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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ロシア料理

2021-03-06 23:03:45 | 食べる
 ロシア語の授業で、ロシアの食べ物について習ったので、急にロシア料理が食べたくなりました。

 大阪にはロシア料理屋があまり多くなく、駅前第4ビルにある一軒に、ときどきランチを食べに行った程度でした。

 検索してみると、東京は大阪に比べれば多いようです。

 ある日の夕方、東京の春日にある小さなロシア料理屋を訪ねていきました。

 ネットで検索して「営業中」であることを確認していたのですが、店に着いてみると、1階の店のシャッターが半分下りている。そして、店の前にある看板には「完全予約制」の文字が。

 ホームページにある番号に電話してみました。

「あの、夜は予約しないとダメなんですか」

「はい、そうしていただいています」

「実は、今、店の前まで来てるんですが」

「何人ですか?」

「1人です」

「…。できるものは限られますが、どんなもの注文しますか」

「ピロシキとか、ビールとか…」

「じゃ、ちょっと待っていてください。今開けますから」


 やがて、中から年配のマスターが出てきて、シャッターを完全に上げてくれました。

「最近、お客さんが少ないから、予約のある日だけ開けているんですよ」

 マスターが一人でやっているお店のようです。

「じゃあ、とりあえず生ビールをお願いします」

 メニューには、ディナーコースがいくつかありましたが、単品で鰊(ニシン)の酢漬けとピロシキ、それにウォッカを頼みました。

 しばらくすると、やはり予約をしないで来た二人組が来ました。

 マスターは、最初は不愛想でしたが、お客さんが増えて機嫌がよくなってきました。

 鰊の酢漬けは、ロシアらしいと言えばロシアらしいのですが、あまり暖房の効いていない店内で食べるにはちょっとホーラドゥナ(寒い)。

 ピロシキは、ひき肉入りで、以前、別の店で食べたものと似ていました。

 ロシア語のテキストには、ピロシキの餡(中身)はいろいろ変わり種があると書かれていましたが、この店は一種類のようでした。

 緊急事態宣言下なので、8時に閉店。

 コロナが落ち着いたら、何人かで来て、今度は温かいメニューを注文しようと思います。
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