの異常はなかった。不幸中の幸いです。
口内を怪我して満足にものが食べられないので、最初は点滴、その後もおかゆなどの流動食を摂っている。薬は痛み止めだけだそうです。本人はすぐにでも退院したがっていましたが、食事のこともあり、4日間入院することに。
日曜日に入院して、水曜日に退院。
退院時、治療費の請求書を見ると2万6千円ほど。
「意外に安いね」と妻。
「手術して入院したのにね」
ところが義母は、
「あら高い!」
と言っていました。
というのは、2週間前、4か月の入院費を含めた請求が6万円台だったそうな。
「4か月入院して6万円?」
安すぎると思うのですが、今の医療費制度、医療保険制度はよくわかりません。
いずれにしても、おおごとにならなくて本当によかったです。
帰りの米子鬼太郎空港。
あちこちに妖怪のキャラクターが配され、お土産物屋さんにもキャラクター商品がいっぱいならんでいました。
妻は自分の友だちのために山陰の銘菓を買っていました。私は、最近絵を描いたり字を書いたりし始めた孫たちに妖怪のイラスト入り雑記帳、自分用にはゲゲゲの鬼太郎をあしらった日本酒をお土産に買いました。

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