朝鮮日報に、こんな記事がありました。
【コラム】反中の象徴・独立門の前で反日万歳を叫んだ文大統領(リンク1、2、3)
数百年にわたる中国の束縛から独立した記念として建てられた独立門で、反日イベントを繰り広げる大統領
これは、今から3年前、すなわち2018年の三・一節記念式典での文在寅大統領の行動に関する記事です。
この日は、文在寅が大統領になって初めての三・一節で、前大統領の朴槿恵氏がいつも世宗文化会館で行っていた記念式典を、西大門刑務所跡地で挙行しました。
西大門刑務所は、日本の植民地支配時代、また解放後も長らく、主に政治犯を収容していた刑務所で、韓国の「ジャンヌ・ダルク」と呼ばれる柳寛順(ユ・ガンスン)が、16歳の若さで3・1独立運動の先頭に立ち、拷問の末、体を16分割されて殺されたという都市伝説のある場所です(リンク。実際にはスペイン風邪で死んだという説もあり)。
そして、今年(2021年)の記念辞とは違い、日本を直接的に非難する演説を行いました。たとえば、
「独島は日本の韓半島侵奪の過程で、最も先に強制占領された、私たち固有の領土だ。今、日本がそれを否定するのは、帝国主義の侵略に対する反省を拒否するのと同じだ」
「慰安婦問題で、加害者の日本政府が「終わった」と言ってはならない。戦時の反人倫的な人権犯罪行為は「終わった」という言葉で蓋をしてよいものではない」
「日本は人類普遍の良心で、歴史の真実と正義を直視しなければならない」
など。
そして、文大統領は、演説の後、出席者らと共に近くの独立門へと行進。そして、一行は独立門の前に立ち、一緒に万歳を三唱したということです。
ところで、この独立門というのは、日本からの独立とは関係なく、実は朝鮮時代に中国の属国であった朝鮮が、日清戦争での日本の勝利によって、中国からの独立を勝ち取ったことを記念して建てられたものなのです。
三一節という、日本からの独立運動を記念する式典で、日本のおかげで中国から独立できたことを記念するモニュメントの前で万歳をするというのは、非常に滑稽なことです。
文大統領が、独立門の由来を知らずに、勘違いの行動をとったのか、それを承知のうえで、「歴史の隠蔽・捏造」を完成するために、こんなことをしたのか。
独立門の由来が、現代の韓国人から忘れられつつあることについては、ちょうど9年前に、当ブログで取り上げたことがあります。
歴史歪曲(2012年2月29日)
独立門(2012年3月2日)
また、日清戦争後の下関条約について、韓国の歴史教科書などで隠蔽が行われていることについても書いたことがあります。
習近平の問題発言(2017年4月22日)
この記事で紹介している韓国の新聞記事も、朝鮮日報でした。最初に紹介したのも朝鮮日報で、執筆者は主筆の楊相勲(ヤン・サンフン)。2017年の記事のリンクは切れていますが、同じ人が書いた可能性があります。
韓国では、日帝時代に起こったことについて、数々の誇張、捏造、隠蔽が行われてきました。
竹島(独島)問題、慰安婦問題、徴用工問題(軍艦島)、土地収奪、創氏改名…。
「独立門」が、日本からの独立を記念するモニュメントだ、というのも、文大統領による、新しい歴史の捏造の一つかもしれません。
【コラム】反中の象徴・独立門の前で反日万歳を叫んだ文大統領(リンク1、2、3)
数百年にわたる中国の束縛から独立した記念として建てられた独立門で、反日イベントを繰り広げる大統領
これは、今から3年前、すなわち2018年の三・一節記念式典での文在寅大統領の行動に関する記事です。
この日は、文在寅が大統領になって初めての三・一節で、前大統領の朴槿恵氏がいつも世宗文化会館で行っていた記念式典を、西大門刑務所跡地で挙行しました。
西大門刑務所は、日本の植民地支配時代、また解放後も長らく、主に政治犯を収容していた刑務所で、韓国の「ジャンヌ・ダルク」と呼ばれる柳寛順(ユ・ガンスン)が、16歳の若さで3・1独立運動の先頭に立ち、拷問の末、体を16分割されて殺されたという都市伝説のある場所です(リンク。実際にはスペイン風邪で死んだという説もあり)。
そして、今年(2021年)の記念辞とは違い、日本を直接的に非難する演説を行いました。たとえば、
「独島は日本の韓半島侵奪の過程で、最も先に強制占領された、私たち固有の領土だ。今、日本がそれを否定するのは、帝国主義の侵略に対する反省を拒否するのと同じだ」
「慰安婦問題で、加害者の日本政府が「終わった」と言ってはならない。戦時の反人倫的な人権犯罪行為は「終わった」という言葉で蓋をしてよいものではない」
「日本は人類普遍の良心で、歴史の真実と正義を直視しなければならない」
など。
そして、文大統領は、演説の後、出席者らと共に近くの独立門へと行進。そして、一行は独立門の前に立ち、一緒に万歳を三唱したということです。
ところで、この独立門というのは、日本からの独立とは関係なく、実は朝鮮時代に中国の属国であった朝鮮が、日清戦争での日本の勝利によって、中国からの独立を勝ち取ったことを記念して建てられたものなのです。
三一節という、日本からの独立運動を記念する式典で、日本のおかげで中国から独立できたことを記念するモニュメントの前で万歳をするというのは、非常に滑稽なことです。
文大統領が、独立門の由来を知らずに、勘違いの行動をとったのか、それを承知のうえで、「歴史の隠蔽・捏造」を完成するために、こんなことをしたのか。
独立門の由来が、現代の韓国人から忘れられつつあることについては、ちょうど9年前に、当ブログで取り上げたことがあります。
歴史歪曲(2012年2月29日)
独立門(2012年3月2日)
また、日清戦争後の下関条約について、韓国の歴史教科書などで隠蔽が行われていることについても書いたことがあります。
習近平の問題発言(2017年4月22日)
この記事で紹介している韓国の新聞記事も、朝鮮日報でした。最初に紹介したのも朝鮮日報で、執筆者は主筆の楊相勲(ヤン・サンフン)。2017年の記事のリンクは切れていますが、同じ人が書いた可能性があります。
韓国では、日帝時代に起こったことについて、数々の誇張、捏造、隠蔽が行われてきました。
竹島(独島)問題、慰安婦問題、徴用工問題(軍艦島)、土地収奪、創氏改名…。
「独立門」が、日本からの独立を記念するモニュメントだ、というのも、文大統領による、新しい歴史の捏造の一つかもしれません。